■ J1でインパクトを残したMF守田(川崎F)2018年のJ1で大きなインパクトを残した大卒ルーキーというと川崎FのMF守田になる。MFエドゥアルド・ネットがいたので序盤こそベンチスタートになることが多かったがシーズン途中でボランチの定位置を確保。夏にMFエドゥアルド・ネットが抜けた後は主力として大活躍。川崎Fの逆転優勝の立役者の1人になった。MF大島僚とのWボランチはJ1屈指。秋には森保JAPANに選出されたが日本代表でも力を示した。
大卒ルーキーの場合は即戦力になることが期待されるがそれでもプロ1年目からJ1の舞台で出場機会を得るのはなかなか難しい。出場機会に恵まれずにプロ1年目のシーズンを終える選手が少なくない中、J1の優勝クラブでポジションを確保しただけでなく、フル代表にも選出されたMF守田の活躍は異例中の異例だった。1月のアジア杯は残念ながら怪我のため辞退することになったがフル代表での活躍も期待される。
J1のクラブで大卒ルーキーが定位置を確保するのはかなり難しいがJ2のクラブになると事情は大きく異なる。プロ1年目の序盤から出場機会を確保して大きな存在感を発揮する大卒ルーキーが、毎年、何人も出てくる。明らかにJ1のクラブと比べると出場機会は得やすいのでJ1のクラブからのオファーがありながら進路先としてJ2の群馬を選択したMF高井(群馬→東京V→山口)のような選手も出てくるようになってきた。