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今年の「くらやみ祭」は神事のみ斎行

非常に残念なことに、今年のくらやみ祭は神事のみの催行で、僕らの参加できる催しはすべて中止になった。
府中の人の中には、このお祭りが一年のすべて見たいな人も多いようだ。
僕はいまは市外に居住しているし、そこまでの入れ込みようではないが残念だ。
僕の実家は調布よりで、市の中心から大きく外れているし、実家の商売は休日がもっとも繁盛する仕事だった。

くらやみ祭19

府中と言えば、駅で言えば京王線の府中駅、または武蔵野線の府中本町駅だろう。
いずれも大國魂神社に近い。
だがいずれも鉄道としては、そんなにメジャーではない。

そもそもこの大國霊神社のある府中駅近辺は、甲州街道の宿場町として江戸時代以前に栄えていた町だ。
かつては街道沿いに村や町ができて、商業も人口もそちらに集中していた。
しかし、鉄道が出来てから一変し、鉄道中心の社会になってきた。
それまで街道沿いに栄えた地域は、歴史の影に追いやられていったのだ。

まぁこの話は以前にも書いたと思うし、今日の話題では詳しくやるのはやめだ。
出だしから脱線したが、一般参加のお祭りは中止だが、神事は斎行されるので記事だけは挙げていこうと思う。



本日の神事は『品川海上禊祓式 』というお祭りで使うお清めの水を海からくみ出す儀式だ。
詳しくは大國魂神社HPにもあるため、それを引用する。
また、動画には品川海上禊祓式の様子も冒頭にあるためご覧いただきたい。

■品川海上禊祓式(汐汲み・お浜降り)午前9時30分出発 午後4時頃帰社
「汐盛り」とも呼ばれる神事であり、神職一行が品川海上に出て身を清めるとともに、清めの汐水を神社に持ち帰り、大祭期間中の朝夕潔斎時にはこの汐水を使用する。ここからくらやみ祭の一連の行事が始まる。


市内にはあまり知られていないが、品川街道という道がある。
かつてはこの街道を使って海水が運ばれていたのだろう。
現在は、車を使って高速で運搬するらしい。

さて、歴史ある『くらやみ祭』はこうして始まるのであった。

Tag : 文化多摩武蔵野歴史

今日は「昭和の日」

今日は「昭和の日」。

かつての天長節、つまりは昭和天皇のお誕生日であった日だ。
昭和天皇の崩御とともに、天長節は上皇陛下のお誕生日である12月23日へ移行し、「みどりの日」となった。
これは昭和天皇が生物学者であり、「自然と親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む」という趣旨を持つことになりました。
自然をこよなく愛された昭和天皇に由来します。

あたらしい眼鏡

そして2007年には現在の「昭和の日」に改称されました。
第二次大戦での敗戦からの経済的復興、昭和という激動の時代を風化させたくないという思いがあったようです。
なぜ初めから「昭和の日」とならなかったのか。
これには、一説ではあるものの、人々に戦争を連想させる「昭和」とという言葉を祝日の名称として盛り込むことに、違和感を覚える人々に配慮した、ということです。

たいへん失礼、無礼な話ではないかと思う。
戦争を始めたのは国民(が支持した政府)である。
昭和天皇は終始一環として、国民の安全を憂い戦争に反対の姿勢であったのです。
それを戦争と連想するなどと・・・。
おそらくは、●日新聞あたりが始めたキャンペーンではなかろうか。
あるいは、この新聞社の「読者の声」に自分の主張を代弁させ、身の安全を謀るという常套手段だろう。

菊の御紋

この日記でもなんども書いているとおり、昭和天皇は戦争の終結に当たって、自己の保身よりも国民を飢餓から救うために皇室財産をGHQに預け嘆願されたのだ。
おそらくマッカーサーは仰天しただろう。
世界の諸国家で見られたように、国家元首がいの一番に身の安全のために、亡命や命乞いに来た、と思っただろう。
しかし、そこで彼が見たのは2600年の歴史と伝統に裏付けられた『天皇』と、そして国民との堅い紐帯であったのだ。

