■ リーグ連覇まであと少しシーズン途中で石井監督が解任されるなど激動のシーズンになった鹿島だったが大岩監督の元で復活を果たした。31節を終えた時点で22勝8敗1分けで勝ち点「67」。2位の川崎Fが勝ち点「63」なので残り3試合となった時点で「4差」を付けて首位に立っている。32節が浦和戦(H)、33節が柏戦(H)、34節が磐田戦(A)なので対戦カードは非常に厳しいが次節にも「2連覇」が確定する有利な状況に持ち込んだ。
天皇杯とルヴァン杯はともに敗退が決定しているのでリーグタイトルを逃すことは許されない。プレッシャーがかかる残り3試合になるがクラブとして幾多の修羅場を潜り抜けてきた経験値があるのでしたたかに戦ってきっちりと勝ち点を積み上げる可能性は高い。紆余曲折ありながらもここまでこぎ付けたので大岩監督の評価はうなぎ登り。今シーズンから新設された優秀監督賞の候補の1人に挙げられる。
2位以内が確定したので2018年のACLの出場権を獲得した。DAZN効果で激増する多額の賞金をゲットすることも決まったのでさらに強力なチームになるための足掛かりのシーズンになりそうだ。昨オフはMFレオ・シルバ(新潟)やFWペドロ・ジュニオール(神戸)やGKクォン・スンテ(全北現代)を獲得するなど大型補強を行ったが今オフも積極的な動きを見せることが予想される。移籍市場でも中心的な存在になるだろう。