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今年も晦日に「夏越の大祓」

今日は水無月の最終日=晦日です。

一年が半分終わったことになります。
長いようで短いようで・・・。
子供の体感する時間の進み方は、大人のそれとはぜんぜん違うようです。
そういえば、小学生の頃の夏休みは長かったなぁ・・・。
でも、あっという間でしたね。

夏越の大祓い7

さて、下旬になるとボチボチ神社も「夏越の大祓」の準備を整えます・
神社の参道に、画像のような茅で作った輪が設置されます。
茅の輪をくぐることで更に穢れを祓い、無病息災を願うのです。
この輪を左右に計3回くぐってお参りすると、半年間の禊ぎができるとのことです。
念の為、神社に掲示してあったお参りの仕方を添付しておきます。

夏越の大祓い3

なお、くぐる際には祝詞を唱える地方もあるそうです。
「祓(はら)えたまへ、清めたまへ、守りためへ、幸(さきわ)へたまえ」
という唱え詞を奏上しながらくぐるのだそうです。

さて、明日から今年の残り半分が始まります。

夏越の大祓い4

Tag : 文化多摩武蔵野歴史

景風清(けいふうきよし)

今回、まとめた作品は色紙に行書で3文字。

このくらいの少字数だと、本当に句選びに悩みます。
手頃なので、ネタ切れになりがちだからです。
しかも、僕くらいの手だと、サマになる言葉はさらに限られてきます。

そんななかで選んだ句は・・・

景風清

「景風清」(けいふうきよし)

南方より吹き来る風がすがすがしい

という意味になります。
夏の3文字熟語になります。
ただ、「景」という字には「南からの・・・」という意味はありません。
「景」は「景色。ながめ。その場のありさま。」という意味です。
これはおそらく出典もとの前後の文章からきたものでしょう。

しかしながら、これから先、数ヶ月はとても清々しい風が期待出来るとは思えません。
夏がいよいよ本格化しますね。

夏空1


Tag : 文化漢詩

都知事選でわかった神宮外苑再開発の件

いろいろと問題を孕んでいる東京都知事選だが、今回明らかになってほっとしたこともある。

そのうちのひとつが、神宮外苑再開のことだ。
選挙戦が始まろうとしている前から、「ニュースあさ8」で有本香氏が解説していた。
これを聞いてほっとしている。
僕は残念ながら、共●主義者のプロパガンダに騙されていたのだ。

ハナミズキ3

世間に流布されていたのは、この再開発の事業にともなって、大切な神宮の杜や外苑の街路樹が大量に伐採されて、東京の外苑周辺の景観が一変してしまう!!!というものだった。
そして、その再開発の中心となっているのが、明治神宮の神職を中心としたメンバーと、小池都知事であるかのようなものだった。

しかし、事実はまったく異なる。
この再開発のプロジェクトを推進しているのは、民間の事業者であり東京都知事は口出しできるものではないとのことだ。
なにやら、一部の都知事候補たちが討論会を行った際にも、蓮舫候補が現職の小池都知事に噛みついて、上述のことのようなことを反論したそうだ。
そして、大開発に伴って自然破壊が起こる、と言うことに対しては、実は真逆で外苑を再整備するにあたって神宮の杜をかつての形に戻すということらしい。
なんだ、ならば大歓迎ではないか、というものである。

共●党のよくあるプロパガンダは、「自然破壊が起こる」とか「街路樹が大量に伐採される」といった先鋭的なモノが多い。
今回のものはなかなか巧みで、明治神宮の杜を人質にとることで、保守的な考えを持つ人々を騙そうとしていた。
少し脇道にそれるが、昨今では街路樹の木を一本伐るにも環境団体が大騒ぎをするため、行政も苦労しているらしい。
馬鹿馬鹿しいにもほどがある。