戦後の復興のために、日本中をくまなく行幸された昭和天皇だが、米国では「国民に石でも投げつけられれば良い」と考えていたようだ。
だが、それとは真逆に昭和天皇は国民にこぞって歓迎され、そのお気持ちに応えんと国民はみな身を粉にして働いた。
日本の戦後復興はこのようにして、世界中のどのような国も成し遂げられない方法で成し遂げられたのだ。
これこそが日本の「天皇」のご存在であり、昭和天皇の偉大さなのである。

思えば、近代の日本とは明治天皇、昭和天皇と英邁な国家元首がいた幸運な時代だったのかもしれない。
上皇陛下、そして今上陛下とともに歩む、続く時代もまた祝福された時代であった、と言われるよう僕らは心すべきだ。

日章旗2

Tag : 文化歴史

武漢ウィルスで変わりゆく世界

いまは人との接触を8割減らすようにと、緊急事態宣言下の東京だ。
そのせいか、毎日の通勤電車が非常に楽になっている。

なにより窮屈な満員状態ではない。
行きも帰りも座っていられることもある。
日曜日ではないにもかかわらず、これは奇跡だ。
そのまえに、こんな緊急下にもかかわらず出勤している事の方が問題かもしれないが・・・。

飲食業などのサービス業や販売などのように在宅ではできない仕事もある。
そんな人たちは仕事もなく、明日の収入に心配して過ごしておられるかもしれない。
一方で、在宅ワークが可能な仕事は、自宅でパソコンを使い、スカイプなどを使ってテレワークをしていると聞く。
内訳はどうなのかわからないが、現在都内では8割近くの人の動きが削減されているようだ。
この数値は、たしか携帯電話などの位置情報から出した数値と聞いた。

ネクタイ

働く人に限った話ではない。
学校や学生にもその影響は及んでいる。
在宅学習と銘打って、パソコンでオンライン授業などをしている学校もあると聞く。
自宅のインフラ整備が急がれるが、この自粛がもっと続くとさらにこの流れは加速するだろう。

この武漢ウィルス禍の過ぎ去ったあと、世の中の様子は一変するかもしれない。
在宅ワークでいけるのではないか?
オフィスを地価の高い場所で賃貸しているのも不経済だ。
通勤の交通費だって、積み上げれば馬鹿にならない。
(ちなみに僕は交通費は自腹である)

お台場レインボー

この結果、東京一極集中は解消されるかもしれない。
いままで銀座や丸の内に通っていた人が、湘南や那須、山中湖、熱海に転居していく。
週に一日程度、月に数回程度の出勤であれば可能だ。
風光明媚な保養地で暮らし働く・・・。
なんといい時代になったものだ、と皆が思うだろう。

まぁ一方で、学校なんかは集団生活や社会性を養うような場でもあるから悩みどころだ。
だが、学習する時間も趣味の時間も、登下校にかかる分だけ豊かになる。
悪いことばかりではない。

ひょっとすると、この自粛下でベビーブームが再来するかもしれない。
数年後には言葉は悪いが、武漢ウィルス世代と呼ばれるかもしれない。
少子高齢化に歯止めがかかれば不幸中の幸いだ。

井の頭自然文化園鶏

僕は不謹慎かと思ったが、このウィルスが蔓延し出したころ、世界の様子も変わるかもしれない、と書いた。
グローバリストが発言権を弱め、国や地域ごとに独立志向の高いブロック経済ができたり、文化圏を形成することもあるかもしれない。
チャイナ依存していたマスクの製造や、その他の生活や生命にかかわる重要品目を、各国が自国生産できるようにするだろう。
トランプ大統領が「自国第一主義」を掲げたときに、その流れができあがったと確信した。
このウィルス禍でそれが一層進展したのかもしれない。

マクロにもミクロにも世界は変わっていくようだ。

留守番にゃんこの切ない行動

僕がうちを留守にしている間、にゃんこくんはどうして過ごしているのだろう・・・。

飼い主なら誰しもが思うことなのでしょう。
留守中のうちの中の様子をカメラで撮っている人がいました。
いまどき、こんなツールを持っている人も多いのでしょう。
あぁ、そういえば「結婚できない男」でも桑野さんがKENちゃんを預かったときにカメラで撮っていましたね。

