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ねずさんの古事記・参に拍手喝采!(1)

青林堂より出版された「ねずさんと語る古事記・参」を読み終えました。
タイトルからもわかるように、これは第三巻。
既に、壱の巻と弐の巻は読み終えています。

第参巻は内容として、葦原中つ国の平定、天孫降臨、海彦山彦(この本ではこのような簡易表現はしていません)、そして神武天皇という流れです。
現在の皇室につながる日本の古代史の源流というか、古代から連綿とつながる日本の歴史となります。
奇妙なことにこのような歴史資料があるにも関わらず、日本の教科書には書かれていません。
このことが日本に巣食う病魔のおおもとのような気がします。

日本を知る海外の知識人が羨むことに、『日本は神話の時代より続く二千年以上の歴史を持つ唯一の國』ということがあります。
僕たち日本人はこのことに関してまったく自覚がありません。
実はこれは空気のように当たり前だから有り難さを知らないだけ、というのとは違うようです。
つまりこれは意図的に知らないように仕組まれたことなのです。
誰がそんなことを、ってご存知GHQ・・・・日本を身を持って恐ろしい国と最も認識した組織です。
僕たちは教育を歪められることによって、「知らない」ように仕組まれたのです。
戦前は正しく教科書などでも教えられたといいます。
ねずさんの書いた百人一首の解釈なども、戦前の日本人の多くに伝えられたものとのことです。

そして、もっとも罪深いことに皇室の尊さも、僕らは知ることをできずにいます。
そんなことはない。
と、反論する人もいるでしょう。
でも、僕は知らなかった。
そして、僕の周囲には皇室に不敬な事を口にする人は多くいた。
皇室の尊さを知る人は、戦前や幕末よりも圧倒的に少ない筈です。

では、日本人の人権や民主主義は誰に与えられたものでしょうか。
たいていは「日本国憲法」とか「民主主義は敗戦によってもたらされ」などと返ってくるでしょう。
おそらく「天皇」のご存在により、6~7世紀ころに与えられた、などと答える人は非常に少ないと思います。
そう、僕たちは日本式の、日本独自の民主主義を、人権を古代から天皇によって与えられているのです。

< つづく >

お焚き上げ2

Tag : 読書歴史文化

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