リーグランキング(1位から50位まで)に入るための前提条件 ※ 90分あたりの走行距離 → スタメンの回数>途中出場の回数
※ 90分あたりのスプリント回数 → スタメンの回数>途中出場の回数
※ 90分あたりのシュート本数 → 10本以上
※ 90分あたりのドリブル数 → 10回以上
※ 90分あたりのクロス数 → 10本以上
※ 90分あたりのタックル数 → 10回以上
※ 90分あたりのインターセプト数 → 5回以上
20位 : FW 指宿洋史 (アルビレックス新潟) 1991年2月27日生まれ 195センチ/89キロ→ 2ndステージは17試合で7ゴール。ハリルJAPAN入りが期待される選手の1人になった195センチの大型ストライカーのFW指宿はシュートに関する項目が優れている。その他で目立つのはドリブル。ドリブル数がリーグ40位なので大柄な選手の割には自分で仕掛けることができるタイプであることがよく分かる。課題は走力。フル代表入りのためには「走行距離」と「スプリント回数」の両方の数値を伸ばしたい。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数/90分 | SP回数(順位) | シュート数 | シュート数(順位) | シュート数/90分 | シュート数/90分(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) |
20 | 指宿洋史 | 新潟 | 31 | 8 | 2,068 | 10.09 | - | 10.14 | - | 56 | 21位 | 2.44 | 33位 | 51 | 40位 |
19位 : DF 三竿雄斗 (湘南ベルマーレ) 1991年4月16日生まれ 175センチ/68キロ→ プロ2年目となるDF三竿雄は今シーズンも左ストッパーの位置で攻守に貢献。「クロス数」がリーグ20位、「90分あたりのクロス数」がリーグ48位だったが、基本ポジションがCBの選手でこれほどクロスの本数が多い選手というのは「世界中を探しても見つけることができないのでは?」と思われる。走力も標準以上で左足のクロスの精度も高い。弟は東京ヴェルディでプレーする五輪代表候補のMF三竿健。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数 | SP回数/90分 | SP回数(順位) | クロス数 | クロス数(順位) | クロス数/90分 | クロス数/90分(順位) |
19 | 三竿雄斗 | 湘南 | 33 | 1 | 2,859 | 10.66 | - | 566 | 17.82 | - | 87 | 20位 | 2.74 | 48位 |
18位 : MF 田口泰士 (名古屋グランパス) 1991年3月16日生まれ 174センチ/65キロ→ 怪我の影響で4月から8月まで長期離脱。悔しいシーズンになったが、90分あたりのスタッツは軒並み優秀。「パス数/90分」がリーグ23位、「パス集中率」がリーグ5位、「タックル数/90分」は6位で、「インターセプト/90分」に至ってはリーグ3位。「テクニックのあるゲームメーカー」というイメージが強いが、(パスのみならず)守備的なスタッツでも優秀な数字を残している。走行距離については不十分。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | パス数/90分 | パス数/90分(順位) | パス集中率 | パス集中率(順位) | タックル数/90分 | タックル数/90分 | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト数/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
18 | 田口泰士 | 名古屋 | 11 | 2 | 990 | 10.28 | - | 65.27 | 23位 | 15.61% | 5位 | 4.45 | 6位 | 11 | 48位 | 1.000 | 3位 |
17位 : FW 赤崎秀平 (鹿島アントラーズ) 1991年9月1日生まれ 174センチ/70キロ→ ライバルが多いので「スタメン確保」とはいかない。途中出場も多かったが、そんな中で22試合で7ゴールというのは及第点。シュートに関する項目もまずまずであるが、何と言っても「スプリント回数/90分」でリーグ3位というのが目に付く。1位のMF小川慶(神戸)、2位のMF前田直(松本山雅)に次ぐリーグ3番目だった。90分あたりの走行距離が11.10キロというのはフォワードの選手としてはかなり多い数字。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数 | SP回数/90分 | SP回数(順位) | シュート数 | シュート数(順位) | シュート数/90分 | シュート数/90分(順位) |
17 | 赤﨑秀平 | 鹿島 | 22 | 7 | 1,141 | 11.10 | - | 383 | 30.21 | 3位 | 34 | 60位 | 2.68 | 25位 |
16位 : MF 喜田拓也 (横浜Fマリノス) 1994年8月23日生まれ 169センチ/63キロ→ 怪我の影響もあってU-23アジア選手権の登録メンバー21名からは漏れたが「走行距離/90分」はリーグ12位。J1の中では14人しかいない12キロ越えを果たした。さらにはタックル数とインターセプト数に関する項目もリーグ上位に顔を出すなど守備的なスタッツの優秀さが目立つ。また、「パス数/90分」もリーグ27位なので頻繁にボールに絡んでいることが分かる。早い段階でフル代表に抜擢されても驚きはない。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | パス数/90分 | パス数/90分(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | タックル数/90分 | タックル数/90分 | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト数/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
