ガンバ大阪→ 長谷川監督が就任して4年目となるG大阪はオフにMFアデミウソン(横浜FM)を獲得。「FWパトリック+MFアデミウソン+MF宇佐美」の強力トライアングルを擁する攻撃力はリーグ屈指。「優勝候補の筆頭」に挙げる人も多かったが15節終了時点では6勝6敗2分け。ACLの関係で10節の浦和戦(H)は延期されて6月15日(水)に行われるので消化試合数は1つ少ないが貯金はゼロ。かなり不本意なシーズンになっている。
ACLも0勝4敗2分けで最下位に沈んだ。2015年はACLでベスト4に入ったので「ACLを含めた四冠」を目標に掲げていたが早々にアジア制覇の可能性が消滅した。DF丹羽大が開幕の鹿島戦(H)で怪我をして離脱するなど最終ラインを中心に怪我人が続出したことが響いた。DF丹羽大はリーダーシップもあるので替えの利かない選手である。ターンオーバーを採用した試合もいくつかあったがメンバーが定まらなかった。
期待されたMFアデミウソンは前評判通りの活躍が出来ているとは言えない。右サイドハーフがMFアデミウソン、左サイドハーフがMF宇佐美となると三冠を達成したときの最大のウリの1つだった「両サイドハーフの活動量の多さ」がなくなってしまう。1トップのFWパトリックはここまでリーグ戦ではノーゴール。運動量の多いFW長沢駿がスタメンで起用されるケースも増えており、絶対の存在ではなくなっている。