■ 3つの大きなニュース開幕前は「優勝候補の筆頭」に挙げられながらジュビロ磐田は23節を終えた時点で7勝7敗9分けで勝ち点「30」のみ。12位と低迷している。2位の北九州との差は「15」と大きく広がっているので至上命題である「1年でのJ1復帰」は難しくなってきた。Jリーグ再開後、なかなかエンジンがかからなかったがここ6試合はさらに低調で0勝3敗3分け。直近の9試合でわずか1勝のみとなる。23節の山口戦(A)は0対3で敗れた。
「決定機を作りながら決められない。」という試合が目立つ。FWルキアンは9ゴール、FW小川航は7ゴール、FW中野誠は5ゴールを挙げているので「フォワード陣はそれなりに結果を残している。」と言えるが「チャンスを逃す場面」は多い。特にゴール量産が期待されたFW小川航が低調。8試合ノーゴールと苦しんでいる。ここ最近はスタメンから外れる試合も多くなっており、期待を裏切るシーズンになっている。
フベロ監督の解任論を唱える人は試合を重ねるごとに増えていたが10月2日(金)の朝に「フベロ監督の解任」、「鈴木政一強化本部長の監督就任」、「元・日本代表のMF遠藤の期限付き移籍での加入」という3つの大きなニュースが流れた。いずれも10月2日(金)の午前中の段階では正式発表はされていないがクラブと太いパイプを持っている地元メディアが伝えているので「ほぼ間違いない情報である。」と言える。
監督交代も大きなニュースである。「チーム作りは上手な監督であること」、「久々に磐田が引き当てた優秀な監督であること」、「一番の問題がフォワード陣のシュート精度不足であること」などを加味すると「このタイミングでフベロ監督を斬るのはかなり勿体ない。」と思うが「このままだとJ1昇格はほぼ無理」というのも確かな事実である。黄金期の磐田で監督を務めた鈴木政一氏が火中の栗を拾う形になった。