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【二十四節気】今日から「小寒」

今日から二十四節気の「小寒」です。
読み方は「しょうかん」。

江戸時代の暦の解説書『暦便覧』では

「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」

と説明しています。



寒さもまだ小さい、ということですが、とんでもない。
充分に寒いですが、次の節気が「大寒」で、もっとも寒い時期。
小寒の初日を「寒の入り(かんのいり)」といいます。
小寒と大寒のおよそ30日間は「寒」「寒中」「寒の内」と呼ばれる最も寒さの厳しい時期です。

この時期には、「寒中見舞い」のお便りを出す時期です。
喪中などで年賀状を出せなかったときには、この「寒中見舞い」を代わりに出すとよいです。

雪樹木1

この時期の行事としては、まず1月7日の人日の節句があります。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロという「春の七草」を入れた七草がゆをいただきます。
邪気を祓い、無病息災が得られるとのことです。
お正月にはご馳走をたくさんいただくため、胃腸も弱り気味。
そんな時期に、この七草がゆは胃腸にとても優しいのです。

次に1月11日には鏡開き。
いまどきは、パックの鏡餅が多いですが、昔はでんと大きめの鏡餅がお供えされました。
年神様にお供えした鏡餅を下げ、雑煮や汁粉などに入れて食べます。
鏡餅は切ったりしてはいけません。
木槌で叩いて割るのがよいとされています。

お正月の期間である「松の内」は毎年1月7日までか15日までです。
この時期はやっぱりお正月由来の行事が多いですね。

Tag : 文化多摩武蔵野歴史自然

門松や思へば一夜三十年

「門松や思へば一夜三十年」

門松や思へば一夜三十年

松尾芭蕉の句です。
意味は新しい年を迎えて、来し方30年を振り返ってみればまるで一夜の夢のようだ、というもの。

34歳のときの句ということです。
この年に芭蕉は俳諧宗匠となったそうです。
過去の人生を振り返って感慨深くなったときに詠んだようにも見えるが、「これまでの人生何も成していない」という反省の思いを詠んだという解釈をする人もいるようです。



それを思うと、わが身はいったいなんなのか。
芭蕉のそのときの人生を遙かに超えてしまっている。
そりゃ、当時とは平均寿命からして違いすぎますが、それにしても・・・・情けない。

しかし、ともかくも新年=令和七年を迎えて、気持ちを新たに始動していきたいと思います。

門松

Tag : 文化歴史俳句

お正月にはご馳走をいただきましょう!

さて、新年も明けました。

年末から繋がる話にあるのですが、お正月のおせち料理についてです。
まぁ、僕は実家でおせち料理をいただく他には、自前でおせちは用意していません。
ここでいっているおせちはいわゆる重箱に入っているようなものですが・・・。

令和七年のおせち料理

毎年購入するもので定番は、蒲鉾・伊達巻き・栗きんとん、数の子くらいなものです。
今年は栗きんとんは諦めて黒豆にしましたが、自分で作る物として煮物(筑前煮かな?)があります。
八つ頭を使いますので、普通の日にいただいているものとはちょっと原価が高いです。

例年、八つ頭を購入するのに苦労していました。
値段が張るのは勿論ですが、丁度良いサイズというのもポイントです。
この煮物は毎年実家に差し入れる分も作りますので、お鍋2杯分・・・結構な大きさの八つ頭が必要です。
一昨年だったか、年末になって本当に手に入らなくて焦りました。
その反省もあって、昨年から早めに購入していました。

八つ頭

今年は物価高の影響もあってか、べらぼうに高い。
昨年は8~9百円で買えたものが、今年は少し小ぶりな物で13百円で入手しました。
いやはや、縁起物でもあるので買いましたが、やっぱりイタいです。
・・・・・・・・・
一昨日の大晦日に吉祥寺へ買いだしにいったときに、もっと仰天するようなことがありました。
西友の食料品へいった、なんと八つ頭がたたき売りされていました。
なんと26百円もする大きなやつが、なんと650円!!
悔しくなって、ついつい買ってしまいました。