外苑

そもそも、武蔵野の自然は雑木林であり、広葉樹林が多い。
この自然環境を保持するために行われているのが萌芽更新で、広葉樹の幹を切って芽を育てる緑地保全の方法です。
そのまま雑木林を放置すると常緑照葉樹林となってしまいます。
街路樹とはちょっと違いますが、街路樹もまた人工林の一部ですから人の手を入れないといけないのです。

だいたい、こういった環境団体はこんなくだらないことに精力を費やすのであれば、メガソーラーの開発を止めることに精力を振り向けてほしいものだ。
あっちの方が余程自然環境を破壊しているではないか。

まぁ、なんにしろ神宮の杜をむしろ守るような民間事業であることを知って、胸をなで下ろしている。

Tag : 文化多摩武蔵野歴史自然

イワシの丸干しをメインディッシュに!

仕事帰りに立ち寄ると、いつも店じまいのために惣菜や魚が割り引きセールを始める。

僕の食生活はこの割引セールによって成り立っているようなものだ。
よく買うのは惣菜だとフライや唐揚げ、魚は鯖の切り身やあらなどだ。

この日、飛びついたのはイワシだった。
半額になっていた。
鰯の丸干しで、六匹ひとまとめのパックだ。

イワシの丸干し

ちょっと肉食が続いていたこともある。
魚を食べたかったのだ。
なんでまた鰯なんて変わり映えしないものを・・・。

「美味しんぼ」という料理コミックがありましたね。
最初の頃はとても面白かった。
(あとあとになると、絵も扁平で魅力がなくなるし、やたらの●国・北●鮮推しで、気味が悪くなった)

第一巻では、名物キャラクター・京極氏や岡星が初登場する回がある。
ここで、主人公山岡が京極氏を満足させるために「岡星」で出した献立は、ごはんと味噌汁とイワシの丸干しだった。
これは京極氏が土佐の出身であり、戦後の米相場で成功した経歴の持ち主であるための演出である。
無論、米の品種、研ぎ方、炊き方、出汁の鰹節や豆腐、土佐の丸干しを選んだりと考え抜かれたものだった。
京極氏は、炊いた米の宝石のような輝きを見逃さず、この「粗末な」献立に感動して平らげたというエピソードだ。

京極さんにあやかって、イワシの丸干しをメインのおかずに据えた。
考えてみると、こうして鰯をメインディッシュにしたことはない。
どうも目刺しで食べたことくらいしかない。
改めて食べてみると、脂ものって非常に美味しい魚ではないか。

「あぁ、もうこないな泣かせるようなことせんでほしいわぁ」

Tag : 文化

大きなお皿に盛り付ける満足感

以前に小庵の近所でレストランなどが廃業したときに、門前で食器の無料配布を行っていた。

何かの役に立つかな、と思って、よさげなものを数点貰っていた。
最近になって、その効用を見いだしたようだ。

レストランなどで使うお皿は総じて大きい。
そんなお皿に、ちょこっと料理が盛り合わせてあるものだ。
お皿が大きいためだろうか・・・。

ちょこっとでも、あんまりちょびた感じはしない。
むしろ、高級感が出たようにすら思える。
なんともお皿のマジックだ。

そんなお皿にカレーライスを盛り付けてみた。
・・・・・・

カレーの大皿

なかなか、いい。
味がなにか変わるわけではない。
量も変わることは無い。
しかし、なんとなく満足感がある。

ふだんはカレーライスは、丸いお皿に目一杯持って食べていた。
文句はなかったけど、比べるとやっぱり心が貧しい感じがする。

俺のカツカレー

お皿もなかなかやるもんだ。

Tag : 文化

台湾生まれの日本人~金美齢さんのお話

今回の記事は先日の「ニュースあさ8」で有本香氏が話していたことだ。
とてもよい話だったので、メモしておこうと思う。

伊豆半島で特急列車に乗っていたらしい、おそらくは「踊り子号」だろう。
有本氏は台湾出身の金美齢さんとご一緒していたそうだ。
そして、席は特別席であったとのこと。

伊豆急下田行き1

そこには、小さな子供連れの若い親もいたらしいが、そこで子供がおもいっきりはしゃいでいたそうだ。
さすがに過ぎたはしゃぎっぷりで、不快なほどうるさかったようである。
金さんは凛とした様子で、子供に注意をしたらしい。

