リーグランキング(1位から50位まで)に入るための前提条件 ※ 90分あたりの走行距離 → スタメンの回数>途中出場の回数
※ 90分あたりのスプリント回数 → スタメンの回数>途中出場の回数
※ 90分あたりのシュート本数 → 10本以上
※ 90分あたりのドリブル数 → 10回以上
※ 90分あたりのクロス数 → 10本以上
※ 90分あたりのタックル数 → 10回以上
※ 90分あたりのインターセプト数 → 5回以上
10位 : MF 永井謙佑 (名古屋グランパス) 1989年3月5日生まれ 177センチ/74キロ→ 8月の東アジアカップのときは期待に応える活躍が出来なかったが名古屋では31試合で10ゴール7アシスト。1stステージは左WBの位置でプレーする機会が多かったが十分な数字を残した。攻撃的なスタッツが優れているのはもちろんのこと、タックル数やインターセプト数など守備的なスタッツが優れているのは大きな特徴。スプリント回数もリーグ5位だった。走行距離が10キロにも満たないというのはかなり意外。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数/90分 | SP回数/90分(順位) | シュート数 | シュート数(順位) | ドリブル数 | ドリブル(順位) | クロス数 | クロス数(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | インターセプト数 | インターセプト数(順位) |
10 | 永井謙佑 | 名古屋 | 31 | 10 | 2,731 | 9.76 | - | 29.36 | 5位 | 61 | 17位 | 96 | 12位 | 127 | 7位 | 80 | 32位 | 13 | 32位 |
9位 : DF 岩波拓也 (ヴィッセル神戸) 1994年6月18日生まれ 186センチ/72キロ→ 五輪代表の守備の要で5月には日本代表候補にも初選出されたDF岩波。パス本数はリーグ40位でタックル数はリーグ5位。長い足を生かしたタックルの技術はリーグでも有数と言える。2ndステージは全試合でスタメンフル出場。ネルシーニョ監督の信頼を勝ち取ったがインターセプト数が「8」というのは決して多くない。予測の動きでボールを奪い取るプレーに関しては改善の余地があるのかもしれない。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | パス数 | パス数(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | タックル数/90分 | タックル数/90分 | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト数/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
9 | 岩波拓也 | 神戸 | 30 | 1 | 2,661 | 1,492 | 40位 | 111 | 5位 | 3.75 | 18位 | 8 | - | 0.271 | - |
8位 : MF 小川慶治朗 (ヴィッセル神戸) 1992年7月14日生まれ 170センチ/65キロ→ 怪我のため19試合で4ゴールと不本意なシーズンになった。停滞した1年だったが、スプリント回数/90分は驚異の「36.68」。2位のMF前田直(松本山雅)が「31.25」で、3位のFW赤崎(鹿島)が「30.21」だったことを考えるとこの分野ではJ1の中でも図抜けた存在と言える。走行距離はリーグ36位で、ドリブル数もリーグ46位。走力と技術を併せ持った選手であることは明らかである。飛躍が期待される選手の1人。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数/90分 | SP回数/90分(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | ドリブル数/90分 | ドリブル数/90分(順位) |
8 | 小川慶治朗 | 神戸 | 19 | 4 | 1,374 | 11.61 | 36 | 36.68 | 1位 | 43 | 46位 | 2.82 | - |
7位 : MF カイオ (鹿島アントラーズ) 1994年4月19日生まれ 173センチ/69キロ→ 日本国籍を持っているわけではないが高校時代は千葉国際高で活躍。「将来的には日本国籍を取得することも考えている。」と過去に何度か報じられている。2014年はベストヤングプレーヤー賞を受賞したが、2年目の2015年は32試合で10ゴール。2年目のジンクスにハマりかけた時期もあったが立派な数字を残した。ドリブルとシュートに関する項目は全てトップ10入り。走力も標準を上回っている逸材。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数/90分 | SP回数/90分(順位) | シュート数 | シュート数(順位) | シュート/90分 | シュート数/90分(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | ドリブル/90分 | ドリブル数/90分(順位) |
7 | カイオ | 鹿島 | 32 | 10 | 2,099 | 10.91 | - | 18.01 | - | 79 | 9位 | 3.39 | 7位 | 133 | 5位 | 5.70 | 6位 |
6位 : MF 大島僚太 (川崎フロンターレ) 1993年1月23日生まれ 168センチ/64キロ→ 五輪代表の攻撃の中心であるMF大島僚はパスに関するスタッツが優れており、パス数はリーグ4位。90分あたりのパス数に関しては同僚のMF中村憲に次ぐリーグ2位だった。川崎Fの攻撃的なサッカーの中心の1人だったことが良く分かる数字である。パスに特徴のある選手であることは明らかであるが、インターセプトに関する項目も優れているのは興味深いどころ。代表入りのためには得点力アップが不可欠。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | パス数 | パス数(順位) | パス数/90分 | パス数/90分(順位) | パス集中率 | パス集中率(順位) | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト数/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
