無心庵山居日記
市中にて心静かに山居生活を送る
霜月の晦日
今日は晦日。
霜月の晦日です。
わざわざ記事にするほどのことでもありませんが、でもやっぱり霜月の末日って感慨深いですよね。
今年もあと一ヶ月になったということです。
明日は「師走」ですよ。
一年の最後の月です。
あっという間ですね。
びっくりです。
決して、一日一日をおろそかにしているつもりはありません。
でも、こんな風に思うって事は、しているのかもしれません。
いろんなことがあった月でしたね。
世間での出来事をとっても、アメリカ大統領選、兵庫県知事選と、メディアの正体が国民全体にバレたことが顕著にでましたね。
ある意味、とっても痛快でした。
他にも、減税がいよいよ検討の俎上に上がってきているように思えます。
国民民主党の掲げる政治課題ですね。
実に良いです。
スキャンダルなどどうでもいいから、はやく「百三万の壁」問題を突破して欲しいです。
実際、自分にとってどの程度の利点があるのか、知りたいところです。
さてさて、来月からいよいよ「師走」。
大先生も走り回ります。
しかし、僕は走りません。
今年もあとわずかです。
霜月の晦日です。
わざわざ記事にするほどのことでもありませんが、でもやっぱり霜月の末日って感慨深いですよね。
今年もあと一ヶ月になったということです。
明日は「師走」ですよ。
一年の最後の月です。
あっという間ですね。
びっくりです。
決して、一日一日をおろそかにしているつもりはありません。
でも、こんな風に思うって事は、しているのかもしれません。
いろんなことがあった月でしたね。
世間での出来事をとっても、アメリカ大統領選、兵庫県知事選と、メディアの正体が国民全体にバレたことが顕著にでましたね。
ある意味、とっても痛快でした。
他にも、減税がいよいよ検討の俎上に上がってきているように思えます。
国民民主党の掲げる政治課題ですね。
実に良いです。
スキャンダルなどどうでもいいから、はやく「百三万の壁」問題を突破して欲しいです。
実際、自分にとってどの程度の利点があるのか、知りたいところです。
さてさて、来月からいよいよ「師走」。
大先生も走り回ります。
しかし、僕は走りません。
今年もあとわずかです。
だし巻き玉子と日本経済
僕のお昼ご飯は、いつもお弁当持参。
前の晩に炊いたご飯をおむすびにするか、お弁当にするか・・・。
最近はバリエーションを増やして、チャーハンを米不足のときに購入した弁当箱に入れるバージョンも。
お弁当のときには、決まって入れるおかずがある。
それは「玉子焼き」だ。
以前は、自分でだし巻き卵を焼いていたが、時間的に余裕がないので、出来合のを買っている。
業務用スーパーで「だし巻き玉子」を使っている。
ボリュームがあるので、三等分して三日間のお弁当に分けて使っている。
今年になって、この玉子が値上がりした。
ちょうど鶏卵の価格が高騰した時期があったと思う。
そのタイミングだ。
やっぱりちょっと痛手だ。
高まる物価、高まらない収入。
金額面だけではない。
最近気がついたが、明らかに小ぶりになっているのだ。
以前は弁当箱にぴったりの大きさだったのが、端っこに隙間ができた。
仕方ないので、お新香を詰めている。
価格が上がって、サイズもこぶりに・・・。
このだし巻き玉子だけの問題では無いようだ。
なんでも、キットカットなども小さくなったらしい。
コンビニ弁当も容器が底上げされているとか・・・。
涙ぐましい企業努力ともいえるが、これらの「ステルス値上げ」は精神的にダメージが大きい。
サラリーマンの給料は、この30年間上がる気配がない。
むしろ下がっている気がする。
なにもかもが、縮小している。
上がったのは公務員給与や議員報酬くらいだ。
何故だ?
もっとも責任のある連中の給料は上がっているのに・・・?