では、動画をどうぞ。



最初はこちらのサイト↓で別の動画を見つけたんです。

【泣いた】「うちのねこ、留守番中なにしてるのかな?」カメラ仕掛けて外出してみたら‥

けれども、この動画をこのブログサイトに埋め込む方法がわかんないからyoutubeで別の動画をみつけたのです。

うちの「小うず」はどうしているのやら。
そういえば、この子はまだ赤ちゃんだった当初、うちに連れてきたら、初めから僕のことを当然のように「親」と思っていたようだった。
抱っこすると、即座にグリグリ、グリグリ・・・。
そして、僕がちょっとした用事のため他の部屋に行くと、こわいのかかなしいのか、ひゃーひゃー鳴いていた。
「この子、分離恐怖症か・・・?」なんて思ったくらい。

いまでは、出かけるときに鳴いたりはしないけど、その後はわからない。
うちに帰ると、いつも玄関で待っている。

おかえり5

おイタをしたときには、部屋から閉め出したりしますが、そのときにはこの動画と似たような声が聞こえるなぁ・・・。
ひょっとしたら、鳴いているのかも・・・。

にゃんこくんって、勘違いしている人が多いけど、決して人見知りして自分勝手な動物じゃないんですよ。
びっくりするくらい甘えん坊です。

おかえり

Tag : ネコねこアメショー

明るい話題。反日組織・ギャンブル依存症を潰せ!

日本全国が武漢ウィルス禍にあって、閉塞しがちな今日この頃。

記事にするのが遅くなったが、明るい話題がひとつ、ふたつ。
日本社会を悪くする者たちにも、このウィルスは襲いかかっている。

その一つ目が、マスメディア。
テレビ●日や●日新聞だが、この関係者が感染症に罹患し、クラスター集団となっている。

六本木美術館通り1

テレ●については、報道の大黒柱である「報道●テーション」のMCが発熱にもかかわらず数日間出演。
後日、検査により罹患が確定し、この番組スタッフがまとめて隔離状態になっているという。
折しも、この番組スタッフは三月末でベテランスタッフが大量に削減されたため、ただでも苦しい状況にあったらしい。
このMCの局アナは感染者にもかかわらず、その自分勝手な行動によりスタッフ全体に迷惑をかけ、さらに視聴者からは「報道関係者が先を切って、ルール違反を行い、社会に範を示すどころではない」と厳しい意見が出されている。

僕はこの番組の前身である久米宏の「ニュース・ステーション」のころはよく見ていたが、古館一郎になってから特に震災以降は偏向が目につくようになり見なくなった。
やっぱり古館はプロレス中継が一番よく似合う。

テレ●は最近では、羽鳥慎一の朝のモーニングショーがよく話題に上る。
看板番組らしく全般的に左に偏っているのはもちろんだが、とりわけ出演者で玉川徹という社員がいかにも不愉快な存在だ。
偉そうにふんぞり返って、デタラメを放言しまくっている。
このウィルス騒動では、某地方の医師会から「専門家でもないコメンテーターがやたらとPCR検査について扇動的な発言をし、ギリギリの状態で頑張っている医療側はたいへん迷惑している」といった内容で批判されている。
この玉川という人物は、デタラメな発言でひんしゅくを買ってもあとで女子アナに謝罪をさせ、本人は何所吹く風という最悪の男だ。

新聞

次に●日新聞だが、こちらも人物は特定していないものの、社員に感染者が発生しているようだ。
この新聞社に限った話ではないが、これらの取材陣は閑散とした街に大勢のスタッフで大挙して繰り出し、クラスターを形成しているという話だ。
それ以前に、この社の編集委員がSNSでコロナ・ウィルスを「大国の大統領さえ恐怖でおののかせる、ある意味痛快な存在」という投稿をして炎上している。

この時期に非常識極まりないうえに、まるで本性を現わしたな、という感じだ。
なんとこの発言(コメント)はテロリストそのままではないだろうか。
因みにこの投稿した編集員は、アカウントを削除して逃亡したらしい。
後日、本社から謝罪があったが、おそらく大したおとがめはないだろうと思う。
ナントカ資格記者とかいう、どうでもよい社内資格を剥奪されただけのようだ。
まぁ、テロリストがテロを起こしても、彼らの中でおとがめはなかろう。

