ロシアW杯 日本対ポーランド戦。
最後の10分間の戦い方が、世界で波紋を広げた。
『グループリーグ突破のためには仕方ない』
『スポーツマンシップにもとる』
論調は、概ねこの2つに大別される。
セネガルが同点に追いついていたら(セネガル対コロンビア戦の終盤を見る限り、大いにその可能性はあった)どういう論調になっただろう?
という空恐ろしさを感じつつ、
西野監督が、グループリーグを突破する確率が最も高い方法を選択したということは理解する。
ただ、その議論の中で引っ掛かる言葉がある。
『プロスポーツは結果がすべて』
本当にそうなのだろうか?
プロスポーツの成功を何で推し量るかについては、これまた議論の分かれるところであろうが、原則的には、収益ということになろう。
米経済誌フォーブスが発表するサッカークラブの資産価値ランキングでは、マンチェスター・ユナイテッドが1位(彼らの昨今の低迷は衆目の一致するところ)。
2位・レアル・マドリード、3位・バルセロナ、4位・バイエルン・ミュンヘンと続き、成績が反映されている面もあると思うが、その後は、マンチェスター・シティ、アーセナル、チェルシーとプレミアリーグの人気クラブが並ぶ。
この結果により見えてくるのは、「成績よりも人気」という図式だ。