街には外国人が多く見られる。
以前のようにお金持ちの外国人ばかりではないようだ。
日本がお安い観光地になってしまったのだ。
日本がどんどん壊されていく。
文化もどんどん壊れていく。
もっともっと、僕らは自分たちの「政治」を厳しい目でみなければならない。
いままで通りの投票行動ではいけないのだ、と思う。
前の晩に炊いたご飯をおむすびにするか、お弁当にするか・・・。
最近はバリエーションを増やして、チャーハンを米不足のときに購入した弁当箱に入れるバージョンも。
お弁当のときには、決まって入れるおかずがある。
それは「玉子焼き」だ。
以前は、自分でだし巻き卵を焼いていたが、時間的に余裕がないので、出来合のを買っている。
業務用スーパーで「だし巻き玉子」を使っている。
ボリュームがあるので、三等分して三日間のお弁当に分けて使っている。
今年になって、この玉子が値上がりした。
ちょうど鶏卵の価格が高騰した時期があったと思う。
そのタイミングだ。
やっぱりちょっと痛手だ。
高まる物価、高まらない収入。
金額面だけではない。
最近気がついたが、明らかに小ぶりになっているのだ。
以前は弁当箱にぴったりの大きさだったのが、端っこに隙間ができた。
仕方ないので、お新香を詰めている。
価格が上がって、サイズもこぶりに・・・。
このだし巻き玉子だけの問題では無いようだ。
なんでも、キットカットなども小さくなったらしい。
コンビニ弁当も容器が底上げされているとか・・・。
涙ぐましい企業努力ともいえるが、これらの「ステルス値上げ」は精神的にダメージが大きい。
サラリーマンの給料は、この30年間上がる気配がない。
むしろ下がっている気がする。
なにもかもが、縮小している。
上がったのは公務員給与や議員報酬くらいだ。
何故だ?
もっとも責任のある連中の給料は上がっているのに・・・?
街には外国人が多く見られる。
以前のようにお金持ちの外国人ばかりではないようだ。
日本がお安い観光地になってしまったのだ。
日本がどんどん壊されていく。
文化もどんどん壊れていく。
もっともっと、僕らは自分たちの「政治」を厳しい目でみなければならない。
いままで通りの投票行動ではいけないのだ、と思う。
Tag : 文化
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章「赤日の出撃」』を観てきた!
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章「赤日の出撃」』を新宿ピカデリーで鑑賞してきました。
なかなか、のめり込める内容でした。
良い出来だと思います。
いまのところ、リメイクシリーズ中では最高スコアをたたき出していると思います。
情報も盛りだくさんで「消化しきれない」と悲鳴を上げている通の方々もいるようです。
僕は映画を観て考えたことだけなので、通の方々は資料集やら解説みたいなものを目を通しているのでしょうから、比ではないのでしょう。
そんな観ただけの僕の感想を述べます。
膨大な情報量であり、旧作を上回るスケール感がありました。
しかし、一方で結局のところ大筋は旧作をいろいろ肉付けしただけなのかも・・・との疑念も湧きました。
今回の作品は「永遠に」と「ヤマト3」をまぜこぜにしているとのことだったので、まったく新しいストーリーになるのかな、と想像していました。
ですが、「第二章」で聖総統スカルダートによって語られた1000年の歴史などから推測されるデザリアムの目的は「旧作と同じ」ように透けて見えるのです。
つまりは、生殖機能を失った機械化種族が地球人の健康な肉体が目的、ということです。
そして、グランドリバースはスカルダートの説明によるとコスモリバースの試作品なのですが、真田さんの解析によると、やはり重核子爆弾なのではないのか、ということ。
旧作では暗黒星団帝国は、惑星規模の茶番劇を母星で行っていましたが、今回はそれを地球側で、全世界規模で、茶番を通じて地球侵攻しているようです。
旧作は尺の問題でガバガバの展開でしたが、本作はそれを丁寧に描いているというのが受けた印象です。
なにしろ、まだヤマトが発進する前から、前倒しにメカやキャラを大放出していますね。
波動カートリッジ弾、ゴルバ型要塞、戦艦グロテーズ、スカルダート(正体も含む)、サーダ・・・などなど。
波動エネルギーに対して弱いというのは、旧作同様のようです。
なにしろ、早々とゴルバを波動カートリッジ弾の一撃で破壊してしまいました。
