無心庵山居日記
市中にて心静かに山居生活を送る
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』特報
さて、先日の第二章の稿で、別稿で話しますと書いた件です。
第二章の最後に『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』特報が流れました。
これに僕が一番驚く展開が収められていたのです。
早速、ごらんください。
ご説明は不要でしょう。
なんと、サーシャが成長している!
ぱっと見では13-15歳くらいでしょうか。
リメイクのイスカンダル人は結構グラマラスに描かれていますが、このサーシャはまだスレンダーな感じです。
しかし、なぜ短期間(おそらく)で急激な成長をしたのか・・・。
①デザリアムに強制的に成長させられた ②イスカンダル人独特のもの ②を希望です。
①はちょっと可哀想すぎます。
この成長を見て、僕の他にも「子供サーシャならフラグはたたない。でも成長したということは・・・」と心配している人がいるようです。
なにしろ、第二章でも可哀想でしたよね。
久しぶりに面会した唯一の肉親である「おじさま」は手をとってもらえない・・・しかも2回も!
古代!おまえ女々しいのもいい加減にせいよ!子供にトラウマ与えるつもりか!!
次にヤマトでサーシャを奪ったアルフォンはアバターだったようですね。
次に南部くん。
今回の旅にはヤマトに乗船していません。
父親に銃口を向けて、「親殺しのパラドックス」と言っていますね。
いうまでもなく南部くんもデザリアムの茶番に疑義を持っているようです。
学生時代の揚羽と土門のシーン・・・意味不明。
戦闘機のコクピットで放心状態の揚羽・・・意味不明。
そして、ガミラスと交戦するヤマト・・・何故?
これはⅢでもありましたね・・・ヤマトを知らないガルマンの艦隊と交戦していましたから。
それの再現でしょうかね?
さてさて、成長したサーシャのビジュアルでしたが・・・まだなんともいえませんが、ちょっと髪型がへんです・・・。
2025年4月11日(金)上映開始とのこと。
第二章の最後に『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』特報が流れました。
これに僕が一番驚く展開が収められていたのです。
早速、ごらんください。
ご説明は不要でしょう。
なんと、サーシャが成長している!
ぱっと見では13-15歳くらいでしょうか。
リメイクのイスカンダル人は結構グラマラスに描かれていますが、このサーシャはまだスレンダーな感じです。
しかし、なぜ短期間(おそらく)で急激な成長をしたのか・・・。
①デザリアムに強制的に成長させられた ②イスカンダル人独特のもの ②を希望です。
①はちょっと可哀想すぎます。
この成長を見て、僕の他にも「子供サーシャならフラグはたたない。でも成長したということは・・・」と心配している人がいるようです。
なにしろ、第二章でも可哀想でしたよね。
久しぶりに面会した唯一の肉親である「おじさま」は手をとってもらえない・・・しかも2回も!
古代!おまえ女々しいのもいい加減にせいよ!子供にトラウマ与えるつもりか!!
次にヤマトでサーシャを奪ったアルフォンはアバターだったようですね。
次に南部くん。
今回の旅にはヤマトに乗船していません。
父親に銃口を向けて、「親殺しのパラドックス」と言っていますね。
いうまでもなく南部くんもデザリアムの茶番に疑義を持っているようです。
学生時代の揚羽と土門のシーン・・・意味不明。
戦闘機のコクピットで放心状態の揚羽・・・意味不明。
そして、ガミラスと交戦するヤマト・・・何故?
これはⅢでもありましたね・・・ヤマトを知らないガルマンの艦隊と交戦していましたから。
それの再現でしょうかね?
