言峰綺礼をひたすらに誘うアーチャー。
この行為もまたアーチャーの愉悦なのでしょう。
アーチャーの楽しみはどんどん増えています。
今回はセイバーとアイリス、
綺礼とアーチャーの会話劇主体の展開でした。
セイバーは運転していましたが無免許でしょうね。
感想情報整理 状況把握をしたものが勝ち残れる
今回は今まで集めた情報を各陣営が整理する展開でした。
アバンでは遠坂時臣がアサシンから集めた情報を集め対策を練っています。
特にライダーの宝具に関しては、知らなければ対応できなかったと言います。
久宇舞弥から情報を集める衛宮切嗣。
遠坂の沈黙を確認し、バーサーカーはその能力ゆえに泳がせる事にさせ
ケイネスは瀕死なのは確認できているがランサーの脱落がわからない以上、
ランサーのマスターが変わっている可能性を示唆する切嗣。
切嗣は言峰綺礼の今までの行動の一部が理解できなかったようですが
綺礼の目的が自分であるならば、その行動も納得がいくと理解しますが
ではなぜ自分なのかという根源的な理由は掴めないようです。
切嗣と綺礼。お互いがお互いに人並みならぬ興味を示しつつ
未だにお互いのことがわからないようです。
煙草を吸う切嗣。
一瞬「カウボーイビパップ」のスパイクに見えてしまいました。
たぶん髪型がかなり一緒だからでしょう。
アーチャーと綺礼 仲良しな二人
自らのサーヴァント、アサシンを完全に失った綺礼ですが
彼の目的は情報収集であり、その目的が達せられたとして一応は満足。
でもアーチャーはそんな心の奥底を読んでいるかのように綺礼を話します。
ここでは、サーヴァントを失ったマスターが新たな令呪を獲得する可能性が語られます。
アサシンを失った綺礼ですが、綺礼はまだ生きている。
すると彼が再び綺礼を獲得するのではとアーチャーは予測を立てます。
でも綺礼は自分がアサシンのマスターになれたのは
遠坂陣営の情報収集が目的なので、令呪の再獲得は無いと言い切ります。
セイバー アイリス 二人の絆
切嗣が話していた、アイリスとセイバーが日本で作る工房へ行く話。
さっそく二人は工房予定地へ向かいます。
無免!絶対に無免!!ちなみにセイバーの運転は普通ですね。
そして工房予定地の古い佇まいの屋敷へ。
この屋敷って「Stay/Night」では士郎が住んでいる場所でしょうね。
広い大部屋など見て、「あぁ何年もすると、ここに女の子達が集まって
ご飯を食べながら楽しく暮らすのだなぁ」と感慨に耽りました。
日本式の住居では魔力が拡散してしまうので工房に適さないと言いますが
蔵の方は工房に適しているというアイリス。
そして魔術の手伝いもお願いするアイリスですが
セイバーは手を使わずに何でも自分に頼むアイリスにその理由を聞きます。
どうやらアイリスはホムンクルスにある欠陥ゆえに手の感覚を遮断しているようです。
手に力の入らない芝居が痛々しいです。
アイリスはセイバーに自分を支えてほしいとお願いします。
もちろんセイバーもアイリスの願いに応えます。
二人の信頼関係はこの作品の魅力ですね。
綺礼の本質を知る為の聖杯探し アーチャーの誘い受け
間桐雁夜について無意識に雄弁について語る綺礼。
この事がアーチャーに付け込まれます。
ここでは綺礼とアーチャーが回りくどく説明していますが、
アーチャーのいう事を要約すれば
「綺礼は間桐に無自覚的な興味を持った。そして間桐の今後をあれこれ妄想したら
自分が気づかないうちに楽しくなっちゃった。それって愉悦でしょ」って指摘です。
アーチャーは「あなたの心も他人の不幸は蜜の味」だって事を綺礼に伝えたわけです。
そんな人の不幸を喜ぶ事は信仰に反すると怒り出す綺礼。
しかし愉悦すら否定しようとする綺礼にアーチャーは「ますます面白い」と評します。
そんな綺礼が怒りだす状況を察してか
綺礼の令呪が復活します。はぐれたサーヴァントもいないのに…。
そしてアーチャーは自分の心の奥底にある願望を知る為に
