■ 西京極陸上競技場京都サンガのホームスタジアムの西京極陸上競技場は、第二次世界大戦中の1942年5月に開場となった歴史のある競技場で、毎年1月に開催される全国都道府県対抗女子駅伝でも使用されている。収容人数は約2万人で、老朽化のため、新スタジアム建設の話が何度も浮上しているが、Jリーグに昇格してから、ずっと、京都サンガのホームスタジアムである。
西京極総合運動公園は、阪急電車の西京極駅の目の前にある。京都駅から京都市営地下鉄で四条まで行って、烏丸(四条)から阪急電車に乗って、西京極に向かうことになるが、京都から四条までは4分程度で、烏丸から西京極までは6分程度なので、JR京都駅から20分程度でスタジアムに着くことができる。
京都というと、清水寺、金閣寺、鹿苑寺、二条城などなど、いくつもの歴史的な建造物があって、異質な雰囲気を持つ街と言えるが、今回は、少し遠回りををして、桂まで行って、桂離宮の近くまで出向いた。桂離宮は、江戸時代の初期に造営されて、「誇らしげな美よりも慎ましやかなものに価値を置く美意識は、「日本美の極致」として、称えられているという。
残念ながら、桂離宮の参観は「許可制」なので、予約をしないと、中に入ることはできない。紅葉のシーズンなどは、数ヶ月前から予約をしないといけないという。周辺を歩いてみたが、これと言って、面白みのあるものは見つからなかった・・・。
#1 桂離宮 (案内図)
#2 桂離宮 (周辺)
■ 大一番を控える桂離宮の周辺を散策した後、西京極総合運動公園を目指すが、約2キロの距離なので、歩いて移動することができる。桂川を渡ると、野球場(=わかさスタジアム京都)の照明塔も見えてくる。
この日は、天気予報が的中して、朝から雨が降り続いている。西京極陸上競技場は、メインスタンドの中央部分にしか、屋根が無いので、ちょっと憂鬱な気持ちになる。隣の野球場では、女子ソフトボールリーグの試合が予定されていたが、無事に開催されたのだろうか・・・。
#3 阪急電車
競技場に着くと、青いユニフォームを着た甲府のサポーターの姿が目に付く。甲府はすでにJ2優勝を決めており、はるか昔にJ1昇格も決めているので、ほとんどの人が余裕の表情である。一方で、紫のユニフォームを着た京都のサポーターは、大一番を前にして、緊張した面持ちで入口に向かって歩いている。
勝ち点「73」で2位の京都は、最終節で甲府に勝つと、無条件でJ1昇格が決まるが、3位の湘南が勝ち点「72」で迫ってきているので、引き分け以下に終わると、プレーオフに回る可能性が高くて、最悪のケースでは、5位でフィニッシュする可能性もある。
#4 スタジアム周辺
■ 止まない雨最終節は、例年通り、全ての試合が同時刻のキックオフで、13:04に試合が始まる予定になっている。ということで、2時間前の11:00が開門の時間となるが、両チームの熱心なサポーターは、11:00よりも前から列に並んでおり、入場が許可されるのを待っている。
メインの入場口の前には、売店が並んでおり、飲み物やから揚げなどが売られていたが、「雨が降り続いている。」という理由もあるが、購入している人は少ない。西京極はバックスタンド側のゲートのところの売店は、品数も豊富だと思うが、トータルで見ると、残念なレベルである。
#5 スタジアム周辺
11:00になって入場が許可されて、中へと入っていくが、入口のところでは号外も配られている。クローズアップされているのは、京都の攻撃の軸となったMF中村充である。41節を終えた時点で38試合で14ゴールを挙げており、得点ランキングでも4位に付けている。
力強いドリブル、意外性溢れるスルーパス、正確さを増した右足でのシュートと、攻撃的なポジションの選手に必要とされる「武器」をいくつも持っている選手であり、ふてぶてしさも魅力の1つである。今、J2でも、もっとも注目されている選手がチームを昇格に導くことができるのか、否か。
#6 メイン入口
(後編に続く。)
関連エントリー 2009/11/22
【甲府×湘南】 夢のJ1が遠ざかった日 (生観戦記#13) 2009/11/22
【甲府×湘南】 夢のJ1に近づいた日 (生観戦記#13) 2011/08/08
三浦俊也監督の退任とヴァンフォーレの未来 2011/10/12
FWハーフナー・マイクは日本代表のエースストライカーになれるだろうか・・・。 2012/01/13
【J2】 順位予想バトル 2012年版 (受付終了・114名) 2012/02/04
【J2】 順位予想バトル 2012年版 (集計結果・114名) 2012/09/19
天才フットボーラー 中村充孝の可能性
- 関連記事
-