11人目 : GK 中村航輔 (柏レイソル)→ 福岡時代の2015年以来のJ2でのプレーとなったが首位を独走する柏の守護神として目覚ましい働きを見せており、同僚のMFクリスティアーノ(柏)とともにJ2の年間MVPの候補に挙げられている。11連勝中の活躍も光ったがシーズン序盤のなかなか点が取れない時期の活躍の方が印象に残っている。代表入りを争うGKシュミット・ダニエルとGK権田が海外移籍を果たしたことは大いに刺激にはなっているはず。
12人目 : GK 谷晃生 (ガンバ大阪)→ 中学年代から将来を嘱望されてきた「新・黄金世代」を代表するキーパーになるが今シーズンは怪我に泣かされて不本意なシーズンになっている。正キーパーとして挑む可能性が高かったU-20W杯の本大会も怪我のため不参加。五輪代表にも絡めずにいるがG大阪にとっては「GK東口の後継者」として順調に成長してもらわないといけない選手である。今オフ、経験を積ませるために修行に出る可能性は高い。
13人目 : GK ビクトル (FC岐阜)→ 過去2年間はいずれもフルタイム出場を果たしたが今シーズンは新加入のGKヤン・オレ・ジーバースにスタメンの座を譲る試合も増えている。スタメンの回数はGKヤン・オレ・ジーバースが17試合、GKビクトルが15試合になる。不本意なシーズンになっているが足元の技術が高くてサイズもあるキーパーなのでオフの移籍市場で注目を集めるのは確実である。能力的にはJ2の中ではトップクラスのキーパーである。
14人目 : GK 菅野孝憲 (コンサドーレ札幌)→ 2018年に京都から札幌に移籍したがGKク・ソンユンの壁は厚くてなかなか出場機会には恵まれない。経験豊富なGK菅野の存在は若い選手が多い札幌にとっては心強いがこれだけの選手が2年間も出場機会に恵まれないのは勿体ない。35才という年齢を考えると「出場機会を求めて札幌を離れる可能性はある。」と言える。正確なフィードも武器となるので現代サッカーのトレンドに合ったキーパーと言える。
15人目 : GK ヤン・オレ・ジーバース (FC岐阜)→ 名門のカイザースラウテルンから期限付きで加入したGKヤン・オレ・ジーバースはJ2で17試合に出場している。GKビクトルと激しいポジション争いを繰り広げているがポテンシャルの高いキーパーである。GKビクトルを押しのけてスタメン出場を果たす機会が少なくないのも納得できる。期限付き移籍なのでドイツに戻る可能性もあるが「J2でプレーするキーパーの中では最高レベルの将来性を持つ。」と言える。
16人目 : GK 圍謙太朗 (セレッソ大阪)→ 2018年は期限付き移籍先の福岡でプレー。J2で26試合に出場する活躍を見せた。レンタル元のC大阪に復帰してセカンドキーパーを務めているがGKキム・ジンヒョンがいるので出場機会を得るのは難しい。明るい性格でムードメーカーにもなれるので「セカンドキーパーとしても優秀な選手」であるがベンチ暮らしが続くのは勿体ない選手である。190センチとサイズに恵まれており、身体能力も非常に高い。
17人目 : GK 前川黛也 (ヴィッセル神戸)→ 元・日本代表の前川和也さんを父に持つサラブレッドはJ1で7試合に出場している。直近の試合ではスタメン起用されて勝利に貢献したが経験値が不足しているので不安なプレーを見せる試合の方が多くなっている。代表入りも狙えるポテンシャルがあるので年間を通してレギュラーでプレーできるチームに期限付き移籍させるのがベターと言えるタイミングになっている。移籍先で試合経験を積みたい。
18人目 : GK 波多野豪 (FC東京)→ 定期的に五輪代表に招集されている198センチの超・大型キーパーもなかなかトップチームでは出場機会に恵まれない。今シーズンもJ3のFC東京U-23が主戦場になっているが目標である東京五輪のメンバーに選ばれるためには少なくともJ2で活躍しないといけないだろう。これだけの高さを誇る日本人キーパーはほとんどないことを考えると大事に育てないといけないが、今オフ、修行に出る可能性は高い。
19人目 : GK 茂木秀 (セレッソ大阪)→ 同じく195センチと稀なサイズを誇る超・大型キーパーになる。こちらもJ3のC大阪U-23が主戦場になっているがJ3で試合経験を積んで評価を高めて5月に行われたU-20W杯の本大会のメンバーに選出された。残念ながら出場機会はなかったがいい経験を積むことができた。ウイングスパン(=両腕を左右に水平に広げたときの片方の腕の指先からもう片方の腕の指先までの長さ)の長さは日本人離れしている。
20人目 : GK 富澤雅也 (V・ファーレン長崎)→ 大卒4年目になるが昨シーズンまではJリーグでの出場機会はなかった。ベンチ入りの機会すらあまりなかったがついにJリーグデビューを果たすとGK徳重の怪我の影響もあってJ2で10試合に出場するなど飛躍のシーズンになっている。安定感があってビッグセーブも多いので評価が急上昇している。「優秀なセカンドキーパー」を必要としているJ1のクラブが彼のような経歴を持つキーパーの獲得に動くケースは多い。
→ 2019/09/28 【Jリーグ】 2019年-2020年オフの注目銘柄・20名を挙げてみた。 (GK編) (上)
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