10位 : DF 橋本和 (ヴィッセル神戸)→ 浦和ではほとんど出番を与えられずに夏の移籍市場で恩師のネルシーニョ監督が指揮する神戸に期限付き移籍したが左SBのレギュラーに定着。1stステージはDF田中雄やDF相馬崇を起用していたが固定できなかった左SBのレギュラーにすんなりとおさまった。左SBというのはネルシーニョ監督の悩みどころになっていたのでDF橋本和の加入というのは2ndステージの神戸の快進撃の理由の1つに挙げられる。
9位 : DF 輪湖直樹 (柏レイソル)→ 加入3年目ですっかり左SBのレギュラーを確保した。今シーズンもリオ五輪代表候補のDF山中とのポジション争いになったが下平監督ならびにクラブがやりたいサッカーにマッチするのはDF輪湖の方だった。若い選手が中心となる守備陣の中で存在感を発揮した。カバーリング能力が高くて的確なポジションを取って危ないシーンを防ぐ場面は多い。柏U-18出身で黄金世代と呼ばれる1990年組の1つ先輩に当たる。
8位 : DF 亀川諒史 (アビスパ福岡)→ リオ五輪のときはDF藤春がOAで招集されたこともあって当初はスタメンから外れたがGLの最終戦のスウェーデン戦ではスタメン出場を果たした。DF藤春が期待に応える働きが出来なかったこともあって「DF亀川がいる中、DF藤春をOAで招集する必要があったのか?」という声が出てきたのは必然と言える。所属クラブでも精力的なプレーを見せたが左足のクロスの精度が低くてチャンスをつぶす場面が目立った。
7位 : DF 石川直樹 (ベガルタ仙台)→ 今シーズンの仙台は右SBにDF大岩、左SBにDF石川直を起用することが多かった。CBのDF平岡とDF渡部も大半の試合でスタメン起用されたので最終ラインの4人に関してはメンバーをほぼ固定して戦うことが出来た。DF大岩も、DF石川直も、本来はCBの選手なので「最終ラインにCBが4人並ぶ形になった。」と言えるが、空中戦に強い選手が最終ラインに4人並ぶことになるといろいろな意味でプラスに働く。