デザリアムの歴史のなかで、波動砲の濫用が太陽系惑星域を将来的に崩壊させてしまう切っ掛けになった、というものがありました。
要するに、「もうこれ以上、必殺兵器の波動砲は使わないでね」と言っているのです。
なんだか、現代の核兵器のようなものですね。
テロ国家、あるいはテロ支援国家ほど「核兵器の使用」を非難したり、保有を目指したりと躍起になっています。
これは「我が国には使わないでね」というのと同じ事です。
総監督・脚本の福井晴敏さんは結構、ポリティカルなストーリーを好むらしいですが、2202や2205を観てもよくわかりますね。
なにしろ、ヤマトで「国民投票」なんて言葉が出てくるとは思いませんでしたよ。
ですが、今回の作品を観て「核保有」を想起させられたように、デザリアムの地球入植はなにか、岸田・石破政権の移民政策を思い起こすのも当然です。
そこに政治的意図はないとは思いますが、僕は薄ら寒い思いを持ちました。
あんまりネタバレをしてはよろしくないと思いますので、この辺りでやめておきます。
僕としては旧作のストーリーを大本ではなぞるのではないか、という予想はありますが、一方でそれを打ち消すような設定もあるため、今後はサラで先入観なしで観るのがいいかもしれません。
しかし、リメイクの古代はダメダメですね。
旧作の古代もダメダメではありましたが、リメイク古代ほど精神がか細くありませんでした。
(ただ、旧作のほうが幼児性は上ですが・・・)
個人の感情を職場に持ち込むなどと、社会人としてもバッテンです。
ひょっとすると、一般人よりも脆弱なメンタルかもしれません。
さて、今回もっとも仰天したのは、映画の最後に流れた「第三章」の予告編です。
これは別記事でお話しします。
なかなか、のめり込める内容でした。
良い出来だと思います。
いまのところ、リメイクシリーズ中では最高スコアをたたき出していると思います。
情報も盛りだくさんで「消化しきれない」と悲鳴を上げている通の方々もいるようです。
僕は映画を観て考えたことだけなので、通の方々は資料集やら解説みたいなものを目を通しているのでしょうから、比ではないのでしょう。
そんな観ただけの僕の感想を述べます。
膨大な情報量であり、旧作を上回るスケール感がありました。
しかし、一方で結局のところ大筋は旧作をいろいろ肉付けしただけなのかも・・・との疑念も湧きました。
今回の作品は「永遠に」と「ヤマト3」をまぜこぜにしているとのことだったので、まったく新しいストーリーになるのかな、と想像していました。
ですが、「第二章」で聖総統スカルダートによって語られた1000年の歴史などから推測されるデザリアムの目的は「旧作と同じ」ように透けて見えるのです。
つまりは、生殖機能を失った機械化種族が地球人の健康な肉体が目的、ということです。
そして、グランドリバースはスカルダートの説明によるとコスモリバースの試作品なのですが、真田さんの解析によると、やはり重核子爆弾なのではないのか、ということ。
旧作では暗黒星団帝国は、惑星規模の茶番劇を母星で行っていましたが、今回はそれを地球側で、全世界規模で、茶番を通じて地球侵攻しているようです。
旧作は尺の問題でガバガバの展開でしたが、本作はそれを丁寧に描いているというのが受けた印象です。
なにしろ、まだヤマトが発進する前から、前倒しにメカやキャラを大放出していますね。
波動カートリッジ弾、ゴルバ型要塞、戦艦グロテーズ、スカルダート(正体も含む)、サーダ・・・などなど。
波動エネルギーに対して弱いというのは、旧作同様のようです。
なにしろ、早々とゴルバを波動カートリッジ弾の一撃で破壊してしまいました。
デザリアムの歴史のなかで、波動砲の濫用が太陽系惑星域を将来的に崩壊させてしまう切っ掛けになった、というものがありました。
要するに、「もうこれ以上、必殺兵器の波動砲は使わないでね」と言っているのです。
なんだか、現代の核兵器のようなものですね。
テロ国家、あるいはテロ支援国家ほど「核兵器の使用」を非難したり、保有を目指したりと躍起になっています。
これは「我が国には使わないでね」というのと同じ事です。
総監督・脚本の福井晴敏さんは結構、ポリティカルなストーリーを好むらしいですが、2202や2205を観てもよくわかりますね。
なにしろ、ヤマトで「国民投票」なんて言葉が出てくるとは思いませんでしたよ。
ですが、今回の作品を観て「核保有」を想起させられたように、デザリアムの地球入植はなにか、岸田・石破政権の移民政策を思い起こすのも当然です。
