■
ACLとの掛け持ちながら5勝3敗1分けとまずまずの成績のG大阪がホームの万博で柏レイソルと対戦。柏は1勝3敗6分けと思わぬ低成績に悩む。
ACLを戦った中国帰りのG大阪は<4-2-2-2>。GK藤ヶ谷。DF橋本、山口、中澤、下平。MF明神、遠藤、佐々木、ルーカス。FWチョ・ジェジン、レアンドロ。
対する柏は<4-2-3-1>。GK菅野。DF小林、古賀、近藤、石川。MF山根、杉山、大津、李、菅沼。FWフランサ。
■ 4対0の圧勝試合は遠征帰りで疲れのあるはずのG大阪が疲労の色を感じさせない試合内容で圧勝劇を見せた。
前半12分にMF佐々木のスルーパスからFWレアンドロが落ち着いて決めて先制。FWレアンドロは公式戦9試合連続ゴール。さらに、前半19分にもMF佐々木のラストパスからFWチョ・ジェジンが決めて早くも2点をリードする。
後半立ち上がりは、逆に右サイドを抜け出たFWレアンドロのパスを中央で待っていたMF佐々木が決めて3点目。MF佐々木は1ゴール2アシストの活躍。試合終了間際にはMF遠藤のパスから途中出場のFW播戸にもゴールが生まれて4対0。
柏は後半にFWフランサを起点になんどか惜しいシーンを作ったがゴールを生むことは出来ず、17位に転落。苦しい試合が続く。
■ 9試合連続ゴールのレアンドロG大阪はFWレアンドロが得点ランキング単独トップとなる今シーズン8ゴール目を記録。最初のチャンスを確実に決めて試合の主導権をたぐい寄せた。この得点シーン以外にも何度かチャンスがあったが決められずにいたが、それでも公式戦9試合連続ゴールは見事であり、安定感は際立つ。
中盤のパスワークが持ち味のG大阪だが、悪いときはスローなテンポになって攻撃がこう着することが昨シーズンも見られたが、爆発的なスピードを持つFWレアンドロゴールに向かって駆け出すだけ攻撃のテンポが上がっていく。
■ 相方のチョ・ジェジンこの日はFWレアンドロと2トップを組むFWチョ・ジェジンの出来が非常に良く、前線で確実にボールを納めて攻撃の起点となった。
185cmという高さを持つFWチョ・ジェジンの働きはG大阪の攻撃が幅広いものになるのか、否かの重要なファクターであるが、開幕当初と比べると、自身のコンディションも上がってきていて、チームへの貢献度も高くなってきている。
■ 危機を迎えたレイソル一方の柏は0対4とショッキングな敗戦を喫した。アウェーでG大阪との対戦というのは簡単な試合ではないが、チームとしての熱が感じられず、淡々と失点を重ねたという印象が残る。
昨シーズンまでのチームのストロングポイントだった前からのプレスはほとんどなく、G大阪の組織だった守備とは対照的で、G大阪としてはほとんど無理をせずに得点を重ねる事が出来た。
FWフランサを中心とした攻撃はそれほど悪くはなかったが、相手に脅威を与えるレベルではなく、このままのメンバーで戦っていかないといけないならば、非常に苦しくなる。
- 関連記事
-