「ここはあなたのおうちじゃないの。他にもみんなが乗っているのだから、静かにしなさい。」

有本氏は驚いたそうだ。
日本人でも最近は余所の子供に対してここまで毅然とお叱りはできないのに・・・。

さらに金美齢さんはご両親に対しても、
「ここは公共の場で、しかもみんな特別な料金を支払って乗っているの。そんな場所で子供が羽目を外していたなら叱るのが親の役目です。こんなときに躾を教えないで、いつ教えるんですか。」

さすがです。
金さんは日本国籍をお持ちですが、台湾にルーツをお持ちだ。
戦前の日本人の美徳を我々日本人よりも正しく継承しておられる。

伊豆急下田駅3

電車を降りてから、叱られた親子は改めて金さんへお詫びと感謝をお伝えしたという。
有本氏は感服したそうだ。

僕たちは大切なことを戦後の教育や社会で忘れ去ってしまった。
その大切なことは、なんと哀しいことに国境を越えた台湾に残されているのだ。

近年の絵画美術の衰退傾向について

「虎ノ門ニュース」で武田邦彦先生が芸術に関して語っていた。
なかなか興味深かったので、紹介してみようと思う。


(* 51:00 あたりから)

武田先生はいうまでもなく科学者(物理学者)ですが、多摩美術大学でデザインや絵画をも教えていたという経歴をお持ちだそうです。
あくまでも教育という観点からと思いますが、武田先生によると美術の才能を伸ばすには「感性」を磨くのではなく、「知識」を教えるべきだ、とのことです。

斉白石「柳汀図」

近年の芸術分野、とりわけ美術については非常に衰退しているとのお考えがあるようです。
これは僕が常日頃より思っている「近年の公募展などはみるべき作品が少ない」ということと符合しています。
はっきりって、魅力を感じないのです。
むしろ、江戸時代や安土桃山の時代くらいまで遡って作品を探した方がよほど有意義に思います。

これは「感性」を重視して、本人が思ったように自由に描いた作品であるからではないでしょうか。
含蓄を感じることが出来ないのです。
いささか言葉が過ぎるかもしれませんが、「感性」を前面に出して自由に描いたとしても、画家本人に「知識」や「教養」が欠落すれば、そのように薄っぺらな作品が生まれてしまうのではないでしょうか。

山水図軸

鑑賞する側に立っても同じ事で、多くの人は抽象画を見てもよいと思わない人が多いという。
それは、西欧の印象派といったあたりからスタートして、抽象画へ至る経緯を学ぶと、なぜここの部分の表現がこのような形に至ったのかという知識を得ることで抽象画に対する評価が変わってくるのだそうだ。
逆にそのような経緯を踏まえない限り、抽象画を正しく評価することができないのだ。

僕自身、似たような経験がある。
例えば富岡鉄斎の作品についての評価だ。
当初、僕は晩年の鉄斎の作品を「よい」とは思うことができなかったのだ。
しかし、鉄斎の若年時の作品をみることで、鉄斎がどのような技術を習得して晩年の作品群を生み出したのかを知り、正しく評価できるようになったと思う。
武田先生はやはり、古典作品の模写も歴史を踏まえて、順を追って学ぶことがより効果的だということです。

なるほど、僕もやはり古い時代から模写をやってきたのは良かったのだと思う。

作右衛門の家2

Tag : 文化歴史芸術美術日本画

がんばれ!田母神閣下!!

