感想少女ユイの正体がわかる話でした。
ユイはSAO世界のメインプログラムから生み出された存在。
メンタルヘルス・カウンセリングプログラム第一号なるもので、
各プレイヤーのメンタルケアを担当していたようです。
なんというSAOシステムの奥深さ。
そんな中プレイヤーの負の感情を見続けてきた結果、記憶を失ってしまったようです。
確かに1万人ぐらいいたこの世界のプレイヤーも6000人ぐらいに減っていますから
各プレイヤーは色々な悲劇を見ているのでしょう。
その負の感情をユイは一心に背負い続けているともいえるでしょう。
しかし、そのユイが見つけ出した、小さな光明。キリトとアスナでした。
この二人に会いたい為にユイは二人に現れたわけです。
それだけ二人が眩しかった、二人から発せられる感情に惹かれたユイは
プログラム=カーディナルから別個の存在として前回のように生きていけるはずだった。
ただ結局は、キリトとアスナを助けるためにプログラムの違反をして
今回の強い敵をチートで倒してしまった為に、プログラムから消去されてしまいます。
キリトもアスナもユイも、みんな家族でいたかった。
パパとママと娘でいたかった。でも許されるはずもなく、ユイは消えてしまいました。
人の心を手に入れたがゆえの悲劇なのでしょうか。そうでもないようです。
ユイが消えたあとにキリトはプログラムに割り込んで、
結の心をオブジェクト化します。ユイはある部分では救われています。
いや救われたと思いたいです。
まとめ
前回・今回のユイの存在目的・物語になぜ必要だったのかを考えると
キリトとアスナとの間に娘として存在することで、
擬似家族を形成して、SAOの世界でも家族を形成できる事を指し示すこと。
またSAO世界のプログラムの残酷性と、ユイの悲劇から
再びSAO世界のゲームクリアの意志を新婚ホヤホヤのキリトとアスナに植え付けること。
以上のようなことが挙げられるでしょう。
キリトとアスナは個人的には幸せになっても
やはり最終的には不幸せでしかないSAOの世界。
だからこそ祝福されたキリトとアスナが、この世界も変えることができる。
こうした道筋が示されたかのような話でもあったと思います。
アスナさん可愛いですねぇ。
キリトと結ばれてから、ますます可愛くなっていきます。
二人が仲良くなればなるほど、私にはアスナが可愛く見えます。
そしてアスナの可愛さが上がるほど、作品の面白さも比例して上がっていく感じです。
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