八つ頭は美味しいのですが、その分調理が大変です。
なにしろ形が凸凹してました、皮を剥くのがとても大変な難物です。
大晦日の晩はこれで時間使っちゃうんですよね。

令和七年の筑前煮

でもその甲斐あって、美味しい煮物ができました。
大満足 (^∇^)

Tag : 文化

今年も初詣はいつもの神社・仏閣

令和七年の新年が明けました。
ただ、僕としては毎年のルーティンで、いつもの社寺で済ませました。

令和六年初詣杵築大社

最初に詣でたのは、近所の杵築大社です。
小庵にもっとも近いこの神社は氏神様でもあります。
大晦日の23時半くらいにいくと、狛犬と焚き火の近くまで例年列ができています。

令和七年初詣1

ただ、ここからあっという間に長蛇の列が伸びていきます。
午前零時のころには、境内を正門付近で一回ぐるりと反転して南門(正式名は不明。お正月にだけ開門されます)まで人が並んでいる状態に・・・。
今年は僕の前に外人さんカップルが並んでいて、列を詰めないのでちょっとイラッときました。
誰も注意する人がいませんでしたので、僕も黙って忍びました。

令和七年初詣2

例年だと、舞台には神主さんの揮毫した干支が飾られるのですが、今年の「巳」はなんだか印刷してもののようで。
残念でしたが、神主さんはご高齢などの理由で揮毫できなくなったのでしょうか・・・。

そして、つづいては駅前の観音禅寺へはしごします。

令和七年初詣3

除夜の鐘が鳴り響く名刹。
武漢熱のときには、初詣を受け入れていなかったですが、今年はちゃんと行けました。
意外にも列が出来ていたため、待たされました。

令和七年初詣5

令和七年初詣4

ここって、いつも甘酒を振る舞ってくれるのですが、僕が言った頃には空になってしまってました。
嗚呼、残念至極。

令和五年元旦靖國神社2

元旦の朝は市ヶ谷・九段下にある靖國神社へ。
空は雲一つない晴天で、まさしくお正月といった感じ・・・。
ちょっと出遅れたせいか、前の年よりも人出が多かった気がします。
まぁ、例年より最大1時間程度遅かったので、そのせいでしょう。
神門の手前には去年もいた獅子舞がいて、子供達との記念撮影をしていました。
なかには 怖くて泣き出しちゃうようなお子さんもいて、とても大変。

令和七年初詣6

でもでも、今年も一年どうぞよろしくお願いいたします。



Tag : 文化多摩武蔵野歴史散策

令和七年巳年の元旦・明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

今年は令和七年。
皇紀二千六百八十五年。
西暦で二千二十五年です。

十二支では「乙巳」。
今年は巳年ですね。
蛇の年です。

門松

蛇は、「再生」や「変革」を象徴します。
脱皮を繰り返すために、再生の象徴となっています。
そして、生命力が強いです。
「復活」や「不死」を意味します。
蛇は賢く、狡猾です。
そのため「知恵」の象徴です。
こうしてみると結構いい意味ですね・・・蛇って。
女性なんかは、いや男性でも嫌がるものですけど。

「乙」は草木が横に拡がっていく様子や、しなやかに伸びていく様子を意味します。
「乙巳」は再生との年の年ということです。

それまでに、努力を重ねてきたものが芽吹いて、あたらしい循環が始まるようです。
・・・・なんだか、良い予感はしないまでも、まさしく我が国日本の命運を象徴してもらいたいものです。

日本丸

僕自身もいよいよ、脱皮と再生を迎えることができるのでしょうか。
乞うご期待です。

毎年元旦はよいお天気になることが多いです。
とりわけ関東・東京ではそうです。
小庵は東に向いていないため、初日の出を見ることはできませんdしたが・・・残念です。
とにもかくにも、みなさま「明けましておめでとうございます。」

Tag : 文化多摩武蔵野歴史自然

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無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

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「うず」(十一歳没)
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「小うず」二代目。H27年生。♂
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