リーグランキング(1位から50位まで)に入るための前提条件 ※ 90分あたりの走行距離 → スタメンの回数>途中出場の回数
※ 90分あたりのスプリント回数 → スタメンの回数>途中出場の回数
※ 90分あたりのシュート本数 → 10本以上
※ 90分あたりのドリブル数 → 10回以上
※ 90分あたりのクロス数 → 10本以上
※ 90分あたりのタックル数 → 10回以上
※ 90分あたりのインターセプト数 → 5回以上
第30位 : MF 鎌田大地 (サガン鳥栖) 1996年8月5日生まれ 180センチ/72キロ→ ほぼ無名の存在で鳥栖に入団したMF鎌田だったがわずかな期間で「日本サッカー界の期待の星」となった。「必殺のスルーパス」が最大の武器だと思うが「ドリブル数」がリーグ38位で「90分あたりのドリブル数」がリーグ20位。ドリブルに関する項目が目立っている。「運動量や守備力が課題」と言われることが多いが(途中出場が多いので有利に働いている部分はあるが)走行距離/90分は12キロ越えと優秀。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数/90分 | SP回数(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | ドリブル数/90分 | ドリブル/90分(順位) |
30 | 鎌田大地 | 鳥栖 | 21 | 3 | 1,093 | 12.15 | - | 16.39 | - | 52 | 38位 | 4.28 | 20位 |
29位 : DF 武岡優斗 (川崎フロンターレ) 1986年6月24日生まれ 178センチ/73キロ→ 2009年末に起こったいわゆる「赤帽の乱」のときに鳥栖から横浜FCに電撃移籍。2013年途中に本格的に右SBにコンバートされると移籍先の川崎Fでは3バックの右ストッパーでポジションを確保した。8月の東アジアカップのときは予備登録メンバー50人に選出されるなどハリルホジッチ監督も注目している選手の1人であるが、パスに関する数値のみならず、タックルに関する数値が優秀である点が目に付く。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | パス数 | パス数(順位) | パス数/90分 | パス数/90分(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | タックル数/90分 | タックル数/90分(順位) |
29 | 武岡優斗 | 川崎F | 30 | 1 | 2,170 | 1,351 | 47位 | 56.03 | 42位 | 95 | 12位 | 3.94 | 15位 |
28位 : MF 加藤大 (アルビレックス新潟) 1991年5月7日生まれ 175センチ/70キロ→ シーズン半ばにスタメンを確保して20試合で1ゴール9アシスト。多くのゴールに絡んだMF加藤大の一番の武器は運動量の多さである。「運動量の多さはJ1屈指」と言えるが「90分あたりの走行距離」はリーグ7位だった。さらに「パス集中率」もリーグ33位。ボールに絡むシーンは非常に多かった。シーズンの終盤は怪我で欠場する試合が続いたのでフルシーズン活躍することが2016年の目標となる。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数/90分 | SP回数(順位) | パス集中率 | パス集中率(順位) | タックル数/90分 | タックル数/90分(順位) |
28 | 加藤大 | 新潟 | 20 | 1 | 1,326 | 12.28 | 7位 | 18.60 | - | 12.27% | 33位 | 3.05 | - |
27位 : MF 下田北斗 (ヴァンフォーレ甲府) 1991年11月7日生まれ 171センチ/64キロ→ シーズン途中に佐久間悟監督が就任してからスタメン出場が増えた左利きの司令塔。運動量が豊富で「90分あたりの走行距離」はリーグ13位。ゲームを作るだけでなく、決定的なパスを出すことが出来て、なおかつ、走力でも相手を上回ることができる選手である。「技術と運動量を兼ね備えた左利きの選手」という意味では先のMF加藤大(新潟)と同じであるがスプリント回数では大きな差があることが分かる。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離(km) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数 | SP回数/90分 | SP回数(順位) | パス集中率 | パス集中率(順位) |
27 | 下田北斗 | 甲府 | 22 | 2 | 1,807 | 241.1 | 12.01 | 13位 | 184 | 9.16 | - | 12.61% | 23位 |
26位 : MF 水沼宏太 (サガン鳥栖) 1990年2月22日生まれ 176センチ/70キロ→ 32試合で7ゴール3アシストを記録。キャリア最高のゴール数を記録した。2ndステージの15節の松本山雅戦(A)で決めた終了間際の逆転ゴールは印象的。若い頃からハードワークをすることができる黒子タイプの選手だったが、「走行距離」と「スプリント回数」と「クロス」の3つに関する数値はリーグでも上位クラス。今シーズンはシュート本数も多かった。FC東京への移籍が濃厚と報じられている。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数 | SP回数/90分 | SP回数(順位) | シュート数 | シュート数(順位) | クロス数 | クロス数(順位) | クロス数/90分 | クロス/90分(順位) |
26 | 水沼宏太 | 鳥栖 | 32 | 7 | 2,353 | 11.83 | 24位 | 555 | 21.23 | 40位 | 51 | 23位 | 87 | 20位 | 3.33 | 34位 |
