■ 有利なのは名古屋グランパスか?昇格プレーオフの2試合目の名古屋グランパス vs ジェフ千葉の試合は後半に4ゴールを奪った名古屋が逆転で勝利して決勝進出を果たした。1試合目で東京Vに1対0で勝利した福岡とファイナルの舞台で対戦することになったが「引き分けでもOK」というアドバンテージを持っている名古屋が有利だろう。苦しいシーズンになった名古屋はようやく「ドローでもJ1復帰が決まる。」というところまで到達することが出来た。
2週間前の試合で0対3の大敗を喫した千葉が相手というのは名古屋にとっては極めてやりにくかったと思うが難敵を下したことで名古屋は勢いに乗っている。「名古屋が有利」という声が大きくなると思うが福岡にはFWウェリントンがいる。名古屋の最終ラインはあまり高さがない。シンプルにロングボールを多用されると苦しくなる。小回りの利く161センチのFW仲川が躍動する展開になることも十分に考えられる。
今シーズンの名古屋は絶対的なCFがいる相手と対戦した時は苦戦する傾向が強いので好勝負になることが予想されるが、やはり、「引き分けでもOK」というアドバンテージを持っているのは大きい。福岡は爆発的な得点力を持っているわけではないので名古屋が先制ゴールを奪うようだと高確率で名古屋がJ1復帰を決めるだろう。普段のリーグ戦よりもはるかに「先制ゴールの持つ意味」は大きくなるだろう。