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【Jリーグ：移籍市場】 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (31人目～40人目) (2019年-2020年オフ) | | |　

31人目： DF フアン・フォルリン (レアル・オビエド→ジュビロ磐田)　・・・　A+

→　アルゼンチン国籍とスペイン国籍を持っているCB。179センチなのでサイズには恵まれていないがハードな守備が出来る選手で磐田の最終ラインの軸になる可能性は高い。2017年～2019年までスペイン2部のレアル・オビエドでプレーしているので経験値を持った選手である。動画を見る限りでは跳躍力はあるのでサイズの無さが問題になる可能性は低い。フィードに関してはまずまずのレベルである。

32人目： DF 森下俊 (ジュビロ磐田→いわてグルージャ盛岡)　・・・　C+

→　磐田U-18出身。2009年に京都に移籍。2012年は川崎F、2013年は横浜FCでプレーして、2014年に磐田に戻って来た。トータルでの在籍年数は10年目だったが今シーズン限りで契約満了。積極的な補強を進める盛岡に移籍することになった。178センチなのでCBとしてはやや小柄になるが左足のキックの精度は高い。左SBでもプレーできるのは魅力と言える。2016年や2017年は磐田のCBの主力として活躍した。

33人目： FW ピーター・ウタカ (ヴァンフォーレ甲府→京都サンガ)　・・・　S-

→　35歳になったので年齢的な不安は付きまとうが今シーズンも40試合で20ゴール2アシスト。甲府のプレーオフ出場に大きく貢献した。運動量は少なくて守備面での貢献はあまり期待できないがJ2においてはスペシャルな存在である。MF小屋松とMF仙頭が流出したがFWピーター・ウタカがいれば攻撃は何とかなるだろう。広島時代の2016年にJ1で得点王に輝いているがアシスト能力も高い万能型のフォワードである。

34人目： GK ファンティーニ燦 (無所属→福島ユナイテッド)　・・・　？？？

→　父親がイタリア人、母親が日本人になる。日本生まれになるが中・高はチェゼーナの下部組織で育った。チェゼーナのときにコパ・イタリアの試合でベンチ入りを経験している。2017年と2018年は鳥栖でプレーしたが出番はなかった。昨オフに契約満了になったあとは無所属。今夏に甲府の練習に参加したが契約には至らなかった。182センチなのでサイズがあるわけではないが将来性は高く評価されているようだ。

35人目： DF 上島拓巳 (柏レイソル→アビスパ福岡)　・・・　A-

→　プロ1年目の2019年はJ2で10試合に出場した。CBの定位置を確保した時期もあったが彼がスタメンで出場した試合は2勝5敗2分けと低調。最後にスタメンで起用されたのは18節なので夏以降はほとんど出場機会がなかったが185センチとサイズに恵まれており、フィード力も高い。期限付き移籍になるが「福岡はいい補強が出来た。」と言える。DF高橋祐とDF大南に負けず劣らずのポテンシャルを持っている。

36人目： DF 前貴之 (レノファ山口→横浜Fマリノス)　・・・　A-

→　山口では右SBでプレーする機会が多かったが今シーズンはCBの位置で起用されるケースも多かった。技術が高くてクレバー。左右両足を使えるのも魅力の1つになる。札幌U-18の先輩にあたるDF西大伍(神戸)のような活躍が期待できる。サイドでゲームを作ることが出来る選手なので今の横浜FMのサッカーに合った選手と言える。DF松原健が競争相手になると思うがポジションを奪取できるチャンスはある。

37人目： MF 湯澤洋介 (京都サンガ→サガン鳥栖)　・・・　C-

→　栃木SCや水戸では主力として活躍したが京都での2年間は出場機会に恵まれなかった。2018年は18試合で0ゴール0アシスト、2019年は4試合で0ゴール0アシストと力を出せなかった。栃木SCや水戸のときは「J2屈指のドリブラー」と評価されたがキレのあるドリブルは依然として健在なのか？否か？京都でほとんど出場機会がなかった選手なのでJ1の鳥栖への移籍は驚きである。J1でプレーするのは初めてになる。

38人目： MF 三田尚希 (ヴァンラーレ八戸→長野パルセイロ)　・・・　A-

→　2015年と2016年はラインメール青森、2017年と2018年はFC今治、2019年は八戸でプレーしたが、八戸では33試合で10ゴール1アシストを記録。注目を集める選手になった。スタメンの回数は31試合だったがその内訳はシャドーの位置で18試合、左WBの位置で13試合だった。運動量が多くてシュート精度も高い。27歳と働き盛りの年齢の選手であることを考えると新生・長野のエース候補の1人に挙げられる。