そこに政治的意図はないとは思いますが、僕は薄ら寒い思いを持ちました。
あんまりネタバレをしてはよろしくないと思いますので、この辺りでやめておきます。
僕としては旧作のストーリーを大本ではなぞるのではないか、という予想はありますが、一方でそれを打ち消すような設定もあるため、今後はサラで先入観なしで観るのがいいかもしれません。
しかし、リメイクの古代はダメダメですね。
旧作の古代もダメダメではありましたが、リメイク古代ほど精神がか細くありませんでした。
(ただ、旧作のほうが幼児性は上ですが・・・)
個人の感情を職場に持ち込むなどと、社会人としてもバッテンです。
ひょっとすると、一般人よりも脆弱なメンタルかもしれません。
さて、今回もっとも仰天したのは、映画の最後に流れた「第三章」の予告編です。
これは別記事でお話しします。
西行法師の生きた時代(その4)
「出家」という行動は、現代社会においてはその重さを計りかねます。
それまでに積み上げてきた社会的地位や人間関係をすべて放棄するのです。
そう、喩えてみればホームレスになることが最も近いでしょうか。
西行は、出家してからのち、勧進のために各地を行脚することになります。
目的はそれぞれのようであるが、その際に崇徳天皇の崇徳院の白峯陵を訪ねるため、弘法大師の遺跡巡礼、東大寺再建の勧進のため陸奥行きを行い源頼朝や藤原秀衡と面会するなど、列島を縦断しそうなくらいです。
その旅の道中で、数多くの和歌を残しています。
それらの和歌をここで詳細に論じることが出来るほど、僕自身和歌に詳しくもありません。
西行は御仏に仕える身でありながら、歌道にこだわり抜きました。
仏道と歌道は一如であると述べたようです。
この本(「西行」(渡部治著 清水書院))からは、ちょっと外れますが僕個人として西行にもっとも親しむ理由はその書跡にあります。
「伝西行」とありますので、本当に西行の筆によるものかは不明ですが、「中務」「一条摂政集」など優れた古筆といわれています。
< おわり >
それまでに積み上げてきた社会的地位や人間関係をすべて放棄するのです。
そう、喩えてみればホームレスになることが最も近いでしょうか。
西行は、出家してからのち、勧進のために各地を行脚することになります。
目的はそれぞれのようであるが、その際に崇徳天皇の崇徳院の白峯陵を訪ねるため、弘法大師の遺跡巡礼、東大寺再建の勧進のため陸奥行きを行い源頼朝や藤原秀衡と面会するなど、列島を縦断しそうなくらいです。
その旅の道中で、数多くの和歌を残しています。
それらの和歌をここで詳細に論じることが出来るほど、僕自身和歌に詳しくもありません。
西行は御仏に仕える身でありながら、歌道にこだわり抜きました。
仏道と歌道は一如であると述べたようです。
この本(「西行」(渡部治著 清水書院))からは、ちょっと外れますが僕個人として西行にもっとも親しむ理由はその書跡にあります。
「伝西行」とありますので、本当に西行の筆によるものかは不明ですが、「中務」「一条摂政集」など優れた古筆といわれています。
< おわり >
西行法師の生きた時代(その3)
この世のなんともやりきれぬ人生の不条理を、西行はこの時代のなかでいやというほど見せつけられました。
源平両勢力の抗争の果てに、没落していく平家。
清盛がクーデターを起こして後白河院を幽閉したことも、その清盛が熱病で死に、平家が滅びたことも、これらは巷間、崇徳院の怨霊のなせる業と考えられました。
そして、義経が奥州藤原家に身を寄せ、秀衡の死により急速に衰運に向かいました。
その悲劇的な最後は周知のとおりです。
秀衡の跡継ぎで、義経の後見を引き継いだ泰衡は、頼朝に攻め滅ぼされ眉間に大きな穴を開けられ首級を晒されました。
なんという因果応報、なんという人生の不条理・・・。
身近な人間がかくあるような悲劇に見舞われたら、どう思うでしょう。
例えば、自分の尊敬する会社の上司がいたとしましょう。
メインストリームを巡る争いに敗れ、上司が地方に飛ばされたり閑職に追いやられたりすれば、否が応でも苦悩を抱えざるを得ないでしょう。
そして、わが身の明日を思い、人生について思索を重ねるのではないでしょうか・・・。
少なからず、このような苦悩を背負い、西行は出家したのではないかと思います。
(*上記は出家前の出来事ではないものもある点、注意)
< またつづく >
源平両勢力の抗争の果てに、没落していく平家。
