■ FW都倉の流出は確実J1で4位と躍進した札幌はストーブリーグもまずまず順調に来ていた。流出の可能性もあったGKク・ソンユンの残留は確実になっており、争奪戦になっているMF岩崎(京都)とも交渉も「順調に進んでいる。」と報じられている。2017年に広島で10ゴールを記録したMFアンデルソン・ロペスの加入も「合意に達した。」と報じられているのでレギュラーシーズンの勢いを持続しているように思えたが暗雲が立ち込めてきた。
12月14日(金)にFW都倉に対してC大阪が興味を示していることが判明。J1で12ゴールを記録したストライカーの流出の危機を迎えたが「札幌側へC大阪への移籍の意思を伝えた。」と報じられており、C大阪への完全移籍が濃厚となった。2014年に札幌に加入してからの5年間で67ゴールを記録しており、エースとして君臨していたチームの顔がチームを離れる可能性が確実となった。これによって事態は急変した。
24試合で9ゴールを挙げたFWジェイもいるが、36才になるので大ベテランの域に入っている。質の高いストライカーではあるがフル稼働は難しい。「FWジェイの残留は確実」と報じられているが、FWジェイの負担を軽減できる選手は絶対に必要になってくる。MFアンデルソン・ロペスは最前線でもプレーできると思うが基本は2列目。シャドーの位置で起用されるだろう。FW都倉の穴を埋める選手が必要になってくる。
→ 2018/12/17 【移籍市場】 理解に苦しむFW都倉賢の移籍(コンサドーレ札幌→セレッソ大阪?)
■ 日本人フォワードの獲得に乗り出している。来シーズンからJリーグは外国人枠が増加になるが、GKク・ソンユン、MFチャナティップ、FWジェイがいて、MFアンデルソン・ロペスが加入。さらにはFWルーカス・フェルナンデスの獲得に乗り出しており、「交渉は詰めの段階に入っている。」と報じられている。彼が5人目の外国人選手になるが動画を見る限りではサイドから仕掛けるタイプの選手である。右WBもしくはシャドーの位置で起用される可能性が高い。
フォワードと紹介されているが、FWジェイやFW都倉のような最前線でプレーするCF系の選手ではないと考えられるので「FW都倉の代役」にはならない。そもそもとしてFW都倉が来シーズンも札幌に残ることを前提にチャンスメーカー系の選手であるFWルーカス・フェルナンデスの獲得に動いていたと思うのでプランは狂ってしまった。FW都倉の穴を埋めることが出来る選手を探している最中だと思われる。
「日本人のフォワードの獲得に乗り出す方針」と伝えられているが、CFでプレーできるJ1レベルの日本人フォワードは限られる。2桁ゴールを計算 or 期待できる選手というと、FW小林悠(川崎F)、FW興梠(浦和)、FW鈴木優(鹿島)、FW金崎(鳥栖)、FW北川航(清水)あたりも含まれるが、このあたりの選手を札幌が獲得するのは不可能に近い。浦和への移籍が決まったばかりのFW杉本健(C大阪)も選択肢からは外れる。
「FW川又(磐田)の獲得」となると上で名前で挙げた6人と比べると確率は幾分かは高くなるが、当然、引き抜くのは容易なことではない。彼らの次にランクされる選手というと、FW石原直(仙台)、FWハーフナー・マイク(仙台)、FW長沢駿(神戸)、FW渡邉千(G大阪)、FW山崎凌(湘南)、FW伊藤翔(横浜FM)あたりになるが、FWハーフナー・マイクはバンコクUへの移籍が確定。FW長沢駿も仙台移籍が決定的と言われている。
■ 獲得できたら面白い思うフォワードやはり、「CFでプレーできるJ1レベルの日本人選手」は限られる。FW杉本健の流出がほぼ確定となった時点でC大阪がFW都倉の獲得に乗り出したのも納得はできるが、将来性なども加味すると、FWオナイウ阿道(山口)、FW鈴木武蔵(長崎)、FW小川航(磐田)の3人が札幌のメインターゲットになるのでは?と考える。FW小川航を完全移籍で獲得するのは不可能に近いのであるとしたら期限付き移籍になるだろう。
現実的なのはFWオナイウ阿道とFW鈴木武蔵の2人になる。この2人はどちらも手倉森JAPANでプレーしており、2016年1月に行われたU-23アジア選手権の優勝メンバーになる。当時から潜在能力の高さは折り紙付きだったがやや停滞。伸び悩んだ時期もあったが2018年に大ブレイクした。FW鈴木武蔵はJ1で11ゴールを記録。FWオナイウ阿道は期限付き移籍先の山口で22ゴールを記録。ゴールを量産した。
FW鈴木武蔵の所属する長崎はJ2に降格となった。恩師である手倉森監督の就任が確定したことで「長崎に残る可能性」は高まったが「引き続いてJ1でプレーしたい。」という思いはあるだろう。一方のFWオナイウ阿道は浦和からの期限付き移籍になるが、先のとおり、浦和はFW杉本健(C大阪)の獲得に成功している。山口に残る可能性も、浦和に戻る可能性も、どちらも決して高くない。横取りできるチャンスはある。
FW鈴木武蔵は突出したスピードが武器になるがFWファンマがいたのでシャドーの位置で起用されるケースも多かった。FWジェイとの共存も可能と思われる。FWオナイウ阿道はターゲット系の選手なのでシャドーの位置でどのくらいのプレーが出来るのか?は予想しにくいが将来性は相当に高い。FW鈴木武蔵もしくはFWオナイウ阿道を完全移籍で獲得できたならばFW都倉の流出もショックも少しは和らぐだろう。
FW小川航も能力の高い選手で、かつ、出場機会を欲している選手になるが、先の参入決定戦の東京V戦(H)で大活躍して評価を高めた。東京五輪に出場するためには2019年は極めて大事な1年になるので移籍の道を選択することは十分にあり得るが、磐田が完全移籍で手放すことはまずあり得ない。札幌としては1年間の期限付き移籍でも悪くないと思うが、優先度は先の2人と比べると低くなるだろう。
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