テレビも新聞も●日は、『マスゴミ』の代表選手だということだ。

2018夏の名残り2

さて、最後はみなさんよくご存じの遊興施設の苦境である。
どこへいっても鉄道駅の近くには必ずある遊興施設。
パチ●コだ。
誰でもよくご存じの通り、実質ギャンブル施設だ。
しかし、これらは政治的に非常に強力なバックボーンを持っていて、IR施設については野党議員が「ギャンブル依存症が蔓延する」と大紛糾するが、これらの遊興施設には同じことを言う政治家はいない。
収益の一部はおとなりの、独裁国家へ送金され、ミサイルや核兵器などの開発に使われているのは公然の事実だ。

しかし、こちらの記事によると、武漢ウィルス以前から苦境に立たされているようだ。
「1995年には全国に約1万8000店もあった店舗は2016年には一時1万店を割り、2020年1月には8000店台にまで減少している。」
なんとこの25年間で半減しているのだとか。
この間に遊技人口が激減しているらしい。
規制によりギャンブル性は低くなり、遊技者にとって刺激が足りなくなっていき、さらにはタバコの禁煙条例などにより追い打ちがかかっているらしい。
新規顧客を獲得しようにも、一般人には負のイメージが大きいため大幅な増加は見込めそうにない。
ジワジワとジリ貧状態とのことで、最近ではウィルスにより開店できずに倒産する例が続出するのではなかろうか。
筆者は簡単にはなくなるものではないと、締めくくっているが減っていくことは確実だろう。

武漢ウィルスもマイナスばかりではないようで、これこそ「毒をもって毒を制する」・・・だろうか。

Tag : 文化

珈琲を抑えるために、おニューのマグ

以前にも書いているように、僕は味の善し悪しはわからないまでも珈琲好きだ。
毎日、湯上がりにストレッチしたあと、ネットを見ながらコーヒーを飲む。
ささやかながら、毎日の楽しみでもある。
飲んでいるときは、そんなことを考えもしないが、禁止されたとしたらちょっと厳しい。
すれはつまり、毎日の愉しみになっているというこうとだ。

コーヒー2

緑内障は眼圧が恒常的に上がることで、視神経を欠損していくという病気だ。
僕はこれに罹患していることがわかった。
よく言われていることだが、カフェインを飲むと眼圧が上昇するので、緑内障になったら珈琲はNGということ。

先に投稿した記事にあるとおり、これはかつて言われたことで現在はさほど影響はないといわれている。
大量にがぶ飲みするのでなければ大丈夫らしい。
現在、通院している先生は緑内障の専門だが、朝昼晩に一杯づつ飲んでも大丈夫とのことだった。

そうはいっても、多少のケアはしておきたい。
何しろ、僕にとって大事な大事な視力である。
僕は子供の頃から近視のため、目でたいへん苦労している。
それだけに視力は大事だ。

そんななので、一回当たりの分量を減らそうと、新しいマグを買った。
保温性の高いやつで、蓋がついている。
ちょいと飲み口のところをズラせば密閉して長時間ホットのままだ。

保温マグ

良い具合に、この蓋の部分は保温タンブラーにも使えた。
ちょうどサイズが同じだったようだ。
良い買い物した。

緑内障も、珈琲も、どちらも長く付き合わねばならないようだ。

ウィルスに負けるな!がんばろうTOKYO!!

街は商店がのきなみ閉店したり、短縮営業をしている。
自粛ムードは、東日本大震災のときの計画停電ほどの悲壮感かもしれない。

だが、震災の時は経済活動をして問題があるわけではなかった。
いまは人の活動を抑えるために、経済活動自体を自粛しているのだ。
一種、違った緊張感というか、悲壮感とも言えるだろうか・・・。

疫病との闘い、そのあとにはおそらく経済面での厳しい状況が待っていると思う。
武漢ウィルスの感染で死亡する人が出るのも恐ろしいが、そのあとの経済恐慌でも人は死ぬことを忘れてはならない。
政府には消費税の減税など、効果的な政策で国民生活をしっかりと支えて欲しい。

「日本政府はなんで国民にカネを配るのをためらうのか」・・・などという印象を持つ人さえいるようだ。
この点は、米国の方が大盤振る舞いで非常によい。
デフレからの脱却も、アベノミクスで先行した日本よりも米国の方が早く達成していたのだ。

とにもかくにも、威勢良くいきたいものだ。
毎年GWに開催される「くらやみ祭」も中止になってしまった。
仕方がないので、往年の大ヒット曲で盛り上がろう。



なんともいいじゃないか。
旭日旗のようなパラシュート。
どこぞの国の人々がみたら発狂しそうだ。
大漁旗のようで威勢が良い。

派手な電飾の衣装に身を包み、日本人離れした長い足。
いまみると「タケちゃんマン」みたいだが、実際はこっちの方が先だろうけど・・・。

後方で膨らんでいるので、手前から風を起こしているのだろう。
ジュリーも後ろへひっぱられているようで、踊りづらそうだ。

頑張ろう!
TOKYO!いや、TOKIO!!
いまは21世紀、今でも東京はスーパーシティだ!

