◆ 2試合を終えて・・・アギーレジャパンになって最初の親善試合になるベネズエラ戦を横浜で、ウルグアイ戦はテレビで観戦しました。今回4-3-3システムを採用していますが、ポジション別に思うところを書いてみました。私自身のサッカー経験も踏まえて書いているので偏った意見もあるかと思いますが、よろしければご覧下さい。
1 アンカーについてCBの立場からするとアンカーを配置してくれるとディフェンスの前で防波堤になってくれるので非常に助かる。CBは相手FWのマーク・ラインコントロール・飛び出してくるMFをケアなどを行う必要があるが、アンカーは中央に位置し飛び出してくるMFのケアを代わりに担当することとなる。また攻撃時はディフェンスラインの中央に下がり3バック気味となり、両サイドバックを前方に押し上げる。しかし実際の試合では、守備時にアンカーがDFラインに吸収されてしまうケースが見られた。
2 CBについて守備に関しては基本的なミスが多かったのでコメントが難しい。攻撃はザックジャパンと比較して、CB(又はアンカー)がビルドアップの中長距離のパスを前線に出す必要がある。このポジションは185センチ以上の選手を起用したいのでU-23代表のディフェンス陣からの昇格も是非期待したい。
3 インサイドハーフについて(このポジションでの役割は不勉強の為、わからないことが多い。)FW(ウイング)はポジションチェンジすることが少なく攻撃時は前線に張るので、インサイドハーフのボールを前線に運ぶ役割が非常に高くなる。しかし、アギーレ監督が先発に選んだ細貝、田中、柴崎で、(柴崎は良かったが)全体的に崩しの局面で効果的なプレイは見られなかった。例えば前線の岡崎は使われる選手なので森岡と柴崎が先発でも良いのではないかと思った。また本田をこのポジションで使うのもありかと思う。
4 サイドバックについて前述した通り、攻撃時は3-4-3の「4」の両翼になることが求められるが実際は効果的な上がりが少なかった。長友でさえもオーバーラップを躊躇したこともあったように見えた。ザックジャパンの際は攻撃時の第一歩としてパスを出すケースが多かったが、今回はまず受けての立場になる必要があると思う。ほとんどなかったが、インサイドハーフからサイドバックへスルーパスが出るような位置関係になれば効果的かと思う。