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【読エ】南国高知FCについて | | |　

＊　南国高知FC

南国高知FCが、この度、正式にJ準加盟を目指すという表明をしました。

このクラブは一部の国内サッカーマニアには名前の知られたアマチュアクラブで、古くは、『大塚製薬サッカー部と並んで四国のサッカークラブでJ入りの可能性があるクラブの一つ』という認識が地方も含めた国内サッカーマニアにはあったのではないでしょうか。

例えば、Jリーグの開催基準を満たすスタジアムは、当時、香川県・丸亀陸上競技場と高知県・春野陸上競技場だけでした。それがあれよあれよという間に、四国四県の中で最もプロスポーツから遠い存在になっていました。(BJリーグ高松ファイブアローズ含む。)

個人的に、今回の発表は、ここまで遅くなったのが意外でもあり、そして、Jリーグ加盟のためのライセンス制度、J2からJFLへの降格制度、J3の構想がある今では、『バスに乗り遅れた』というのが本音です。

＊　稀有なクラブ

このクラブを僕が注目する理由は、南国高知FCとして結成されて以来、今まで大幅な組織改編や名称変更がないまま存続してきたという事です。グルージャ盛岡(FCガンジュ岩手)やバンディオンセ加古川、フェルボローザ石川等、枝分かれと活動縮小また解散があったクラブは数多くあります。

先だっての天皇杯で話題をさらった福島ユナイテッドも例外ではありません。しかしながら、南国高知FCに10年以上の活動実績があるというのは、注視に値する一つの成果だと思います。

＊　南国高知FCのこれから

県行政からの支援や県民からの支持は勿論ですが、それよりも前に重要なことが一つ。県内のJを目指すクラブの一本化、つまり県サッカー協会からの全面的な支援です。僕は、某JFLクラブの元役員の方が、「ウチは県サッカー協会から嫌われているからね‥」という嘆きを聞いたことがあり、印象に残ってます。

県サッカー協会のバックアップがない限り、行政が本格支援することはないでしょう。経済的にも、同じ地方クラブのガイナーレ鳥取の予算規模が6億円前後という現実を考えても、南国高知FCに課せられたハードルは相当高いです。

また、歴史的に高知県は野球王国です。立ち上がったからには、前に進まなければ、直ぐにくずおれてしまうのは目に見えています。可能なら、高知出身の作家の有川浩さんに広報文の一つでも書いてもらうぐらいのことをしてもいいと思われます。

J準加盟の意志を表明したというのは、県民と県内企業への最初の大きなアピールであり、アクションです。また、J3構想がある現在、南国高知FCだけでなくJ準加盟の意志があるクラブにどんな影響があるのか、今後の動向を見ていきたいと思います。 (END)

[ライター]

【ハンドル名】：清野
【年　代】：30～39歳
【性　別】：男性
【地　域】：近畿

[補足]

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　・日本代表について(選手起用、戦い方、監督に対して思うことなど。)
　・2012年のマイ・チームを振り返ってみて。(課題や収穫について。)

などなど。

また、シーズン開幕前ということで、

　・今オフ、補強に成功したと思うクラブについて。
　・今シーズン、期待したい選手(or クラブ)について。
　・J1あるいはJ2のリーグ戦の展望。

というテーマでの投稿も期待しています。

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