Tag : 文化

いまこそ『皇統継承』を真剣に考える!<皇室の弥栄よ永久に③>

「宮家」というのは、男系による皇位継承を維持するために作られた制度だ。
よって、「女性宮家」というのは言葉遊びに過ぎず、なんの意味もなさない。
かつては天皇にも側室が何人もいた。
正妻から生まれた男系男子は歴代の半数にしか過ぎないらしい。
現代に於いては、いくら皇室とはいえ一夫一婦制に縛られるのはやむを得ない。
よって、現代では男系男子による安定的な皇位継承はできない、というのが女系推進派の意見だ。

だからこそ、宮家が必要なのである。
側室の変わりとなるのが、宮家による継承者数の確保なのだ。
加えて申せば、側室のいた時代よりも医療体制も高度化したため、幼児の死亡率が絶対的に低下していることも忘れてはならない。
旧宮家の皇籍復帰により「安定的な皇位継承は可能」なのである。

九段下4

歴史的に見ても、皇統の危機というのは何度もあった。
だがそれにも関わらず、皇統は続いているのは我が祖先らの普段の努力があったからなのだ。
皇統の危機は、継承者の不在だけではない。

代表的な危機は「道鏡事件」であろう。
これは称徳(孝謙)天皇という女性天皇の時代にあったことだ。
称徳天皇はことのほか、道鏡という僧侶を寵愛した。
道鏡は称徳天皇のお力を背景に法王にまで上り詰め、さらには「道鏡を天皇にすれば世は太平に治まる」という神託を得たという作り話を広めた。
これを阻止したのが和気清麻呂であり、楠木正成とならぶ忠孝の臣である。

このように女性天皇には邪な男性が寄ってくるため、歴史的に女性天皇が頻立することがなかったのだ。
この一事をみても、皇室というものが女性蔑視では決してなく、むしろ男性を徹底的に排除してきたというのが事実だ。

ひな祭り

仮に女性天皇が結婚を可能とするような皇室典範の改正をしたとしよう。
まともな日本人なら畏れ多くて、誰が手を挙げようか・・・。
それこそ、これまでの皇太子妃の候補選びの何十倍も厳しい話になるだろう。
手を挙げるのは、現在進行形の小室何某とかいうような非常識な人間であるとか、あるいは外国人の息のかかったものとか、あるいは日本人もどきの外国人であろう。

日本を征服するには皇室を破壊するのはもっとも確実だという。
夢物語ではなく、そのために外国のスパイや工作員が世論誘導などにも躍起になっているのだ。
よく考えてみるが良い。
「天皇の廃絶」を党是としている日本●産党が「”安定的な皇位継承”のため女系天皇や女性宮家を!」と叫んでいる。
なんの冗談なのだろうか・・・。

現代もまた、皇統の危機が迫っているのだ。
だが、危機を回避するのはさほど難しい話ではない。
僕ら日本人が正しい歴史認識や皇室の知識を持てばいいだけのことなのだ。

< 全章を通じて終了 >

九段下1

Tag : 文化歴史読書

いまこそ『皇統継承』を真剣に考える!<皇室の弥栄よ永久に②>

女系天皇を容認する勢力で、一番言われているのは「男女平等に反する」という論だ。
なるほど、確かに「男女平等」は世界的に普遍の価値観と言われている。
そうはいいながら、実態は西洋諸国ですらいまだに女性蔑視が根強く残っているようだ。
彼らはそれを強く意識しているが故に「男女平等」を強調しているのだと思う。