清盛がクーデターを起こして後白河院を幽閉したことも、その清盛が熱病で死に、平家が滅びたことも、これらは巷間、崇徳院の怨霊のなせる業と考えられました。
そして、義経が奥州藤原家に身を寄せ、秀衡の死により急速に衰運に向かいました。
その悲劇的な最後は周知のとおりです。
秀衡の跡継ぎで、義経の後見を引き継いだ泰衡は、頼朝に攻め滅ぼされ眉間に大きな穴を開けられ首級を晒されました。
なんという因果応報、なんという人生の不条理・・・。
身近な人間がかくあるような悲劇に見舞われたら、どう思うでしょう。
例えば、自分の尊敬する会社の上司がいたとしましょう。
メインストリームを巡る争いに敗れ、上司が地方に飛ばされたり閑職に追いやられたりすれば、否が応でも苦悩を抱えざるを得ないでしょう。
そして、わが身の明日を思い、人生について思索を重ねるのではないでしょうか・・・。
少なからず、このような苦悩を背負い、西行は出家したのではないかと思います。
(*上記は出家前の出来事ではないものもある点、注意)
< またつづく >
西行法師の生きた時代(その2)
やがて、武士が台頭し平氏と源氏の争う時代となっていきます。
西行はまさしく、「平家物語」の時代を生きた人物であり、保元の乱、摂関家の没落、平氏の台頭・没落、やがて鎌倉時代へと移行する時代の渦中にあったのです。
「平家物語」の冒頭部分はあまりにも有名です。
僕も過去は何度か読もうと挑戦していますが、いつも途中で挫折しています。
ですが、この栄枯盛衰の時代を描いた物語は、いつの世にも通底するものがあるのかもしれません。
いま自分が生きているこの時代にも栄枯盛衰は数え切れないほどあります。
栄枯盛衰だけではありません。
崇徳院は鳥羽院との骨肉の争いののち、讃岐に配流されそこで憤死された。
崇徳院の激しい怒りと悔恨の思いを西行はどのように受け止めたであろうか。
< つづきます >
西行はまさしく、「平家物語」の時代を生きた人物であり、保元の乱、摂関家の没落、平氏の台頭・没落、やがて鎌倉時代へと移行する時代の渦中にあったのです。
「平家物語」の冒頭部分はあまりにも有名です。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
僕も過去は何度か読もうと挑戦していますが、いつも途中で挫折しています。
ですが、この栄枯盛衰の時代を描いた物語は、いつの世にも通底するものがあるのかもしれません。
いま自分が生きているこの時代にも栄枯盛衰は数え切れないほどあります。
栄枯盛衰だけではありません。
崇徳院は鳥羽院との骨肉の争いののち、讃岐に配流されそこで憤死された。
崇徳院の激しい怒りと悔恨の思いを西行はどのように受け止めたであろうか。
< つづきます >
西行法師の生きた時代(その1)
「西行」(渡部治著 清水書院)を読んでいます。
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての日本の武士、僧侶、歌人です。
若くして出家し、西行法師と呼ばれるようになります。
西行は号で、俗名は佐藤 義清(さとう のりきよ)といいます。
ですが、もっとも有名なのは歌人としてでしょう。
この本も、「日本文学」のジャンルの棚にありました。
西行の和歌を通じて、西行の生涯に迫っている、といった構成です。
片やこの本はシリーズ「人と思想」として出版されています。
和歌は約2,300首が伝わっています。
歌集に『山家集』(六家集の一)、『山家心中集』(自撰)、『聞書集』などがあります。
22歳過ぎまで武士として活動していました。
鳥羽院に下北面武士としても奉仕していた時期もあり、同じ北面武士に平清盛がいます。
鳥羽院といえば、保元の乱です。
西行は崇徳院側と鳥羽院側の双方に適度な距離を保って関係があったようです。
このころには既に出家していました。
< つづく >
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての日本の武士、僧侶、歌人です。
若くして出家し、西行法師と呼ばれるようになります。
西行は号で、俗名は佐藤 義清(さとう のりきよ)といいます。
ですが、もっとも有名なのは歌人としてでしょう。
この本も、「日本文学」のジャンルの棚にありました。
西行の和歌を通じて、西行の生涯に迫っている、といった構成です。
片やこの本はシリーズ「人と思想」として出版されています。
和歌は約2,300首が伝わっています。
歌集に『山家集』(六家集の一)、『山家心中集』(自撰)、『聞書集』などがあります。