39人目： DF 沼田圭悟 (ツエーゲン金沢→FC琉球)　・・・　B+

→　2018年は37試合、2019年は32試合に出場している。金沢の左SBのレギュラーとして活躍していたが契約満了。FC琉球に移籍することになった。レギュラーの左SBだったDF徳元(→岡山)が流出していることを考えるとFC琉球はその穴を埋める補強が出来たと言える。171センチなのでサイズには恵まれていないが空中戦に強い。左足のキックの精度も高いのでFC琉球でも主力として活躍する可能性が高い。

40人目： FW 谷口海斗 (いわてグルージャ盛岡→ロアッソ熊本)　・・・　A-

→　大学時代はほぼ無名の存在だったが2018年に盛岡に大卒で加入すると23試合で15ゴールと爆発。1年目からJ3でベストイレブン級の活躍を見せた。「大学生活の途中でフォワードにコンバートされた。」という話なので経験値は乏しいが身体的なパワーと嗅覚を持っている。フォワードとしての動き方などは勉強中と言えるがそれでも点が取れるのは才能と言える。熊本はJ2復帰に向けていい補強が出来ている。

表1. 2019年-2020年オフの移籍市場の集計結果 (1人目～340人目まで)

J1	87	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	87	クラブ名	1	5	8	17	17	16	13	4	3	1	0	0	2
	0	コンサドーレ札幌
	6	ベガルタ仙台		1	2	2					1
	7	鹿島アントラーズ		3	1	2	1
	1	浦和レッズ	1
	9	柏レイソル					3	5							1
	3	FC東京				1	1			1
	3	川崎フロンターレ						2		1
	7	横浜Fマリノス			1	1	1	1	3
	6	横浜FC				2	3								1
	9	湘南ベルマーレ				1	2	2	4
	3	清水エスパルス				1	1	1
	3	名古屋グランパス				2	1
	6	ガンバ大阪					1	1	2		1	1
	4	セレッソ大阪			2	1				1
	2	ヴィッセル神戸		1		1
	2	サンフレッチェ広島						1	1
	7	サガン鳥栖			2	1	1		1	1	1
	9	大分トリニータ				2	2	3	2
J2	164	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	164	クラブ名	0	9	14	30	40	31	28	10	1	0	0	0	1
	7	モンテディオ山形					2	3	2
	11	水戸ホーリーホック				2	5	2	2
	10	栃木SC				1	1	4	4
	12	ザスパクサツ群馬		1		4	3	2	1	1
	6	大宮アルディージャ		1	1	1	1	2
	4	ジェフ千葉		1		1	1		1
	4	東京ヴェルディ			1	1	1	1
	8	町田ゼルビア		1	2		2	1	1	1
	7	ヴァンフォーレ甲府				1	3		2						1
	7	松本山雅				1	5	1
	8	アルビレックス新潟			1	2	3	1	1
	6	ツエーゲン金沢			1			3		2
	6	ジュビロ磐田			3	2				1
	10	京都サンガ		1	1	2	1	1	3	1
	6	ファジアーノ岡山				3		2	1
	9	レノファ山口			1	3	1	2	1	1
	8	徳島ヴォルティス		1	1		1	2	2	1
	5	愛媛FC				1		3		1
	12	アビスパ福岡		3	2	2	2		3
	4	ギラヴァンツ北九州					3		1
	6	V・ファーレン長崎				2	3				1
	8	FC琉球				1	2	1	3	1
J3	89	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	89	クラブ名	0	3	4	6	17	20	27	4	2	1	0	0	5
	6	ヴァンラーレ八戸					1	2	3
	13	いわてグルージャ盛岡		1	2	1	2	1	5						1
	6	ブラウブリッツ秋田				1	1	2	2
	4	福島ユナイテッド					1		1		1				1
	5	Y.S.C.C.横浜						2	1						2
	8	SC相模原		1			2	3	2
	8	長野パルセイロ				1	3		3	1
	7	カターレ富山		1			3	2	1
	5	藤枝MYFC			1		2	1	1
	3	アスルクラロ沼津								2		1
	5	FC岐阜				1	1	2	1
	7	ガイナーレ鳥取					1	2	3						1
	2	カマタマーレ讃岐						1	1
	2	FC今治				1			1
	3	ロアッソ熊本			1	1			1
	5	鹿児島ユナイテッド						2	1	1	1
340		合計	1	17	26	53	74	67	68	18	6	2	0	0	8