16 | 喜田 拓也 | 横浜FM | 24 | 0 | 1,881 | 12.01 | 12位 | 62.73 | 27位 | 77 | 39位 | 3.68 | 22位 | 11 | 48位 | 0.526 | 33位 |
15位 : FW 小林悠 (川崎フロンターレ) 1987年9月23日生まれ 177センチ/70キロ→ 今シーズンも怪我に苦しんだ。何度か戦線を離脱してわずか18試合の出場にとどまった。日本代表クラスの実力を持っているのは明らかであるが自身の怪我によってチャンスを逃し続けてきたのは確かである。シュートに関する項目が優れているのは容易に予想できるが「走行距離/90分(km)」がリーグ26位と優秀。風間監督になってからプレーの幅を着実に広げており、この3年半で最も伸びた選手と言える。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数 | SP回数/90分 | SP回数(順位) | シュート | シュート(順位) | シュート/90分 | シュート/90分(順位) |
15 | 小林悠 | 川崎F | 18 | 5 | 1,153 | 11.82 | 26位 | 226 | 17.64 | - | 27 | 82位 | 2.11 | 49位 |
14位 : MF 柏好文 (サンフレッチェ広島) 1987年7月28日生まれ 168センチ/62キロ→ G大阪とのCSの決勝で大活躍。一躍全国に名前をとどろかせたMF柏はドリブルとクロスに関する項目が全てリーグ上位。J1で屈指のチャンスメーカーであることが良く分かるスタッツになっている。MFミキッチとMF清水航も同じようにドリブルとクロスの項目でいい数字を残しているので左右のWBは広島の最大のストロングポイントの1つだった。MFミキッチは退団濃厚。MF柏にかかる期待はますまず高くなる。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | SP回数 | SP回数/90分 | SP回数(順位) | ドリブル数 | ドリブル(順位) | ドリブル/90分 | ドリブル/90分(順位) | クロス数 | クロス数(順位) | クロス/90分 | クロス/90分(順位) |
14 | 柏好文 | 広島 | 30 | 4 | 2,618 | 10.87 | - | 649 | 22.31 | 26位 | 151 | 4位 | 5.19 | 11位 | 149 | 3位 | 5.12 | 9位 |
13位 : DF 谷口彰悟 (川崎フロンターレ) 1991年7月15日生まれ 182センチ/70キロ→ 最も得意とするポジションはボランチだと思うが、今シーズンはチーム事情もあって3バックの中央でプレーする機会が多かった。ハリルホジッチ監督の評価も高くて何度か日本代表に招集されるなど大飛躍の1年になった。フルタイム出場という立派である。「パス数」がリーグ5位で、「パス数/90分」がリーグ9位で、「インターセプト数」が23位。攻守両面で能力の高い選手なので代表定着が期待される。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | パス数 | パス数(順位) | パス数/90分 | パス数/90分(順位) | パス集中率 | パス集中率(順位) | インターセプト数 | インターセプト数(順位) |
13 | 谷口彰悟 | 川崎F | 34 | 2 | 3,060 | 2,612 | 5位 | 76.82 | 9位 | 11.67% | 48位 | 14 | 23位 |
12位 : MF 米本拓司 (FC東京) 1990年12月3日生まれ 177センチ/70キロ→ FC東京はタイスコアの時やリードを奪った後はリスクを抑えたサッカーすることもあって走行距離は少なめ。リーグ50位とMF米本にしては低い順位に落ち着いているがパス数はリーグ36位。さらには最大の売りである守備面では「タックル数」と「インターセプト数」に関する項目がすべて20位以内に入るなどさすがの数値を叩きだしている。代表入りのためには「永遠の課題」と言われる攻撃のレベルアップが不可欠。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | 走行距離/90分(km) | 走行距離/90分(順位) | パス数 | パス数(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | タックル数/90分 | タックル数/90分 | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプト/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
12 | 米本拓司 | FC東京 | 31 | 1 | 2,656 | 11.45 | 50位 | 1,511 | 36位 | 118 | 3位 | 4.00 | 14位 | 19 | 4位 | 0.644 | 16位 |
11位 : MF 森岡亮太 (ヴィッセル神戸) 1991年4月12日生まれ 180センチ/70キロ→ 神戸の顔で10番を背負うMF森岡にとって2015年はあまりいいシーズンにはならなかった。2014年は初めて日本代表に招集されるなど飛躍の1年になったが、今シーズンは本来の輝きを見せた試合は数えるほど。不完全燃焼に終わったが、「タックル数」と「インターセプト数」という守備的な項目がリーグ上位なのが目に付く。攻撃的なセンスに目を奪われがちであるが、守備的なセンスも併せ持っている。
順位 | 選手 | 所属 | 試合数 | 得点 | 時間(分) | パス集中率 | パス集中率(順位) | ドリブル数 | ドリブル数(順位) | タックル数 | タックル数(順位) | インターセプト数 | インターセプト数(順位) | インターセプ数ト/90分 | インターセプト数/90分(順位) |
11 | 森岡亮太 | 神戸 | 30 | 5 | 2,558 | 12.74% | 21位 | 58 | 32位 | 76 | 40位 | 17 | 10位 | 0.598 | 20位 |
→
【J1】 個人スタッツから考える日本代表入りが期待されるJリーガー (1位-30位まで) (下) に続く。
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