22歳過ぎまで武士として活動していました。
鳥羽院に下北面武士としても奉仕していた時期もあり、同じ北面武士に平清盛がいます。
鳥羽院といえば、保元の乱です。
西行は崇徳院側と鳥羽院側の双方に適度な距離を保って関係があったようです。
このころには既に出家していました。
< つづく >
今日は「新嘗祭」
今日は祭日。
「新嘗祭」(にいなめさい)です。
俗に世間では「勤労感謝の日」といいます。
天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇(てんじんちぎ)に供えて感謝の奉告を行い、これらの供え物を神からの賜りものとして自らも食する儀式です。
宮中祭祀の中で最も重要な祭事でもあります。
宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われます。
新嘗祭と対になっているのが、祈年祭(きねんさい・としごいのまつり)。祈年祭はその年の耕作始めに五穀豊穣を祈る神事で、かつては旧暦2月4日、現在では2月17日に行われています。
新嘗祭の起源は、神代にまで遡ります。
日本神話における主神とも言える天照大御神が行ったのが初であると古事記にも記されています。
実際には、皇極天皇が始められたという説がありますが、以降毎年執り行われてきたのかというとそうではありません。
応仁の乱や戦国時代は、皇室が窮乏化したため、困難な時期があったようです。
一方の「勤労感謝の日」ですが、これが制定された背景は戦後のGHQの占領政策によるものです。
国民の意識から天皇の行事である新嘗祭を薄れさせようとしたアメリカの思惑があったと言われています。
五穀豊穣は農作業の勤労の成果でもありますので、現代的には農作業以外の職業についても労働の尊さを考える機会にはなるのかもしれません。
本来的には新嘗祭まで、新米を口にしてはいけないと言う風習があったようです。
神様に新穀を捧げるより前に、人が食べるのはおそれ多いという考えからです。
同時に天皇よりも早くいただくのも、おそれ多いことです。
天皇陛下はこの日まで新米をお召し上がりになることはないのです。
昔は、収穫して脱穀して、と手作業で行っていたため、新米が食べられるのはちょうど新嘗祭のころだったようです。
しかし、いまでは早ければ8月下旬には流通しています。
新嘗祭まで待つのは保存の関係からも、一般家庭では難しいのではないでしょうか。
その分、感謝していただくようにしたいと思います。
「新嘗祭」(にいなめさい)です。
俗に世間では「勤労感謝の日」といいます。
天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇(てんじんちぎ)に供えて感謝の奉告を行い、これらの供え物を神からの賜りものとして自らも食する儀式です。
宮中祭祀の中で最も重要な祭事でもあります。
宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われます。
新嘗祭と対になっているのが、祈年祭(きねんさい・としごいのまつり)。祈年祭はその年の耕作始めに五穀豊穣を祈る神事で、かつては旧暦2月4日、現在では2月17日に行われています。
新嘗祭の起源は、神代にまで遡ります。
日本神話における主神とも言える天照大御神が行ったのが初であると古事記にも記されています。
実際には、皇極天皇が始められたという説がありますが、以降毎年執り行われてきたのかというとそうではありません。
応仁の乱や戦国時代は、皇室が窮乏化したため、困難な時期があったようです。
一方の「勤労感謝の日」ですが、これが制定された背景は戦後のGHQの占領政策によるものです。
国民の意識から天皇の行事である新嘗祭を薄れさせようとしたアメリカの思惑があったと言われています。
五穀豊穣は農作業の勤労の成果でもありますので、現代的には農作業以外の職業についても労働の尊さを考える機会にはなるのかもしれません。
本来的には新嘗祭まで、新米を口にしてはいけないと言う風習があったようです。
神様に新穀を捧げるより前に、人が食べるのはおそれ多いという考えからです。
同時に天皇よりも早くいただくのも、おそれ多いことです。
天皇陛下はこの日まで新米をお召し上がりになることはないのです。
昔は、収穫して脱穀して、と手作業で行っていたため、新米が食べられるのはちょうど新嘗祭のころだったようです。