さてさて、成長したサーシャのビジュアルでしたが・・・まだなんともいえませんが、ちょっと髪型がへんです・・・。
2025年4月11日(金)上映開始とのこと。
1978年の『西遊記』の秀逸さ
困ったときのYOUTUBE。
今日は1978年民放で放映された『西遊記』の動画です。
「西遊記」の物語はいまさら話すまでもありませんが、
とWikipediaにあります。
玄奘三蔵という実在の僧がインドへの旅をした史実をもとにしていますが、「西遊記」自体は創作です。
まぁ、登場人物を観れば、そうとしか思えませんが。
さて、ではこの玄奘三蔵の一行には、孫悟空(猿)、猪八戒(豚)、沙悟浄(河童)がいて、旅のなかで妖術を駆使して、三蔵を助け活躍を繰り広げます。
このテレビで放映された『西遊記』は、三蔵法師=夏目雅子、孫悟空=堺正章、猪八戒=西田敏行、沙悟浄=岸部シローというキャストです。
三蔵法師に女性、しかも超美人の女優である夏目雅子を充てるところなど、当時のテレビドラマのセンスの良さを感じさせます。
主題歌はゴダイゴの「モンキー・マジック」。
このオープニングの動画を見るだけで、そのクオリティをうかがい見ることができます。
この『西遊記』を超えるドラマはいまだかつてないと考えています。
うむ。
できることなら、いままた観たい気がしますね。
こちらは『西遊記Ⅱ』のOPです。
今日は1978年民放で放映された『西遊記』の動画です。
「西遊記」の物語はいまさら話すまでもありませんが、
唐の時代に中国からインドへ渡り仏教の経典を持ち帰った玄奘三蔵の長年の旅を記した地誌『大唐西域記』を基に、道教、仏教の天界に仙界、神や龍や妖怪や仙人など、虚実が入り乱れる一大白話小説
とWikipediaにあります。
玄奘三蔵という実在の僧がインドへの旅をした史実をもとにしていますが、「西遊記」自体は創作です。
まぁ、登場人物を観れば、そうとしか思えませんが。
さて、ではこの玄奘三蔵の一行には、孫悟空(猿)、猪八戒(豚)、沙悟浄(河童)がいて、旅のなかで妖術を駆使して、三蔵を助け活躍を繰り広げます。
このテレビで放映された『西遊記』は、三蔵法師=夏目雅子、孫悟空=堺正章、猪八戒=西田敏行、沙悟浄=岸部シローというキャストです。
三蔵法師に女性、しかも超美人の女優である夏目雅子を充てるところなど、当時のテレビドラマのセンスの良さを感じさせます。
主題歌はゴダイゴの「モンキー・マジック」。
このオープニングの動画を見るだけで、そのクオリティをうかがい見ることができます。
この『西遊記』を超えるドラマはいまだかつてないと考えています。
うむ。
できることなら、いままた観たい気がしますね。
こちらは『西遊記Ⅱ』のOPです。
Tag : 文化
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章「赤日の出撃」』を観てきた!
『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章「赤日の出撃」』を新宿ピカデリーで鑑賞してきました。
なかなか、のめり込める内容でした。
良い出来だと思います。
いまのところ、リメイクシリーズ中では最高スコアをたたき出していると思います。
情報も盛りだくさんで「消化しきれない」と悲鳴を上げている通の方々もいるようです。
僕は映画を観て考えたことだけなので、通の方々は資料集やら解説みたいなものを目を通しているのでしょうから、比ではないのでしょう。
そんな観ただけの僕の感想を述べます。
膨大な情報量であり、旧作を上回るスケール感がありました。
しかし、一方で結局のところ大筋は旧作をいろいろ肉付けしただけなのかも・・・との疑念も湧きました。
今回の作品は「永遠に」と「ヤマト3」をまぜこぜにしているとのことだったので、まったく新しいストーリーになるのかな、と想像していました。
ですが、「第二章」で聖総統スカルダートによって語られた1000年の歴史などから推測されるデザリアムの目的は「旧作と同じ」ように透けて見えるのです。
つまりは、生殖機能を失った機械化種族が地球人の健康な肉体が目的、ということです。
そして、グランドリバースはスカルダートの説明によるとコスモリバースの試作品なのですが、真田さんの解析によると、やはり重核子爆弾なのではないのか、ということ。
旧作では暗黒星団帝国は、惑星規模の茶番劇を母星で行っていましたが、今回はそれを地球側で、全世界規模で、茶番を通じて地球侵攻しているようです。
旧作は尺の問題でガバガバの展開でしたが、本作はそれを丁寧に描いているというのが受けた印象です。
なにしろ、まだヤマトが発進する前から、前倒しにメカやキャラを大放出していますね。
波動カートリッジ弾、ゴルバ型要塞、戦艦グロテーズ、スカルダート(正体も含む)、サーダ・・・などなど。
波動エネルギーに対して弱いというのは、旧作同様のようです。
なにしろ、早々とゴルバを波動カートリッジ弾の一撃で破壊してしまいました。
