清水エスパルス ・・・ B+ (12段階)→ 2018年の開幕前は「降格候補の1つ」に挙げられながら8位と躍進した清水は日本代表のFW北川航を筆頭に若手の多いチームである。MF金子翔やDF松原后などにはさらなる成長が期待できる。2019年は上位進出を目指すシーズンになるが現時点での動きはあまり多くない。同じようなメンバー構成で新シーズンを戦う可能性が高まっているが右SBのDFエウシーニョ(川崎F)の加入が確実になった。
右SBというのはゴトビ監督時代からチームのアキレス腱になっている。2018年はDF立田をコンバートして起用するなど右SBを固定できないシーズンが多かったが2年連続でJ1のベストイレブンに選ばれている「J1屈指の右SB」を獲得できたら弱点だったポジションは一気にストロングポイントになる。とてつもなく大きな戦力になるだろう。DF松原后のいる左サイドに攻撃が偏りがちだった点も解消されるだろう。
DFエウシーニョの加入を見越した動きだと思われるがDFフレイレ(→湘南)は退団。今シーズンは右SBでプレーする機会が多かった五輪代表のDF立田が本来のポジションであるCBのレギュラーとしてプレーする可能性が高まった。当然、CBのポジションで経験を積まないといけない選手なので「主力として活躍したDFフレイレとの契約を更新せずにDF立田の可能性に賭ける。」というのは先を見据えたいい選択と言える。
その一方で10番を背負ったMF白崎(→鹿島)が抜けることになった。FW大前に続いての10番の流出になるが高卒で清水に加入して伸び悩んだ時期を経てようやく主力に育った選手なのでショックは大きい。ただ、今シーズンは低調。戦力的にはそこまで大きなマイナスにならないだろう。とは言っても、アタッカー系の選手の層が薄くなっているので、今後、このポジションの選手の補強のニュースは流れるだろう。
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