■ 開幕から下位に低迷するG大阪だが・・・。昨シーズンの途中にクルピ監督が退任して宮本監督になって息を吹き返したG大阪は秋以降に9連勝。怒涛の快進撃を見せて「J1残留」を勝ち取った。この時期のG大阪は攻守が噛み合った見事な戦いを見せたこともあって今シーズンは「優勝候補の一角」に挙げられたが開幕から低調。10節を終えた時点では2勝6敗2分け。15位と低迷している。自動降格圏となる17位の仙台との差はわずか「1」のみとなる。
まさかの序盤戦になっているが点は取れている。10試合で14ゴールを奪っているがこれはJ1で5位タイ。川崎Fや神戸や横浜FMと同じ数字になる。コンスタントに点は取れているので問題はやはり失点の多さになる。10試合で19失点というのはJ1では清水の22失点に次いで2番目に多い数字になる。クリーンシーンを達成したのは2試合のみ。複数失点は6試合もあって、3失点以上を喫した試合が早くも4試合もある。
守備的なポジションには日本代表のGK東口とDF三浦弦がいて、韓国代表のDFキム・ヨングォンもオフに加入した。DFオ・ジェソクやDF藤春なども代表クラスの実力を持っていることを考えると守備的なポジションもタレントは多いがなかなか噛み合わない。もともと攻撃型のチームなのである程度の失点を喫するのは仕方がないが「1試合平均の失点数が1.9」だと2勝6敗2分けくらいの成績になってしまうのも当然である。