■ ドラフト会議は10月25日(木)に開催2018年のプロ野球(NPB)のドラフト会議は10月25日(木)に東京都の港区にあるグランドプリンスホテル新高輪で開催される。17時開始予定になっているが、すでにいくつかの球団が「○○を1位指名する。」ということを公言しており、根尾昂(大阪桐蔭高)、小園海斗(報徳学園高)、藤原恭大(大阪桐蔭高)という3人の高校生の指名が確実な情勢になっている。この3人については「高校ビッグ3」とも言われている。
夏の甲子園で準優勝に輝くなど「今年の夏の主役」になった吉田輝星(金足農)がどのチームに指名されるのか?も注目されている。現状の予想を踏まえると12球団のどこからも本指名はされずに抽選で外れた球団による外れ1位が濃厚になっている。「最初の抽選でくじを外した球団が吉田輝星に殺到するのではないか?」とも言われているが、人気や知名度を考慮して一本釣りを狙う球団が出てくる可能性もある。
一般的に名前の知られている高校生のスター選手が何人かいるのでドラフトの注目度は高いが、全体の評価としては「不作の年」になる。有望な高校生の投手ならびに即戦力となる可能性が高い大学生や社会人の投手がこれほど少ない年というのは珍しい。また、社会人の野手で上位候補になる選手は皆無に近くて、大学生の野手の上位指名候補も限られる。投手も野手も大学・社会人の人材難は深刻なレベルである。