6 | 大島僚太 | 川崎F | 28 | 0 | 2,449 | 10.96 | - | 2,682 | 4位 | 98.56 | 2位 | 14.97% | 8位 | 15 | 19位 | 0.551 | 27位 |
5位 : MF 永木亮太 (湘南ベルマーレ) 1988年6月4日生まれ 173センチ/72キロ→ 湘南の攻守の中心であるMF永木は攻撃に関するスタッツと守備に関するスタッツの両方が優れており、パス数はリーグ14位で、タックル数はリーグ2位で、インターセプト数はリーグ23位だった。さらにシュート数もリーグ37位。ボールを奪った後、自らドリブルで前に運んでチャンスシーンを拡大させる場面は頻繁に見られる。鹿島への移籍が確実視されているが、大きなチャレンジになるのは言うまでもない。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | シュート数 | シュート数(順位) | パス数 | パス数(順位) | パス集中率 | タックル数 | タックル数(順位) | タックル数/90分 | タックル数/90分 | インターセプト数 | インターセプト数(順位) |
5 | 永木亮太 | 湘南 | 32 | 3 | 2,854 | 11.08 | - | 41 | 37位 | 2,006 | 14位 | 15.33% | 119 | 2位 | 3.75 | 19位 | 14 | 23位 |
4位 : MF 関根貴大 (浦和レッズ) 1995年4月19日生まれ 167センチ/61キロ→ J1の中でもっとも飛躍した選手の1人と言えるMF関根貴は当然のことながらドリブルとクロスに関するスタッツが優秀。ドリブル数はリーグ11位で、クロス数はリーグ6位。浦和の1stステージ制覇に大きく貢献した。スプリント回数/90分がリーグ34位というのも目に止まるポイントの1つである。攻撃や走力に関する数値が優れているのは容易に予想できたが、タックル数もリーグ26位。これはやや意外だった。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | SP回数/90分 | SP回数/90分(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | ドリブル数/90分 | ドリブル数/90分(順位) | クロス数 | クロス数(順位) | クロス数/90分 | クロス/90分(順位) | タックル数 | タックル数(順位) |
4 | 関根貴大 | 浦和 | 32 | 6 | 2,465 | 21.65 | 34位 | 103 | 11位 | 3.76 | 30位 | 129 | 6位 | 4.71 | 14位 | 84 | 26位 |
3位 : FW 浅野拓磨 (サンフレッチェ広島) 1994年11月10日生まれ 171センチ/70キロ→ 2015年のベストヤングプレーヤー賞に選ばれたFW浅野拓は途中出場がほとんどだったのでスプリント回数に関する規定条件に達しなかった。そのためランク外だったが「33.15」というのはかなりの数字である。1位のMF小川慶(神戸)の「36.68」には及ばなかったが2位のMF前田直(松本山雅)の「31.25」よりも上。その他ではシュート数/90分がリーグ2位で、ドリブル数/90分がリーグ16位と優れている。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数/90分 | SP回数/90分(順位) | シュート数 | シュート数(順位) | シュート数/90分 | シュート数/90分(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | ドリブル/90分 | ドリブル数/90分(順位) |
3 | 浅野拓磨 | 広島 | 32 | 8 | 1,048 | 12.41 | - | 33.15 | - | 45 | 32位 | 3.86 | 2位 | 56 | 33位 | 4.81 | 16位 |
2位 : DF 太田宏介 (FC東京→フィテッセ) 1987年7月23日生まれ 179センチ/78キロ→ フィテッセへの移籍が決定したDF太田宏も日本代表入りが期待される選手の1人である。怪我もあって最近は日本代表に呼ばれていないが日本人屈指の左SBであることは明らかである。13アシストというのはJ1最多だったが、クロス数はリーグ2位で、クロス数/90分はリーグ5位だった。ドリブル数もリーグ40位に入っているが、90分あたりのドリブル数は「1.76」なので頻繁にドリブルで仕掛けるタイプではない。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | ドリブル数/90分 | ドリブル数/90分(順位) | クロス数 | クロス数(順位) | クロス数/90分 | クロス数/90分(順位) |
2 | 太田宏介 | FC東京 | 30 | 3 | 2,608 | 10.05 | - | 51 | 40位 | 1.76 | - | 169 | 2位 | 5.83 | 5位 |
1位 : MF 青山敏弘 (サンフレッチェ広島) 1986年2月22日生まれ 174センチ/75キロ→ 2015年のMVPを受賞したMF青山敏はパスに関するスタッツとインターセプトに関するスタッツの2つがリーグ屈指。特にインターセプト数はMFチョン・ウヨン(神戸)と並んでリーグ最多タイだった。タックル数もリーグ15位と上位だったが、90分あたりの走行距離もリーグ27位と運動量も豊富。立ち上げ当初はハリルJAPANに選ばれていたが最近は招集されていない。代表入りを期待する声は日増しに高まっている。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | パス数/90分 | パス数/90分(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト数/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
1 | 青山敏弘 | 広島 | 33 | 3 | 2,951 | 11.79 | 27位 | 69.08 | 15位 | 93 | 15位 | 29 | 1位 | 0.884 | 8位 |
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