さすがに強かった前クイーン。山本由美。
でもクイーンの強さを引き出したのは
綾瀬千早の燃えるような情熱。
千早の情熱に由美も燃えました。
今回は画面効果が気になったので
ピックアップしてみたいと思います。
キャラクターの心情・心理を表現するのに以上のような画面効果・背景効果は極めて有効です。
少女漫画の得意表現に「内面」の表現がありますが、
アニメでもキャラクターの内面を表現する為にこうした画面効果を使っていますね。
特に今回のちはやふるはキャラクターの感情を表現するのに
画面効果の色使いに気を配りながら表現をしていたと思います。
今回は絶不調の前クイーン山本由美と千早が戦う話。
モチベーションの上がらない由美と、前回コツを掴んでテンションが高い千早。
その二人の差は歴然で、由美は最初からどんよりとした暗い画面で登場しますね。
一方ノリノリの千早は、相手がやる気の無い事を見抜き、
やる気の無い人に負けたくないと感じます。
ここの画面は蒼色を使っているのが印象的。
奏が札を読んでいる人の声・読み上げ方に感動する瞬間を描いた描写。
光が強く、温かみのある色彩によって描写に奏の感動が伝わってきます。
全ての札を取りたい。という千早の情熱がさっそく戦い方にも表れてきます。
そんな情熱が由美にも感じた瞬間。
燃え上がるような紅葉の千早の情熱の色を受け取ったのでしょう。
その後千早のミスが経験豊富な彼女を立ち直らせてしまいます。
恩師北野先生の由美への励まし。自分をずっと暖かく見守ってきた先生の言葉を
「単純な人は」と多少皮肉る感じで受け取ったようです。
でもここで面白いのは、画面はどんより暗い感じですが、
最初の登場シーンと比べたら、由美の余裕が感じられるところですね。
という事は彼女の心境は今回冒頭に比べたらかなり変化しています。
「モメ由美」。試合中に堂々にもめる行為。
彼女がクイーンになるまで使っていた行為が復活します。
その画面効果は自信を感じさせるように明るい!
そして「モメ由美」だから強いのではなく、真っ当に強い事が次々描写されます。
肉まん君は由美のことを「少しだけ丁寧で、少しだけ正確。
その少しだけを手に入れるのがどれだけ大変か。ここにいる人間なら誰もが知ってる」
と評しますが、さすが元クイーンだと見せつけます。
そんな相手の強さに今度は相手を燃えたぎらせるまで熱かった千早の色、画面効果が
絶望を感じさせるまでに寒々とした感じになっていきます。
千早と由美の戦いを通して、太一は自分に欠けていたのは
気持ちの強さが大事だという事を肌身で感じたようです。
画面効果的には透き通るような淡い水色の色彩。
太一の純粋な気持ちを表現しているかのようです。
戦いに負けて呆然自失の千早。
上の画像と同じ色彩である事からも、気持ちが冷え切ってのが続いている状態です。
今回はここで物語は終了。
千早の絶望感を視聴者も引きずりながらEDに突入です。
まとめ
落ち込み中の由美と上昇中の千早。
最初は色的に千早=明るい、由美=暗い感じでしたが
最後は千早=暗い、由美=ふつう ぐらいの感じに変化しました。
最初にもいったように由美が千早の情熱を感じたからこそ
由美は強さを取り戻したわけで、その意味では千早の強さも本物なのでしょう。
でも相手が悪かった。現状では「少し」強かったのでしょう。
今回はこの画面効果と千早と由美のキャラクターの心理状態がひっくり返される
つなげ方がとても面白かったですね。こうした画面効果を入れる事で
すんなり物語に没入できる。そんな気がするのです。
今回の絵コンテ・演出は細川ヒデキさん。
最後に子供時代の千早。由美がクイーンになったのをTVで見ていたようですが
千早は子供時代から可愛いなぁと思うようになりました。
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少女漫画の得意表現に「内面」の表現がありますが、
アニメでもキャラクターの内面を表現する為にこうした画面効果を使っていますね。
特に今回のちはやふるはキャラクターの感情を表現するのに
画面効果の色使いに気を配りながら表現をしていたと思います。
今回は絶不調の前クイーン山本由美と千早が戦う話。
モチベーションの上がらない由美と、前回コツを掴んでテンションが高い千早。
その二人の差は歴然で、由美は最初からどんよりとした暗い画面で登場しますね。
一方ノリノリの千早は、相手がやる気の無い事を見抜き、
やる気の無い人に負けたくないと感じます。
ここの画面は蒼色を使っているのが印象的。
奏が札を読んでいる人の声・読み上げ方に感動する瞬間を描いた描写。
光が強く、温かみのある色彩によって描写に奏の感動が伝わってきます。
全ての札を取りたい。という千早の情熱がさっそく戦い方にも表れてきます。
そんな情熱が由美にも感じた瞬間。
燃え上がるような紅葉の千早の情熱の色を受け取ったのでしょう。
その後千早のミスが経験豊富な彼女を立ち直らせてしまいます。
恩師北野先生の由美への励まし。自分をずっと暖かく見守ってきた先生の言葉を
「単純な人は」と多少皮肉る感じで受け取ったようです。
でもここで面白いのは、画面はどんより暗い感じですが、
最初の登場シーンと比べたら、由美の余裕が感じられるところですね。
という事は彼女の心境は今回冒頭に比べたらかなり変化しています。
「モメ由美」。試合中に堂々にもめる行為。
彼女がクイーンになるまで使っていた行為が復活します。
その画面効果は自信を感じさせるように明るい!
そして「モメ由美」だから強いのではなく、真っ当に強い事が次々描写されます。
肉まん君は由美のことを「少しだけ丁寧で、少しだけ正確。
その少しだけを手に入れるのがどれだけ大変か。ここにいる人間なら誰もが知ってる」
と評しますが、さすが元クイーンだと見せつけます。
そんな相手の強さに今度は相手を燃えたぎらせるまで熱かった千早の色、画面効果が
絶望を感じさせるまでに寒々とした感じになっていきます。
千早と由美の戦いを通して、太一は自分に欠けていたのは
気持ちの強さが大事だという事を肌身で感じたようです。
画面効果的には透き通るような淡い水色の色彩。
太一の純粋な気持ちを表現しているかのようです。
戦いに負けて呆然自失の千早。
上の画像と同じ色彩である事からも、気持ちが冷え切ってのが続いている状態です。
今回はここで物語は終了。
千早の絶望感を視聴者も引きずりながらEDに突入です。
まとめ
落ち込み中の由美と上昇中の千早。
最初は色的に千早=明るい、由美=暗い感じでしたが
最後は千早=暗い、由美=ふつう ぐらいの感じに変化しました。
最初にもいったように由美が千早の情熱を感じたからこそ
由美は強さを取り戻したわけで、その意味では千早の強さも本物なのでしょう。
でも相手が悪かった。現状では「少し」強かったのでしょう。
今回はこの画面効果と千早と由美のキャラクターの心理状態がひっくり返される
つなげ方がとても面白かったですね。こうした画面効果を入れる事で
すんなり物語に没入できる。そんな気がするのです。
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最後に子供時代の千早。由美がクイーンになったのをTVで見ていたようですが
千早は子供時代から可愛いなぁと思うようになりました。
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