聖杯を手に入れてみる気はないかと、誘います。
そんなアーチャーの言葉に綺礼はグラっときます。
なぜグラっときたか。
綺礼は今までは自分は自分の事をよくわかっていたと判断していたようです。
しかし、間桐について知らず知らず雄弁に話してしまったように
アーチャーと話している内に自分の知らない側面が次々に浮き彫りにされてきたからでしょう。
自分の知らない願望が奥底にある可能性がある事を綺礼は感づいてきたのでよう。
そんな綺礼を見てアーチャーは
他のマスターのサーヴァントを奪う事から始める事だと言います。
ここでは、あれこれ抽象的な言い回しをしていますが、
結論は「俺と契約しろ」です。要は誘い受けです。
ただ綺礼はさすがに師の遠坂を裏切ることに躊躇しているようです。
でもあまりにも魅力的に聞こえるアーチャーの声でした。
まとめ
今回は会話劇主体の内容でしたね。
尺的な量も含め、綺礼とアーチャーの会話劇が重点に置かれていましたが
ここでは綺礼の心の変遷を描こうとしているのだなぁと思いました。
思ったのは、こうした会話劇ってアクションに乏しく
退屈な内容に陥ってしまう可能性が高いですが、
この作品は退屈にしないように、画面構成に気を配ってみせていました。
特に長い長い問答だった綺礼とアーチャーの会話劇では
例えばアップもロング、被写体を真正面や斜で映すなどあらゆる見せ方を尽くします
またチェスやワインといった小物を用いて、画面を飽きさせないようにしているのと
特にチェスの扱いには、チェスの駒を倒すなどして、アーチャーの言いたい事や、
作品内の状況を表せるかのような描写が散見されました。
こうした飽きさせない会話劇は本作のあおきえい監督が
監督した空の境界「俯瞰風景」で演出した会話劇の手法の応用のように見えました。
今回の絵コンテは野中阿斗さんでしたが、あおきさんの手法を上手く使っていると感じました。
あとは声優さんの演技力ですね。中田譲治さんと関智一さんは凄いって事です。
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感想情報整理 状況把握をしたものが勝ち残れる
今回は今まで集めた情報を各陣営が整理する展開でした。
アバンでは遠坂時臣がアサシンから集めた情報を集め対策を練っています。
特にライダーの宝具に関しては、知らなければ対応できなかったと言います。
久宇舞弥から情報を集める衛宮切嗣。
遠坂の沈黙を確認し、バーサーカーはその能力ゆえに泳がせる事にさせ
ケイネスは瀕死なのは確認できているがランサーの脱落がわからない以上、
ランサーのマスターが変わっている可能性を示唆する切嗣。
切嗣は言峰綺礼の今までの行動の一部が理解できなかったようですが
綺礼の目的が自分であるならば、その行動も納得がいくと理解しますが
ではなぜ自分なのかという根源的な理由は掴めないようです。
切嗣と綺礼。お互いがお互いに人並みならぬ興味を示しつつ
未だにお互いのことがわからないようです。
煙草を吸う切嗣。
一瞬「カウボーイビパップ」のスパイクに見えてしまいました。
たぶん髪型がかなり一緒だからでしょう。
アーチャーと綺礼 仲良しな二人
自らのサーヴァント、アサシンを完全に失った綺礼ですが
彼の目的は情報収集であり、その目的が達せられたとして一応は満足。
でもアーチャーはそんな心の奥底を読んでいるかのように綺礼を話します。
ここでは、サーヴァントを失ったマスターが新たな令呪を獲得する可能性が語られます。
アサシンを失った綺礼ですが、綺礼はまだ生きている。
すると彼が再び綺礼を獲得するのではとアーチャーは予測を立てます。
でも綺礼は自分がアサシンのマスターになれたのは
遠坂陣営の情報収集が目的なので、令呪の再獲得は無いと言い切ります。
セイバー アイリス 二人の絆
切嗣が話していた、アイリスとセイバーが日本で作る工房へ行く話。
さっそく二人は工房予定地へ向かいます。