デザリアムの歴史のなかで、波動砲の濫用が太陽系惑星域を将来的に崩壊させてしまう切っ掛けになった、というものがありました。
要するに、「もうこれ以上、必殺兵器の波動砲は使わないでね」と言っているのです。
なんだか、現代の核兵器のようなものですね。
テロ国家、あるいはテロ支援国家ほど「核兵器の使用」を非難したり、保有を目指したりと躍起になっています。
これは「我が国には使わないでね」というのと同じ事です。
総監督・脚本の福井晴敏さんは結構、ポリティカルなストーリーを好むらしいですが、2202や2205を観てもよくわかりますね。
なにしろ、ヤマトで「国民投票」なんて言葉が出てくるとは思いませんでしたよ。
ですが、今回の作品を観て「核保有」を想起させられたように、デザリアムの地球入植はなにか、岸田・石破政権の移民政策を思い起こすのも当然です。
そこに政治的意図はないとは思いますが、僕は薄ら寒い思いを持ちました。
あんまりネタバレをしてはよろしくないと思いますので、この辺りでやめておきます。
僕としては旧作のストーリーを大本ではなぞるのではないか、という予想はありますが、一方でそれを打ち消すような設定もあるため、今後はサラで先入観なしで観るのがいいかもしれません。
しかし、リメイクの古代はダメダメですね。
旧作の古代もダメダメではありましたが、リメイク古代ほど精神がか細くありませんでした。
(ただ、旧作のほうが幼児性は上ですが・・・)
個人の感情を職場に持ち込むなどと、社会人としてもバッテンです。
ひょっとすると、一般人よりも脆弱なメンタルかもしれません。
さて、今回もっとも仰天したのは、映画の最後に流れた「第三章」の予告編です。
これは別記事でお話しします。
なかなか、のめり込める内容でした。
良い出来だと思います。
いまのところ、リメイクシリーズ中では最高スコアをたたき出していると思います。
情報も盛りだくさんで「消化しきれない」と悲鳴を上げている通の方々もいるようです。
僕は映画を観て考えたことだけなので、通の方々は資料集やら解説みたいなものを目を通しているのでしょうから、比ではないのでしょう。
そんな観ただけの僕の感想を述べます。
膨大な情報量であり、旧作を上回るスケール感がありました。
しかし、一方で結局のところ大筋は旧作をいろいろ肉付けしただけなのかも・・・との疑念も湧きました。
今回の作品は「永遠に」と「ヤマト3」をまぜこぜにしているとのことだったので、まったく新しいストーリーになるのかな、と想像していました。
ですが、「第二章」で聖総統スカルダートによって語られた1000年の歴史などから推測されるデザリアムの目的は「旧作と同じ」ように透けて見えるのです。
つまりは、生殖機能を失った機械化種族が地球人の健康な肉体が目的、ということです。
そして、グランドリバースはスカルダートの説明によるとコスモリバースの試作品なのですが、真田さんの解析によると、やはり重核子爆弾なのではないのか、ということ。
旧作では暗黒星団帝国は、惑星規模の茶番劇を母星で行っていましたが、今回はそれを地球側で、全世界規模で、茶番を通じて地球侵攻しているようです。
旧作は尺の問題でガバガバの展開でしたが、本作はそれを丁寧に描いているというのが受けた印象です。
なにしろ、まだヤマトが発進する前から、前倒しにメカやキャラを大放出していますね。
波動カートリッジ弾、ゴルバ型要塞、戦艦グロテーズ、スカルダート(正体も含む)、サーダ・・・などなど。
波動エネルギーに対して弱いというのは、旧作同様のようです。
なにしろ、早々とゴルバを波動カートリッジ弾の一撃で破壊してしまいました。
デザリアムの歴史のなかで、波動砲の濫用が太陽系惑星域を将来的に崩壊させてしまう切っ掛けになった、というものがありました。
要するに、「もうこれ以上、必殺兵器の波動砲は使わないでね」と言っているのです。
なんだか、現代の核兵器のようなものですね。
テロ国家、あるいはテロ支援国家ほど「核兵器の使用」を非難したり、保有を目指したりと躍起になっています。
これは「我が国には使わないでね」というのと同じ事です。
総監督・脚本の福井晴敏さんは結構、ポリティカルなストーリーを好むらしいですが、2202や2205を観てもよくわかりますね。
なにしろ、ヤマトで「国民投票」なんて言葉が出てくるとは思いませんでしたよ。
ですが、今回の作品を観て「核保有」を想起させられたように、デザリアムの地球入植はなにか、岸田・石破政権の移民政策を思い起こすのも当然です。
そこに政治的意図はないとは思いますが、僕は薄ら寒い思いを持ちました。
あんまりネタバレをしてはよろしくないと思いますので、この辺りでやめておきます。
僕としては旧作のストーリーを大本ではなぞるのではないか、という予想はありますが、一方でそれを打ち消すような設定もあるため、今後はサラで先入観なしで観るのがいいかもしれません。
しかし、リメイクの古代はダメダメですね。
