1303 2009/01/12
【J1/J2】 移籍市場 中間評価 (上)1313 2009/01/22
【J1/J2】 移籍市場 中間評価 (中)1348 2009/03/03
【J1/J2】 移籍市場 中間評価 (下)
今オフの移籍選手の評価 (「S」→「A」→「B」→「C」→「D」→「E」)ディエゴ(東京V→京都) 評価「A」
→ 4億円以上と言われる高額な移籍金で完全移籍。FW柳沢やFW豊田、FWパウリーニョといった才能ある選手とどう絡むのかが注目の的。Jリーグでの実績は十分であり、効果的な補強と言えそう。ただ、能力の高い選手がトップ下におさまったので、前線と中盤が間延びしたサッカーになりそうな予感はする。
カイオ(セレッソ大阪・レンタル延長) 評価「A」
→ レンタルでの契約延長が決定。2008年はシーズン途中の加入にもかかわらず、16試合で8ゴール。1トップでポジションを確保し、MF香川、MF乾の3人で破壊力抜群のトライアングルを形成した。運動量や前線での守備意識の高さ、パスセンスなど、187cmの割には空中戦が強くないという欠点を除くと申し分ない。
中後雅喜(鹿島アントラーズ→ジェフ千葉) 評価「B」
→ ジェフユース育ちのボランチが古巣に復帰。鹿島では常時レギュラーというわけでは無かったが、2007年と2008年の連覇に貢献。攻守に計算出来る選手であり、右足のキッカーのいなかった千葉にとっては大きな補強となった。
古橋達弥(セレッソ大阪→モンテディオ山形) 評価「B」
→ 2005年のJ1ベストイレブンの実力者も2008年シーズンは怪我が相次いでポジションを失った。不本意なシーズンだったこともあり、心機一転、恩師の小林監督率いる山形に完全移籍となった。FW豊田を失った山形にとっては大きな戦力であるのは間違いないが、1人で局面を打開できるタイプでは無いので、チームメイトの協力は不可欠。前線で孤立しないようにしたいところ。
喜山康平(ファジアーノ岡山・レンタル延長) 評価「B」
→ 2008年のJFLで旋風を巻き起こし相方のFW小林とともにベストイレブンに輝いたホープ。カテゴリーが同じになったことで古巣の東京Vへの復帰も考えられたが、岡山での残留が決定した。J2で実力を発揮できるかは未知数であるが、潜在能力は抜群。大きな可能性を秘める。岡山の命運を握るエースストライカー。
那須大亮(東京ヴェルディ→ジュビロ磐田) 評価「B」
→ ディフェンス陣の高齢化が進む磐田にとっては、待望の即戦力センターバック。27歳と脂の乗り切った年代であり、今後、数年にわたって磐田のディフェンスを支えることが期待される。ただ、責任感の強い選手なだけに、全てを任せるのは危険であり、チームメイトのサポートが必要である。
山田卓也(横浜FC→サガン鳥栖) 評価「B」
→ FW藤田を失ったものの、効果的な補強を続ける鳥栖。ユーティリティプレーヤーで経験豊富なMF山田を獲得。ボランチ、攻撃的MF、サイドバックと様々なポジションでの起用が考えられる。ここ数年、選手層の薄さに泣かされていた鳥栖にとっては、効果的な補強となるはずだ。
青山隼(C大阪/名古屋→徳島) 評価「C」
→ U-20W杯の中心であったが、名古屋とC大阪ではプレー機会が少なく、今度は徳島への移籍が決定した。潜在能力は高くアンカーとしての能力は高いが、スタミナや安定性に不安がある。ただ、移籍先の徳島は、名古屋やC大阪ほどプレッシャーがかかる場所では無い。じっくりと成長を待ってくれる環境で揉まれたら、素質が開花する可能性は高い。
宮本恒靖(ザルツブルク→神戸) 評価「C」
→ 電撃的に神戸入り。新体制で心機一転の移籍となるが、果たして戦力的にプラスとなるのか、疑問に感じる部分は少なくない。ガンバ大阪時代の西野監督はDF宮本の起用方法に苦心していたが、カイオ新監督はどういう起用をするだろうか?フィジカル的な問題や高さの問題がある限り、慎重な起用方法になるかもしれない。ただ、フィード力やリーダーシップは捨てがたく、デメリットがメリットを上回るかがポイント。
田中誠(ジュビロ磐田→アビスパ福岡) 評価「C」
→ 国際Aマッチ出場32試合の百戦錬磨のディフェンダーも2008年終了とともに磐田を退団。移籍先はJ2の福岡となった。DF丹羽、D柳楽ら若手が多い中、戦力としてだけではなく、経験を伝えるチームの指南役としての貢献も期待される。
和田拓三(東京V/清水→ジェフ千葉) 評価「C」
→ 「お買い得」の感が強かったため数クラブの争奪戦となったサイドバック。両サイドをこなす柔軟性も魅力で、2008年シーズンにやや精彩を欠いたDF坂本のポジションを奪う可能性も十分ある。シーズンを通してフル出場出来るだけの安定性は乏しいが、バックアッパーとしては有用である。
森島康仁(セレッソ大阪→大分トリニータ) 評価「C」
→ 2008年後半に大分に移籍。シャムスカ監督の求めるスタイルに合致し、FW高松不在のチームを支えて、日本代表候補にも初召集された。その去就が注目されていたが、大分への完全移籍が決定した。J1昇格のために勝ち続けなければならないというC大阪ではストライカーとしての役割を十分にこなせなかったが、周囲に得点力のある選手が多い大分では前線で起点となる仕事で評価を勝ち取ることに成功した。大分では、チーム事情とプレースタイルがマッチしたといえる。
パク・チュホ(水戸ホーリーホック→鹿島アントラーズ) 評価「C」
→ 2008年後半に水戸に加入。すぐにチームの中心になっていただけに、水戸としては痛い離脱となった。一方、鹿島はこれまで貫いてきた「ブラジル人限定」という助っ人を排除してまで獲得に乗り出しただけに期待の高さがうかがえる。左利きで味方を使うのがうまく、今の鹿島の中盤には見当たらないタイプであるといえるが、層の厚い中盤で埋もれる可能性も低くはない。
ジウトン(セレッソ大阪→アルビレックス新潟) 評価「D」
→ 19歳の左サイドのプレーヤーだが、C大阪で8試合に出場したのみ。経験が不足しており、守備力も不足している。サイドバックでは厳しいが、かといって左サイドハーフで起用しても大きなメリットが得られるとは思えない。運動量は抜群だが、現時点でストロングポイントといえるのはそれだけ。ドリブルでの突破力もほとんどないので、効果的な補強とは考えにくい。
投票(J1編) 現投票数 → 217票
投票(J2編) 現投票数 → New!!!
- 関連記事
-