無免!絶対に無免!!ちなみにセイバーの運転は普通ですね。
そして工房予定地の古い佇まいの屋敷へ。
この屋敷って「Stay/Night」では士郎が住んでいる場所でしょうね。
広い大部屋など見て、「あぁ何年もすると、ここに女の子達が集まって
ご飯を食べながら楽しく暮らすのだなぁ」と感慨に耽りました。
日本式の住居では魔力が拡散してしまうので工房に適さないと言いますが
蔵の方は工房に適しているというアイリス。
そして魔術の手伝いもお願いするアイリスですが
セイバーは手を使わずに何でも自分に頼むアイリスにその理由を聞きます。
どうやらアイリスはホムンクルスにある欠陥ゆえに手の感覚を遮断しているようです。
手に力の入らない芝居が痛々しいです。
アイリスはセイバーに自分を支えてほしいとお願いします。
もちろんセイバーもアイリスの願いに応えます。
二人の信頼関係はこの作品の魅力ですね。
綺礼の本質を知る為の聖杯探し アーチャーの誘い受け
間桐雁夜について無意識に雄弁について語る綺礼。
この事がアーチャーに付け込まれます。
ここでは綺礼とアーチャーが回りくどく説明していますが、
アーチャーのいう事を要約すれば
「綺礼は間桐に無自覚的な興味を持った。そして間桐の今後をあれこれ妄想したら
自分が気づかないうちに楽しくなっちゃった。それって愉悦でしょ」って指摘です。
アーチャーは「あなたの心も他人の不幸は蜜の味」だって事を綺礼に伝えたわけです。
そんな人の不幸を喜ぶ事は信仰に反すると怒り出す綺礼。
しかし愉悦すら否定しようとする綺礼にアーチャーは「ますます面白い」と評します。
そんな綺礼が怒りだす状況を察してか
綺礼の令呪が復活します。はぐれたサーヴァントもいないのに…。
そしてアーチャーは自分の心の奥底にある願望を知る為に
聖杯を手に入れてみる気はないかと、誘います。
そんなアーチャーの言葉に綺礼はグラっときます。
なぜグラっときたか。
綺礼は今までは自分は自分の事をよくわかっていたと判断していたようです。
しかし、間桐について知らず知らず雄弁に話してしまったように
アーチャーと話している内に自分の知らない側面が次々に浮き彫りにされてきたからでしょう。
自分の知らない願望が奥底にある可能性がある事を綺礼は感づいてきたのでよう。
そんな綺礼を見てアーチャーは
他のマスターのサーヴァントを奪う事から始める事だと言います。
ここでは、あれこれ抽象的な言い回しをしていますが、
結論は「俺と契約しろ」です。要は誘い受けです。
ただ綺礼はさすがに師の遠坂を裏切ることに躊躇しているようです。
でもあまりにも魅力的に聞こえるアーチャーの声でした。
まとめ
今回は会話劇主体の内容でしたね。
尺的な量も含め、綺礼とアーチャーの会話劇が重点に置かれていましたが
ここでは綺礼の心の変遷を描こうとしているのだなぁと思いました。
思ったのは、こうした会話劇ってアクションに乏しく
退屈な内容に陥ってしまう可能性が高いですが、
この作品は退屈にしないように、画面構成に気を配ってみせていました。
特に長い長い問答だった綺礼とアーチャーの会話劇では
例えばアップもロング、被写体を真正面や斜で映すなどあらゆる見せ方を尽くします
またチェスやワインといった小物を用いて、画面を飽きさせないようにしているのと
特にチェスの扱いには、チェスの駒を倒すなどして、アーチャーの言いたい事や、
作品内の状況を表せるかのような描写が散見されました。
こうした飽きさせない会話劇は本作のあおきえい監督が
監督した空の境界「俯瞰風景」で演出した会話劇の手法の応用のように見えました。
今回の絵コンテは野中阿斗さんでしたが、あおきさんの手法を上手く使っていると感じました。
あとは声優さんの演技力ですね。中田譲治さんと関智一さんは凄いって事です。
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