いうまでもなく、7月7日投開票の東京都知事選があります。

いまや人口も予算もGDPも小国よりも大きな、この巨大都市東京の首長選挙です。
ある意味、そこらの小選挙区よりも余程難しいと言われています。

なにしろ有権者数は987万人あまり。
この膨大な人口の中で集票するのは、並大抵の認知度では無理です。
だから、たんなる人気投票のようになる。
その結果が、現職知事であることは説明無用なくらいです。

東京五輪エンブレム

本来であれば、このクラスの規模であればアメリカの大統領選を模して、選挙期間をもっと長くとってじっくりと都民が選べるようにならないとダメですね。
いや、日本人の政治関心度を鑑みると、残念ながら長くとってもボヤけるだけかもしれません。
マスメディアからして、アレですからね。

日本のメディアはもう早々と「小池 VS 蓮舫」の構図を作り出していました。
これは決して、政策やマニュフェストなどを焦点にしてはいません。
たんに「これなら盛り上がる」「話題性」「視聴率」・・・だけです。
決して、都民の生活や福祉などが焦点ではありません。
これだから、都民の政治参加が促されないんですよ。

航空自衛隊

僕個人としては、こんな「学歴詐称 VS 多国籍疑惑」など、どうでもいい。
しかし、現実を考えると残念なことに、ここから二択せざるを得ないでしょう。
真に残念ではありますが、最悪の選択を避けねばならないことは自明です。

ただ、僕は今回はもと航空自衛隊幕僚長の田母神閣下を推したい。
もちろん、投票するつもりです。
数年前に立候補されたときにも投票しました。
僕にとっては先の二択も選びたくはありません。

それでも入れようと思うのです。

いよいよ梅雨入り2024

速報ベースであるが、昨日関東は梅雨入りしたそうだ。

例年よりも2週間程度遅い梅雨入り。
よりによって、昨日は夏至。

六本木美術館通り3

一年でもっとも昼間の長い日であるのに、ほぼ終日雨が降っていた。
なんてこった。
梅雨入りが遅かったからといって、梅雨が短くなるとは限らない。
梅雨明けは平年程度だったり、やや遅いくらいだったりあまり、そこには法則はなさそうだ。
6月上旬入りで、8月上旬明け、という梅雨が2か月長引いた例もある。

作物のことを考える、やはりなくてはならない梅雨。
期間中ずっと雨が降っているわけではない。
事実、今日は晴れていた。

六本木美術館通り5

一方で、昨日がそうであったように、灼熱地獄の前のひとときの避暑タイム。
涼しいんですよね。
湿気があっても気温が下がるので、過ごしやすい。
たったひと月の間ですよ。
そのあとは、高温多湿の灼熱地獄が待っていますから・・・。

Tag : 多摩武蔵野自然

【二十四節気】今日から「夏至」

今日は「夏至」。

二十四節気では今日から「夏至」となります。
江戸時代の暦の解説書「暦便覧」では、「夏至」を「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也」と説明していますs

いうまでもなく、昼間のもっとも長く夜の短い日のことです。
ただ、これはあくまでも北半球での話。
南半球へ行くと、夏至はもっとも夜の長い日になります。
「冬至」と「夏至」は反対の関係になるのです。



冬至にはかぼちゃをいただいたり、柚子湯に浸かったりする風習があります。
しかし、夏至にはとくにこれといった風習はありません。

半夏生(はんげしょう:7月1日or2日)という雑節がありますが、夏至から半夏生までの期間に関西ではたこを食べる風習があったそうです。
むかしはこの時期は田植えの時期です。
タコのように大地に足をしっかりと根を張るように・・・との願いがこめられています。
田植えが終わる半夏生のころには、ちょうど収穫したばかりの麦を使って「半夏生餅(はんげしょうもち)」を作り、田んぼの四隅に供えてから食べる風習があったそうです。

Tag : 文化多摩武蔵野自然

プロフィール

無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

愛猫:
「うず」(十一歳没)
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「小うず」二代目。H27年生。♂
→*「ネコ煩悩」」(↓カテゴリ)

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