■ 裏・天王山を制したのは清水エスパルスJ1は25節が終了した。週末に行われた25節の中で最も注目を集めたのはG大阪 vs 清水という残留争いの行方を大きく左右する裏・天王山だったがアウェイの清水が2対0で勝利した。夏の移籍市場でMF乾、MFヤゴ・ピカチュウ、FW北川航を獲得した清水はここ3試合は2勝1分けと好調。ともにアウェイでFC東京とG大阪を下して勝ち点「6」を獲得した。勝ち点「27」となった清水は残留争いから抜け出す可能性がある。
ゼ・リカルド監督になって蘇ったが対照的に「シックス・ポイント・マッチ」を落としたG大阪は17位に転落した。15位の湘南との差は「3」、16位の神戸との差は「2」なので依然としてその差は小さいが「2度目のJ2降格の危機」を迎えている。ここ11試合の成績は1勝8敗2分けと散々。残りは10試合となったが30節が神戸戦(A)、33節が磐田戦(H)となる。直接対決となるこの2試合は絶対に落とせない試合になる。
清水戦の後、片野坂監督の去就に関するニュースが流れたが8月17日(水)にも「片野坂監督の解任のリリース」が流れる見込みとなった。前日の16日(火)に監督交代を報じたスポーツ報知に続いてスポニチやデイリースポーツも監督が解任される見込みであることを報じた。複数のメディアが報じたことで「解任はほぼ確実」と言える状況になったが24試合を戦って5勝12敗7分けで勝ち点「22」。解任もやむなしである。