■ ポジション別 ベストプレーヤーサッカーダイジェストの最新号にならって、「日本代表のポジション別 歴代ベストプレーヤー」を考えてみました。対象は、サッカーダイジェストと同様に、1992年のオフトジャパンから2011年のザックジャパンとしました。選考のスタンスとしては、
・フル代表での実績を最優先に考える。
・ただし、困ったときは、五輪代表やユース代表での実績も加味する。
・基本的には、クラブチームでの活躍は考慮しない。
とします。
3回目は、左サイドバック/左ウイングバック。
→ このポジションで「ベストプレーヤー」を選ぶとしたら、候補となるのは、DF相馬直樹(鹿島アントラーズ)とDF長友佑都。ほとんどの人は、この二人のどちらか「ベストプレーヤー」に選ぶことだろう。
DF相馬は1995年に加茂ジャパンのときに日本代表にデビューすると、クレバーなプレーで不動のレギュラーとなった。MF名波とのコンビが絶品で、左サイドからの崩しが日本代表の武器となった。一方のDF長友は2008年5月に代表デビューすると、すぐにレギュラーポジションを確保。2010年のW杯の本大会、2011年のアジアカップでの活躍は改めて触れる必要もないものである。
この二人のどちらを上にするかを考えることは、非常に難しい作業であるが、今回はDF相馬を第1位として、DF長友は第2位としたい。おそらく、あと数年経てば、「歴代最高の左サイドバックは長友佑都」と言われることになると思うが、現時点ではとしたい。
第3位に挙げるのは、ジーコジャパンで左サイドに定着したDF三都主アレサンドロ。守備に難はあったが、精度の高い左足のキックで数多くのゴールを演出した。DF三都主は、2002年、2006年のW杯に出場している。DF三都主に続くのは「狂気の左サイドバック」と言われたDF都並敏史(ヴェルディ川崎)。オフトジャパンの不動の左サイドバックであったが、彼が怪我のため1993年のアジア最終予選に出場できなかったことは致命傷となった。
最後の5人目であるが、なかなか候補の名前が浮かんでこない。ファルカンジャパンでレギュラーだったDF遠藤昌浩(ジュビロ磐田)、本職は右サイドであるが、左サイドバックで出場することも多かったDF駒野友一(サンフレッチェ広島)といった選手もいるが、インパクトは乏しい。
となると、サイドプレーヤーという枠に当てはめるのは気が引けるが、トルシエジャパンでは左ウイングバックでプレーすることの多かったMF中村俊輔(横浜Fマリノス)の名前を挙げたい。1999年のシドニー五輪予選、2000年のアジアカップでの貢献度は非常に高かった。
ということで、以下に決定!!!
1位:相馬直樹(鹿島アントラーズ、川崎フロンターレなど):国際Aマッチ 58試合4ゴール
2位:長友佑都(FC東京、チェゼーナなど):国際Aマッチ 40試合3ゴール
3位:三都主アレサンドロ(清水エスパルス、浦和レッズなど):国際Aマッチ 82試合7ゴール
4位:都並敏史(ヴェルディ川崎など):国際Aマッチ 78試合2ゴール
5位:中村俊輔(横浜Fマリノス、セルティックなど):国際Aマッチ 98試合24ゴール
次回はセンターバック編です。
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