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【読エ】セレッソ大阪の次なるブレイク候補たち | | |　

＊　ブレイク候補たち

僕の応援するセレッソ大阪は近年、若手の育成に長けたクラブとして知られている。香川、乾、清武はA代表に名を連ね、柿谷、山口、丸橋、扇原、杉本、南野あたりもサッカーファンには有名だろう。彼らの登場は決して偶然ではない。周到に用意された戦略の賜物である。

それは、クラブが今どういう選手を育てているかを見れば分かるはずだ。というわけで以下に、（ただでさえ若いが）セレッソのブレイク候補たちを紹介してみたい。

(1) 吉野峻光　攻撃的MF/FW 176cm/67kg　国士舘大→2年目

　→　ブレイク候補の筆頭は２年目のアタッカー、吉野。昨年はルーキーながら出場機会を得て、試合の流れを変える切り札となった。最大の魅力は創造性である。パサーともドリブラ―ともくくれない、何をするか分からない怖さを身に纏っている。怪我からの復帰が待たれる。

(2) 秋山大地　ボランチ　172cm/66kg　C大阪U-18→1年目

　→　南野拓実はすでに試合で活躍しているが、他にも今年のルーキーは粒ぞろいである。昨年のセレッソユースで、エースは南野でもチームの「柱」はこの秋山だった。シンプルな１タッチパスでゲームを組み立てられる、高い技術と戦術眼を兼ね備え、豊富な運動量でどこにでも顔を出す。山口螢に近いタイプで、チャンスさえ掴めば、モノになるのに時間はかからない逸材だ。

(3) 小暮大器　SH/SB 174cm/68kg　C大阪U-18→1年目

　→　左右のSH、SBをこなすサイドのスペシャリスト。ユース育ちらしい高い技術は勿論のこと、彼が並みはずれているのはその思い切りの良さである。低い位置からスルスルと駆け上がり、ゴール前でのシュートには微塵も躊躇がない。広島のWB/FW、ミキッチのような選手に成長して欲しいと期待している。

(4) 夛田凌輔　SB 168cm/61kg　C大阪U-18→群馬（レンタル）

　→　ユースでは杉本健勇の同期で、プロ3年目となる今年は群馬で勝負の1年を過ごす。上背はないがフィジカルは強く、タイトなマークをこなす力とSBのなかでも豊富といえる運動量を誇る。一方で攻撃センスにはやや課題があって、日本代表の長友佑都に似たタイプといえる。大きなポテンシャルを秘めた選手だが、飛躍できるかは、初めて主力として期待される今年の出来にかかっている。

　　

(5) 丸岡満　ボランチ　173cm/64kg　C大阪U-18所属　新3年生

　→　新チームになったユースでエースナンバー「8」を継いだ天才肌のボランチ。1年の頃からコンスタントに試合に出て、秋山とともにゲームを組み立てていた。世代別代表にもコンスタントに選出される実力は折り紙つきで、攻撃センスの高さが光る。一昨年のJユースカップ準決勝清水戦では約40メートルのロングシュートを叩き込んだ。トップチーム昇格は確実と思われるが、どうなるか。この春Ｃ大阪ユースに加入する瓜二つの弟、丸岡悟にも要注目である。

以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(おわり)

(ライター紹介)

【ハンドル名】：Hannibal
【年　代】：20～29歳
【性　別】：男性
【地　域】：近畿

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