■ J1の開幕戦J1の開幕戦。フィッカデンティ監督が就任して2年目を迎えるサガン鳥栖はホームのベストアメニティスタジアムで柏レイソルと対戦した。柏の下平監督は昨シーズンの序盤に柏の監督に就任したので同様に2年目のシーズンとなる。GK権田、MF小野裕、MF原川などを獲得した鳥栖は新戦力がチームにフィットしているのか?が最大の注目ポイントになる。上位候補の柏はブラジル人トリオの破壊力が大きな武器となる。
ホームの鳥栖は「4-3-1-2」。GK権田。DF藤田優、キム・ミンヒョク、谷口博、吉田豊。MF高橋義、小野裕、原川、鎌田。FW豊田、富山。2月上旬に鳥栖に電撃加入した元日本代表のGK権田はスタメン出場。欧州から戻って来たMF小野裕、川崎Fからの期限付き移籍となるMF原川もスタメン出場を果たした。エースのFW豊田は2013年から4年連続で開幕戦でゴールを決めている。ゴールを決めると5年連続となる。
対するアウェイの柏は「4-2-2-2」。GK中村航。DF鎌田、中谷、中山雄、輪湖。MF小林祐、大谷、伊東純、クリスティアーノ。FWディエゴ・オリヴェイラ、ハモン・ロペス。2週間前に行われたちばぎんカップの千葉戦と同様で「4-2-2-2」を採用。強力外国人トリオを揃って先発で起用してきた。韓国代表経験のある左SBのDFユン・ソギョンは怪我のためベンチ外。山口から加入のDF小池龍はベンチスタートとなった。
■ 後半に3ゴールを奪った柏レイソルが逆転勝利試合の前半はどちらかというと鳥栖ペースとなる。右ボランチで起用されたMF小野裕と左ボランチで起用されたMF原川の2人がたくさんボールに絡んでチャンスを演出する。いくつかの決定機を逃した後の前半38分にゴールやや左寄りの絶好の位置でFKを獲得するとMF原川が右足で蹴ったボールが決まってホームの鳥栖が先制に成功する。リオ五輪代表のMF原川はJ1では5試合目の出場で初ゴールとなった。
1対0と鳥栖がリードしてハーフタイムに突入する。1点ビハインドの柏は後半1分にエリア内でFWハモン・ロペスが倒されてPKを獲得。これをMFクリスティアーノがど真ん中に蹴り込んで1対1の同点に追いつくと後半27分には途中出場したMF武富が右SBのDF藤田優のファールを誘ってPKを獲得。今度はFWディエゴ・オリヴェイラが決めて2対1と逆転に成功する。2本目のPKに関しては「厳しい判定だった。」と言える。
さらに後半33分には左サイドのMFクリスティアーノの素晴らしいクロスからゴール前に飛び込んできたMF武富が頭で合わせて3対1と突き放す。MFクリスティアーノは1ゴール1アシストの活躍で、途中出場したMF武富は2ゴールに絡む活躍だった。鳥栖は後半はなかなかチャンスを作れず。エースのFW豊田を生かし切れなかった。3対1で勝利した柏がアウェイで勝ち点「3」を獲得した。柏は好スタートを切った。