しかし、いまでは早ければ8月下旬には流通しています。
新嘗祭まで待つのは保存の関係からも、一般家庭では難しいのではないでしょうか。
その分、感謝していただくようにしたいと思います。
【二十四節気】今日から「小雪」
今日から二十四節気の「小雪」です。
読み方は「しょうせつ」。
江戸時代の暦の解説書『暦便覧』では「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説明しています。
わずかならが雪が降る頃、という意味です。
この時期になると山の山頂などで冠雪が見れます。
しかし、それほど多くの雪ではありませんので、「小雪」ということです。
今年は本当に冬が来るのかなぁ、というのが普通の感覚でしょう。
なにしろ、11月になっても夏日が記録されていますので・・・。
しかし、北海道などではいよいよ雪が降り出しました。
やはり、早かれ遅かれ無事に冬が来るようです。
一方で、昼間はそれほど冷えず、ときには春を思わせるような暖かな日になることがあります。
このような日を「小春日和」といいます。
この「小春」は旧暦の10月(今の11月頃)をさします。
春爛漫の春ではありませんのでご注意を。
昼間はさほど冷え込まないのが「小雪」の時期の特徴です。
日中、「小春日和」になることもありますが、夕方以降はぐっと気温が下がります。
油断しないでくださいね。
そして空気が乾燥してきました。
周囲では喉を痛めてコンコンしている人が目立ちます。
ウィルスを吸い込みやすいのでご注意ください。
マスクをして寝るのも、いやかもしれませんが、喉のためには我慢が必要なときもあります。
この時期に旬を迎える野菜は、ほうれん草です。
ビタミン、ミネラルを豊富に含む、代表的な緑黄色野菜。
この時期は色も濃く、ビタミンCなど栄養分も増して甘味があります。
おひたしや胡麻和えなど、いろいろな食べ方があります。
白菜や春菊、長ネギも旬です。
この組み合わせを聞くと、「鍋物」とピンときますね。
みんなで鍋を囲んで食べるのが冬のあるべき食事です。
旬の果物は蜜柑です。
甘くてジューシーな果物。
炬燵にあたりながら、皮を剥いて食べるのがもっとも美味しい食べ方です(?)。
これもビタミン、ミネラルを豊富に含むので、風邪予防にも最適です。
なんといっても食べ物の美味しい季節ですから、たくさん食べて元気に過ごしましょう。
読み方は「しょうせつ」。
江戸時代の暦の解説書『暦便覧』では「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と説明しています。
わずかならが雪が降る頃、という意味です。
この時期になると山の山頂などで冠雪が見れます。
しかし、それほど多くの雪ではありませんので、「小雪」ということです。
今年は本当に冬が来るのかなぁ、というのが普通の感覚でしょう。
なにしろ、11月になっても夏日が記録されていますので・・・。
しかし、北海道などではいよいよ雪が降り出しました。
やはり、早かれ遅かれ無事に冬が来るようです。
一方で、昼間はそれほど冷えず、ときには春を思わせるような暖かな日になることがあります。
このような日を「小春日和」といいます。
この「小春」は旧暦の10月(今の11月頃)をさします。
春爛漫の春ではありませんのでご注意を。
昼間はさほど冷え込まないのが「小雪」の時期の特徴です。
日中、「小春日和」になることもありますが、夕方以降はぐっと気温が下がります。
油断しないでくださいね。
そして空気が乾燥してきました。
周囲では喉を痛めてコンコンしている人が目立ちます。
ウィルスを吸い込みやすいのでご注意ください。
マスクをして寝るのも、いやかもしれませんが、喉のためには我慢が必要なときもあります。
この時期に旬を迎える野菜は、ほうれん草です。
ビタミン、ミネラルを豊富に含む、代表的な緑黄色野菜。
この時期は色も濃く、ビタミンCなど栄養分も増して甘味があります。
おひたしや胡麻和えなど、いろいろな食べ方があります。
白菜や春菊、長ネギも旬です。
この組み合わせを聞くと、「鍋物」とピンときますね。
みんなで鍋を囲んで食べるのが冬のあるべき食事です。
旬の果物は蜜柑です。
甘くてジューシーな果物。
炬燵にあたりながら、皮を剥いて食べるのがもっとも美味しい食べ方です(?)。
これもビタミン、ミネラルを豊富に含むので、風邪予防にも最適です。
なんといっても食べ物の美味しい季節ですから、たくさん食べて元気に過ごしましょう。
ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃』 冒頭9分映像
「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃』 冒頭9分映像」
連投になってしまったが、こちらも最近公開された動画だ。
リメイク・シリーズでは公開直前にこの「冒頭●分」というのが出る。
したがって、僕も毎回観ている。
徐々に気分が高揚していくところがミソだ。
さて、今回の第二章はかなり内容が濃いらしい。
「濃い」というか、なにやら今後のストーリー展開の布石になる情報が多くちりばめられているらしい。
よって、何度も繰り返し観る、そして2199をおさらいすべし、という話もある。
まぁ、ああだこうだいっても観ないことにはわからない。
当たり前だが、冒頭部分だけなのでそのうちどれだけの情報があるのかもわからない。
しかし、いきなり登場する聖総統スカルダートはなんとヤマト・クルーではなく藤堂らを例の広間にお招きしているようだ。
ちなみにロダンの「考える人」があるかは不明。
太一もいないことだし、それが布石にはなりそうにないですが・・・。
スカルダートは必死に地球側を説得にかかっている様子。
そして、主人公・古代君はやはりメンタルボロボロのようだ。
リメイク古代は過去に何回も雪を失い掛かっているのに・・・。
こうなると、旧作の古代進はほんとうに鋼のメンタルだった。
僕の記憶では、旧作「ヤマト2」でテレサの特攻のあとに「我々は過ちを繰り返しません」と、広島の慰霊碑みたいなことを誓っていたのに、「ヤマト3」でもラストで反省もせずにのうのうと同じ事を言っていた。
リメイク2205では波動砲を撃ったことの後ろめたさで、スターシャに会えないほど華奢なメンタルで、まるで別人である。
よって、3199では指揮を執ることができない、ということで山南艦長のご登場というわけだ。
一方の森雪も冒頭で登場している。
捕虜として囚われの身のようだが、アルフォンが入室してくるときを狙って、従者の少年兵を後ろから羽交い締めにしている。
いやはや、驚きである。
古代君に見習って欲しいくらいの逞しさではないか。
旧作では古代=タフ 雪=女々しい 感じでしたが、リメイクでは逆転していますな。
さて、長々と感想を述べていても仕方がない。
来週には劇場に足を運びたいところだ。
連投になってしまったが、こちらも最近公開された動画だ。
リメイク・シリーズでは公開直前にこの「冒頭●分」というのが出る。
したがって、僕も毎回観ている。
徐々に気分が高揚していくところがミソだ。
さて、今回の第二章はかなり内容が濃いらしい。
「濃い」というか、なにやら今後のストーリー展開の布石になる情報が多くちりばめられているらしい。
よって、何度も繰り返し観る、そして2199をおさらいすべし、という話もある。
まぁ、ああだこうだいっても観ないことにはわからない。
当たり前だが、冒頭部分だけなのでそのうちどれだけの情報があるのかもわからない。
しかし、いきなり登場する聖総統スカルダートはなんとヤマト・クルーではなく藤堂らを例の広間にお招きしているようだ。
ちなみにロダンの「考える人」があるかは不明。
太一もいないことだし、それが布石にはなりそうにないですが・・・。
スカルダートは必死に地球側を説得にかかっている様子。
そして、主人公・古代君はやはりメンタルボロボロのようだ。
リメイク古代は過去に何回も雪を失い掛かっているのに・・・。
こうなると、旧作の古代進はほんとうに鋼のメンタルだった。
僕の記憶では、旧作「ヤマト2」でテレサの特攻のあとに「我々は過ちを繰り返しません」と、広島の慰霊碑みたいなことを誓っていたのに、「ヤマト3」でもラストで反省もせずにのうのうと同じ事を言っていた。
リメイク2205では波動砲を撃ったことの後ろめたさで、スターシャに会えないほど華奢なメンタルで、まるで別人である。
よって、3199では指揮を執ることができない、ということで山南艦長のご登場というわけだ。
一方の森雪も冒頭で登場している。
捕虜として囚われの身のようだが、アルフォンが入室してくるときを狙って、従者の少年兵を後ろから羽交い締めにしている。
いやはや、驚きである。
古代君に見習って欲しいくらいの逞しさではないか。
旧作では古代=タフ 雪=女々しい 感じでしたが、リメイクでは逆転していますな。
さて、長々と感想を述べていても仕方がない。
来週には劇場に足を運びたいところだ。