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門松や思へば一夜三十年

「門松や思へば一夜三十年」

門松や思へば一夜三十年

松尾芭蕉の句です。
意味は新しい年を迎えて、来し方30年を振り返ってみればまるで一夜の夢のようだ、というもの。

34歳のときの句ということです。
この年に芭蕉は俳諧宗匠となったそうです。
過去の人生を振り返って感慨深くなったときに詠んだようにも見えるが、「これまでの人生何も成していない」という反省の思いを詠んだという解釈をする人もいるようです。



それを思うと、わが身はいったいなんなのか。
芭蕉のそのときの人生を遙かに超えてしまっている。
そりゃ、当時とは平均寿命からして違いすぎますが、それにしても・・・・情けない。

しかし、ともかくも新年=令和七年を迎えて、気持ちを新たに始動していきたいと思います。

門松

Tag : 文化歴史俳句

霜の夜に重なり行くや雁の聲

「霜の夜に重なり行くや雁の聲」

霜の夜の重なり行くや雁の聲

内藤丈草の俳句です。
「夜に」が正しいようです。
誤って「夜の(能)」と書いてしまいました。

季語は「霜夜」で、冬です。

晴れた寒気のきびしい夜に、霜は降ります。
ちょうど、関東の冬もそんな感じです。
日本列島の山脈を挟んで、日本海側で寒気が山にぶつかって雪が降ります。
このため、山脈を越えた寒気は水分を失って太平洋側に流れ込んできます。
フェーン現象等とも言いますが、関東の冬の寒気は乾燥しているため余計に寒く感じるのです。

そんな寒い夜に、雁の群れが発する声が重なり合って聞こえる・・・。
「重なり行くや」と、ありますので、重なってはいないのでしょう。
多くの雁の聲が重なっていくようにわらわらと聞こえるのでしょう。
雁の聲は、人々の心になにやら切なく、もの哀しいものです。

2018初雪7

Tag : 文化多摩武蔵野自然俳句

クリスマスキャロルの頃には

いよいよ近づいてきたクリスマスの気分を盛り上げるため、今日もクリスマス・ソングをUPします。

正直なところ、あんまりたくさん曲を知っているわけではないので、過去に何度も重複して記事にしている曲が結構あります。
それはそれで仕方ないかな、と思いつつ、この曲は確実に初登場です。

僕も「懐かしいなぁ、こんな曲あったっけ」、といった程度の印象です。
ただ、稲垣潤一のアルバムはレンタルで借りて、カセットに録音して聴いていた記憶があります。
カセットに録音していたころの話です。
「クリスマスキャロルの頃には」・・・稲垣潤一の曲です。



稲垣潤一はどちらかというと、夏ナンバーが多い印象です。
もっとも記憶が鮮明なのは「思い出のビーチクラブ」ですね。



ほかには「夏のクラクション」とか、「ドラマティック・レイン」なんかでしょうか。
やっぱ夏系統ですね。

でも、この曲はクリスマス。
今年の冬も「大雪」になって急激に冷え込んできました。
厚着して、風邪を召されないように・・・。

Tag : 文化

ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)

そろそろ、という時期なので定番のクリスマス・ソングを一曲。

「Happy Xmas (War Is Over) 」

ジョン・レノンのクリスマス・ソングです。
和訳は「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」・・・まぁ、訳すほどのことはないですが。



(War Is Over) なんて言葉が出てきますが、これは当時のベトナム戦争へのカウンターでしょうか。
ちょっと、レフト・ウィング方面の汚臭がしてきますが、曲はとてもよいです。
なんとなくですが、落ち着いた感じで好きです。

わざわざクリスマス・ソングで反戦なんて・・・とも思いますが、あんまりいうと「お前は戦争したいのか!?」とか言われそうです。
この曲はひとりのときに聴きたい感じですね。
恋人とめくるめく時間を過ごしているときに聴いてもな、という気がします。
もっとも、僕のクリスマスはいつも大好きなにゃんこくんとしか過ごしませんがね。

Tag : 文化

最近聴けないこの時期名物

ふと、思ったのですが、この時期にありがちなものが、とんと聴いていないな・・・、と。

木枯らし吹いて、昼間もからっ風でめっきり寒くなる時期に有り難い・・・。
移動販売で、誰もが大好きな・・・。

石焼き芋!

移動販売の車が走っているのすら見ませんね。
もうすっかり廃業してしまったのでしょうか。
石焼き芋自体はスーパーなどでも販売していますが・・・。
(ただし、本当に「石焼き」なのかは不明。買ったこともない模様)

昔は街ナカを流しながら、こんな歌(?)がよく聞こえてきた。



うんうん、いいね。
昭和の香り・・・。
石焼き芋は昭和の味なのかも・・・。

実は滅多に石焼きは買ったことが無い。
家でふかした芋を食べることの方が多かった。
でもやっぱり石焼きの方が美味しいと思う。
ふかすと、やっぱり水分を芋が含んでしまうからでしょうか・・・。
石焼き芋は、水分とは関係なく直接焼きますからね。

ふっくらと甘くて美味しい石焼き芋。

さつまいも

Tag : 文化

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無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

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「うず」(十一歳没)
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「小うず」二代目。H27年生。♂
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