浦和レッズ vs 川崎フロンターレ
→ 17勝7敗7分けで勝ち点「58」の浦和レッズ(2位)と、15勝10敗6分けで勝ち点「51」の川崎フロンターレ(6位)の上位対決は、前半12分にCKから川崎FのDFジェシが決めてアウェーの川崎Fが先制に成功する。勝ち点「1」差で首位の横浜FMを追う浦和は後半12分に攻撃参加したDF槙野が決めて1対1の同点に追い付くが、直後に川崎Fがオーバーラップした左SBのDF登里のクロスが相手のオウンゴールを誘って2対1と勝ち越しに成功する。
その後、川崎Fがカウンターから何度か3点目のチャンスを迎えるが決められず。引き分けでは苦しくなる浦和はMF梅崎とMF山田直を投入するが、後半46分に川崎FのFW大久保が3点目を決めて万事休す。得点ランキングの首位を独走するFW大久保は今シーズン25ゴール目となって、初のJ1得点王にまた一歩前進した。結局、試合は3対1でアウェーの川崎Fが勝利した。川崎Fはこれで2連勝となったが、首位の横浜FMが勝利したため、優勝の可能性は消滅した。
川崎Fは優勝の可能性はなくなったが、2位の浦和、3位の広島が敗れたため、ACL圏内のチームとの差が縮まって、ACLの出場権獲得のチャンスが出てきた。浦和との差が「4」、広島との差が「3」となったが、33節は最下位の大分との対戦なので、アウェーとはいえ、確実に勝ち点「3」の欲しい試合である。そして、最後は、ホームの等々力競技場で横浜FMと対戦する。横浜FMは次節にも優勝の可能性はあるが、最終節までもつれると面白いことになるだろう。
川崎Fはいい形でセットプレーから先制ゴールを奪ったが、その後は、浦和のプレスの網に引っ掛かるケースが多くて、自分たちのリズムではなかったが、後半は盛り返した。同点に追いつかれた直後にオウンゴールで勝ち越すことができたのは大きかったが、オウンゴールとは言っても、真後ろにはFW大久保が詰めていたので、DF槙野には他の選択肢はなかった。記録はオウンゴールだったが、綺麗に崩しきったゴールだったと言える。
得点王に向けて突っ走るFW大久保はこれで25ゴールとなった。2006年にFWマグノ・アウベス(G大阪)とFWワシントン(浦和)が26ゴールで得点王に輝いているが、「25ゴール以上」というのはそれ以来となる。この試合はかなりチャンスシーンはあったが、なかなか決められなかった。「not his day」かと思われたが、最後の最後にネットを揺らした。31試合で25ゴールというのは、近年にはなかった超・ハイペースである。
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◆ まとめ #648 浦和 vs 川崎F、磐田 vs 横浜FM (2013/11/27)
→ 11月23日(土)に行われたJ1の第32節の中から、浦和 vs 川崎F、磐田 vs 横浜FMの2試合をピックアップしました。「J2降格」が確定した17位の磐田と対戦した横浜FMはセットプレーからDF中澤が決めて1対0で勝利しました。2位の浦和、3位の広島、4位の鹿島が揃って敗れたため、次節にも優勝が決まるシチュエーションになりました。
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