25位 : MF 高山薫 (湘南ベルマーレ) 1988年7月8日生まれ 174センチ/67キロ→ 2013年のオフに柏に移籍。柏でも重要な存在になっていたが1年限りで古巣の湘南に戻って来た。J2に降格したタイミングでチームを離れたので彼の復帰を快く思わないサポーターは少なくなかったと聞くが、走行距離/90分(km)がリーグ18位で、スプリント回数/90分はリーグ7位。 「シュート数」と「ドリブル数」と「クロス数」もベスト50入り。持ち味である貢献的なプレーで湘南サポーターの信頼を取り戻した。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数 | SP回数/90分 | SP回数(順位) | シュート数 | シュート数(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | クロス数 | クロス数(順位) |
25 | 高山薫 | 湘南 | 33 | 7 | 2,886 | 11.93 | 18位 | 881 | 27.47 | 7位 | 57 | 19位 | 91 | 13位 | 54 | 49位 |
24位 : DF 高橋峻希 (ヴィッセル神戸) 1990年5月4日生まれ 169センチ/68キロ→ 27試合で4ゴール2アシスト。特に1stステージの終盤から2ndステージの序盤の時期に高確率でゴールに絡む活躍を見せた。怪我の影響ならびにライバルのDF奥井の存在も絡んでプレイングタイム自体はそこまで多くなかったが「90分あたりの数値」は極めて優秀。スプリント回数とインターセプト数に関する項目も50位以内に入っているが目立つのはクロスに関する項目。クロス数はリーグ15位だった。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | SP回数 | SP回数/90分 | SP回数(順位) | クロス数 | クロス数(順位) | クロス数/90分 | クロス数/90分(順位) | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト数/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
24 | 高橋峻希 | 神戸 | 27 | 4 | 2,196 | 497 | 20.37 | 49位 | 93 | 15位 | 3.81 | 24位 | 12 | 38位 | 0.492 | 42位 |
23位 : MF 秋野央樹 (柏レイソル) 1994年10月8日生まれ 176センチ/68キロ→ U-23アジア選手権の予備登録メンバー50人に選ばれているMF秋野は今シーズンの途中にユースの先輩であるMF茨田からアンカーのポジションを奪った。10月以降はスタメンが続いたが、「90分あたりのパス数」と「パス集中率」がともにリーグ3位。チームのスタイルが大きく影響する項目ではあるが「90分あたりのパス数」に関しては1位のMF中村憲(川崎F)、2位のMF大島僚(川崎F)に次ぐ3番目の多さだった。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離(km) | SP回数/90分 | SP回数(順位) | パス数/90分 | パス数/90分(順位) | パス集中率 | パス集中率(順位) | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト数/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
23 | 秋野央樹 | 柏 | 16 | 0 | 1,041 | 128.3 | 4.93 | - | 92.16 | 3位 | 16.05% | 3位 | 11 | 48位 | 0.951 | 5位 |
22位 : DF 川口尚紀 (アルビレックス新潟) 1994年5月24日生まれ 177センチ/71キロ→ シーズン終盤はCBが本職のDF舞行龍ジェームズに右SBのポジションを奪われる試合がいくつかあったが「ドリブル数」と「クロス数」と「タックル数」の3つでベスト50位入りを果たしている。2014年はわずか10試合の出場にとどまったが2015年は復活のシーズンになった。力強いプレーができるのが大きな魅力。若さが原因となる波の激しさが課題。調子を落とすと立ち直るまでに時間がかかるのは欠点。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | スタメン | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数 | SP回数/90分 | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | クロス数 | クロス数(順位) | クロス数/90分 | クロス数/90分(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | タックル数/90分 |
22 | 川口尚紀 | 新潟 | 29 | 25 | 0 | 2,290 | 10.94 | - | 429 | 16.86 | 43 | 46位 | 88 | 16位 | 3.46 | 29位 | 72 | 46位 | 2.83 |
21位 : DF 千葉和彦 (サンフレッチェ広島) 1985年6月21日生まれ 183センチ/77キロ→ 2015年はJリーグのベストイレブンに選出されなかったのが不思議に思うほどの活躍を見せた。クラブW杯でも存在感を発揮したが、パスに関する数値のほとんどがリーグ上位で「タックル数」と「インターセプト数」も優秀。際立つのはパス成功率の高さで91.9%というのはリーグ2位。同僚のMF森崎和の93.4%に次ぐ数字だった。ザックJAPAN時代の2013年の東アジアカップのときに日本代表デビューを飾った。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | パス数 | パス数(順位) | パス数/90分 | パス数/90分(順位) | パス集中率 | パス集中率(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト/90分 | インターセプト/90分(順位) |
21 | 千葉和彦 | 広島 | 34 | 1 | 3,060 | 2,435 | 6位 | 71.62 | 11位 | 13.59% | 14位 | 84 | 26位 | 19 | 4位 | 0.559 | 25位 |
→ 2015/12/24
【J1】 個人スタッツから考える日本代表入りが期待されるJリーガー (1位-30位まで) (中) に続く。
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