旧作の古代もダメダメではありましたが、リメイク古代ほど精神がか細くありませんでした。
(ただ、旧作のほうが幼児性は上ですが・・・)
個人の感情を職場に持ち込むなどと、社会人としてもバッテンです。
ひょっとすると、一般人よりも脆弱なメンタルかもしれません。
さて、今回もっとも仰天したのは、映画の最後に流れた「第三章」の予告編です。
これは別記事でお話しします。
西行法師の生きた時代(その4)
「出家」という行動は、現代社会においてはその重さを計りかねます。
それまでに積み上げてきた社会的地位や人間関係をすべて放棄するのです。
そう、喩えてみればホームレスになることが最も近いでしょうか。
西行は、出家してからのち、勧進のために各地を行脚することになります。
目的はそれぞれのようであるが、その際に崇徳天皇の崇徳院の白峯陵を訪ねるため、弘法大師の遺跡巡礼、東大寺再建の勧進のため陸奥行きを行い源頼朝や藤原秀衡と面会するなど、列島を縦断しそうなくらいです。
その旅の道中で、数多くの和歌を残しています。
それらの和歌をここで詳細に論じることが出来るほど、僕自身和歌に詳しくもありません。
西行は御仏に仕える身でありながら、歌道にこだわり抜きました。
仏道と歌道は一如であると述べたようです。
この本(「西行」(渡部治著 清水書院))からは、ちょっと外れますが僕個人として西行にもっとも親しむ理由はその書跡にあります。
「伝西行」とありますので、本当に西行の筆によるものかは不明ですが、「中務」「一条摂政集」など優れた古筆といわれています。
< おわり >
それまでに積み上げてきた社会的地位や人間関係をすべて放棄するのです。
そう、喩えてみればホームレスになることが最も近いでしょうか。
西行は、出家してからのち、勧進のために各地を行脚することになります。
目的はそれぞれのようであるが、その際に崇徳天皇の崇徳院の白峯陵を訪ねるため、弘法大師の遺跡巡礼、東大寺再建の勧進のため陸奥行きを行い源頼朝や藤原秀衡と面会するなど、列島を縦断しそうなくらいです。
その旅の道中で、数多くの和歌を残しています。
それらの和歌をここで詳細に論じることが出来るほど、僕自身和歌に詳しくもありません。
西行は御仏に仕える身でありながら、歌道にこだわり抜きました。
仏道と歌道は一如であると述べたようです。
この本(「西行」(渡部治著 清水書院))からは、ちょっと外れますが僕個人として西行にもっとも親しむ理由はその書跡にあります。
「伝西行」とありますので、本当に西行の筆によるものかは不明ですが、「中務」「一条摂政集」など優れた古筆といわれています。
< おわり >
西行法師の生きた時代(その3)
この世のなんともやりきれぬ人生の不条理を、西行はこの時代のなかでいやというほど見せつけられました。
源平両勢力の抗争の果てに、没落していく平家。
清盛がクーデターを起こして後白河院を幽閉したことも、その清盛が熱病で死に、平家が滅びたことも、これらは巷間、崇徳院の怨霊のなせる業と考えられました。
そして、義経が奥州藤原家に身を寄せ、秀衡の死により急速に衰運に向かいました。
その悲劇的な最後は周知のとおりです。
秀衡の跡継ぎで、義経の後見を引き継いだ泰衡は、頼朝に攻め滅ぼされ眉間に大きな穴を開けられ首級を晒されました。
なんという因果応報、なんという人生の不条理・・・。
身近な人間がかくあるような悲劇に見舞われたら、どう思うでしょう。
例えば、自分の尊敬する会社の上司がいたとしましょう。
メインストリームを巡る争いに敗れ、上司が地方に飛ばされたり閑職に追いやられたりすれば、否が応でも苦悩を抱えざるを得ないでしょう。
そして、わが身の明日を思い、人生について思索を重ねるのではないでしょうか・・・。
少なからず、このような苦悩を背負い、西行は出家したのではないかと思います。
(*上記は出家前の出来事ではないものもある点、注意)
< またつづく >
源平両勢力の抗争の果てに、没落していく平家。
清盛がクーデターを起こして後白河院を幽閉したことも、その清盛が熱病で死に、平家が滅びたことも、これらは巷間、崇徳院の怨霊のなせる業と考えられました。
そして、義経が奥州藤原家に身を寄せ、秀衡の死により急速に衰運に向かいました。
その悲劇的な最後は周知のとおりです。
秀衡の跡継ぎで、義経の後見を引き継いだ泰衡は、頼朝に攻め滅ぼされ眉間に大きな穴を開けられ首級を晒されました。
なんという因果応報、なんという人生の不条理・・・。
身近な人間がかくあるような悲劇に見舞われたら、どう思うでしょう。
例えば、自分の尊敬する会社の上司がいたとしましょう。
メインストリームを巡る争いに敗れ、上司が地方に飛ばされたり閑職に追いやられたりすれば、否が応でも苦悩を抱えざるを得ないでしょう。
そして、わが身の明日を思い、人生について思索を重ねるのではないでしょうか・・・。
少なからず、このような苦悩を背負い、西行は出家したのではないかと思います。
(*上記は出家前の出来事ではないものもある点、注意)
< またつづく >