GK シュミット・ダニエル (ベガルタ仙台) 6.0
→ 2試合連続スタメンとなった。地元である宮城でのプレーになったが落ち着いてプレーした。攻め込まれるシーンは少なかったのでGKシュミット・ダニエルの見せ場はあまり無かったがつなぎの部分でも冷静に対応した。コパ・アメリカのメンバーには選ばれていないが今回の2連戦でフル出場を果たしたことで「正キーパー争いの1番手」に躍り出た。今夏の去就も大いに注目されるところである。
DF 冨安健洋 (シントトロイデン) 7.0
→ 3バックの顔ぶれは初戦と全く同じだった。DF中山雄(ズヴォレ)などのテストよりも熟成度アップが主目的になったが前半19分には素晴らしいスルーパスを出してFW永井謙のゴールをアシスト。FW永井謙のスピードが生きる絶妙のパスを裏のスペースに通した。守備での対応も大きなエラーは無し。出来としては非常に良かった。こちらはコパ・アメリカのメンバーに選出されている。主力として起用されるだろう。
DF 昌子源 (トゥールーズ) 6.0
→ この日も3バックの中央でプレーした。鹿島はずっと4バックで戦うチームなので「3バック」にはあまり慣れていないと思うが2試合連続で大きな問題は生じなかった。26才なので中堅世代になるがスタメン組の中では経験値が豊富な部類。統率力も求められるが最終ラインをうまくコントロールした。後半4分にはMF伊東純のFKからヘディングでゴールを狙ったが上手くヒットせず。枠には飛ばせなかった。
DF 畠中槙之輔 (横浜Fマリノス) 6.5
→ 2試合連続で「3バックの左」で起用されたが無失点に貢献した。システム変更に伴って後半14分に交代となったが持てる力を発揮。前半41分のFW永井謙の2点目のゴールはDF畠中の裏へのパスが起点になった。森保JAPANはCBの競争も激しくて「4人目ならびに5人目の枠」をたくさんの選手で争っている状況になるがこのタイミングで2試合ともスタメンで出場できたのは大きな自信になるだろう。
MF 橋本拳人 (FC東京) 6.0
→ 3月のボリビア戦に続いて代表では2試合目の出場となった。攻守に躍動した代表デビュー戦と比較するとあまり目立たなかったが攻守のバランスを上手く取って勝利に貢献した。この日はプレーメーカー系のボランチであるMF小林祐とWボランチを組んだが役割分担は明確。棲み分けはできていた。今回の代表チームはFC東京でプレーした経験のある選手が多かったのでそういう意味ではやりやすかっただろう。
MF 小林祐希 (ヘーレンフェーン) 6.0
→ 先日の試合は途中出場だったがこの日は先発出場。序盤から積極的にボールに触って中盤をコントロールした。持ち味であるミドルパスから大きなチャンスが生まれるシーンはなかったが精度の高いミドルパスは効果的だった。守備面でも激しいプレーでボールを奪い返すシーンが何度かあったので出来としてはまずまずだった。ただ、せっかく巡って来たスタメンのチャンスなので大きなアピールをしたかった。
MF 伊東純也 (ゲンク) 6.0
→ 目立ったのは試合の序盤戦になる。前半6分にMF原口の決定機を生み出す突破を見せるなど躍動した。その後は対応されて立ち上がりほどはチャンスを作れなくなったが3バックを採用するときは右WBとして大きな戦力になることを証明した。柏時代は右SHでプレーする機会がほとんどだったがミルトン・メンデス監督のときは右SBで起用されたので右WBの位置であれば大きな問題は生じないだろう。
MF 原口元気 (ハノーファー96) 6.5
→ MF伊東純と同様で突破力を買われてWBの位置で起用されたが2点目のゴールをアシストするなど存在感を発揮した。そもそもとしてタイプが全く異なるので比較するのは難しいがDF長友のようなSB系の選手をWBの位置に置くと後ろに重たい布陣になる。広島時代のときはMFミキッチとMF柏をWBの位置で森保監督は起用したが今後も3バックを使用するのであればアタッカー系の選手を起用するのがベターである。
MF 堂安律 (フローニンゲン) 5.0
→ 2試合連続で2シャドーの一角でプレー。攻撃陣の中では、ただ一人、90分プレーすることが出来たので結果を出したかったがやや空回りした。いい形でボールに触る回数は少なくてなかなか決定的な仕事は出来なかった。国際Aマッチは15試合目の出場だったが3ゴールのみ。思うように結果を出せていない。同じレフティのMF久保建の代表入りは刺激になっていると思うが「強力なライバル出現」になる。
MF 南野拓実 (ザルツブルク) 5.5
→ 先日のトリニダード・トバゴ戦はスタメン落ち。今回は2シャドーの位置で起用されたのでゴールに絡みたかったがMF堂安と同じでやや空回りした。積極的な姿勢が裏目に出るシーンがいくつかあったがMF堂安と比べるといい形でボールを受ける回数は多かった。後半22分に交代となったが前半35分にはFW永井謙の決定機をお膳立て。いくつか好プレーを見せた。コンディションはまずまず良さそうだった。
FW 永井謙佑 (FC東京) 7.5 (MOM)
→ 残念ながら怪我のため後半14分で交代となったが代表初ゴールを含む2ゴールの活躍。文句のつけようがないパフォーマンスを見せた。ロンドン五輪で活躍したので「フル代表でも活躍すること」が期待されながらなかなか貢献できていなかったがようやくフル代表で結果を残すことができた。スピードという圧倒的な武器を持っている選手なのでジョーカー役としても貢献できる。貴重な戦力になる可能性はある。
FW 大迫勇也 (ブレーメン) 6.0
→ FW永井謙にアクシデントが発生。後半14分での登場は想定外だったと思うが前線でしっかりとボールを受けて起点になった。後半31分には大チャンスを迎えたが決められず。ただ、この場面はライン上でクリアをした相手の守備を褒めるべきだろう。
DF 室屋成 (FC東京) 6.0
→ 同じく後半14分に登場。右SBでプレーした。終盤にはMF久保建のパスからサイドを突破してクロスを上げる場面もあった。出来としてはまずまずだった。
DF 山中亮輔 (浦和レッズ) 5.5
→ 後半14分に登場。4バックにシステムが変更になって左SBでプレーした。何度か攻め上がるシーンがあったが持ち味である左足を披露するシーンはあまり作れなかった。
MF 中島翔哉 (アルドゥハイル) 5.0
→ MF久保建と同じタイミングで投入されたが珍しく存在感を発揮できず。終了間際のFKも枠に飛ばすことは出来なかった。
MF 久保建英 (FC東京) 6.5
→ ついに迎えた代表デビュー戦。後半22分に登場したがピッチに入る前から大声援が送られる状況だった。異様な雰囲気の中で登場したが随所に光るプレーを見せた。後半28分には得意のドリブルから左足でシュート。強烈なインパクトを残した。周りが良く見えている選手なので彼がいると周りの選手も輝くようになる。18才にして大人のプレーを見せた。十分すぎるほどのデビュー戦になったと言える。
MF 柴崎岳 (ヘタフェ) なし
→ 後半35分にMF小林祐との交代で登場。正確なパスで起点になった。
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