僕は決して女性蔑視はしない。
昔から僕は女性も社会へ進出して働くべきだ、と考えていた。
僕の実家では母親が子供の頃からよく働いていたせいもある。
(最近はちょっとだけ変容してきて、やはり出産・育児を蔑ろにしてまで働くのはどうかと思っている。子供を産むの男性には無理なのだ。)
社会や会社などでも女性であることを理由に不平等に扱うべきではない。
働く女性だけではなく、政治家やアスリートでも同じだ。

相模人形芝居

だが、『伝統』にまで土足で踏み込むようなことはしてはならない。
「男女平等」はあくまでも、一般人に対して適用されるものだ。
「天皇」や「皇室」は一般人ではない、特別なご存在であることを忘れてはならない。
役職やスポーツの表彰台は、能力や努力によって誰でも獲得できるものだ。
持って生まれた才能や環境などの要素もあるため、かならずしも誰もがなれるものではないが、あくまでも可能性はゼロではない。

だが、「天皇」というものは一般人ではなく、血統により決められているので、「基本的人権」などの出る幕ではない。
「男女平等」などを持ち込むのは「天皇」を一般人のレベルまで貶めるようなものであり、さらには「天皇」という特別なご存在の否定に繋がるのだ。

「敬宮愛子内親王殿下は、直系の子供なのに天皇になれなくてお可哀想」といった感傷を叫ぶ人も居る。
馬鹿をいうでない。
敬宮殿下に天皇にというのは、殿下に生涯独身で苦役に挑めということだ。
上皇上皇后両陛下のように、ご夫婦でも厳しいお立場なのである。
三笠宮寛仁親王殿下は、時々夜中に天皇になった夢を見てうなされたことが何度もあったそうだ。
それくらい、「天皇」とは激しいプレッシャーがかかるのである。

そして、何よりも皇位継承とは、相続とは違うのだ。
皇室典範で男系男子により世襲されると決められているのである。
敬宮殿下はもともと皇位継承権をお持ちではない。
「お可哀想」などと思うのであれば、むしろGHQにより皇籍を剥奪された旧宮家の方々を思うべきではないか。

「敬宮殿下がお可哀想」というのは、まったく的外れであることがおわかりだろうか・・・。

< さらに続く >

井の頭自然文化園タンチョウ3

Tag : 文化歴史読書

いまこそ『皇統継承』を真剣に考える!<皇室の弥栄よ永久に①>

『入門 「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのか 今さら人に聞けない天皇・皇室の基礎知識』(竹田恒泰 谷田川惣著 PHP)を取り上げて、これで第3章目、最終章となる。
ただ、各章ごとに内容を変えてきた感じはないと思う。
つまるところは、「伝統」を重く受け止め、長く続けたいというのが結論なのだが・・・。

僕自身、十年前くらいまでは、不謹慎にも知らなかったことだ。
この間、結構いろんな本などを読んで皇室や歴史について勉強した。
それでもまだまだその奥があるといえる。
ひと言では言えないところに神髄があるのではないだろうか。

郷土の森ジオラマ2

この本でも竹田恒泰さんが述べているが、大学で講義をしたときに学生がズバリ「天皇ってなんなのですか」と聞かれて必死に説明したことがあるらしい。
しかし、後で「あの説明でよかったのかな」「どうなのかな」と自分自身なかなか納得がいかなかったそうだ。
そこで神道の重鎮の方が書いた本を読んで合点がいくことがあったそうだ。
同じようなシチュエーションで、その重鎮の先生は「君ね、そんなこと言葉で説明できるものではない」といったと・・・。

「簡潔明瞭に言葉で説明できるようなものではない」

この世の中で、重要なモノ、奥深いモノは言葉で説明できない。
だからこそ、神道は世界中にあまねく普遍性を持つようなものではないし、天皇もまたそうなのだ。
そうはいっても、昨年の即位礼正殿の儀での神秘的な現象は、世界中の賓客が目の当たりにした。
それこそ、言葉で言い表せないことだったであろう。

日本人である僕自身、あの日は驚いた。
自宅ではあるが、本当に直前になって雨がやんだのだ。
そして、うちから見えはしなかったが、皇居周辺には虹が発生していたという。

歯がゆいことに、当のわれら日本人そのものが近代的合理主義やマルクス思想にかぶれているため、「簡潔明瞭に言葉で説明できるようなものではない」ということが理解できないで居る。
僕自身の皇室や天皇に関する知識、いや尊崇の念は一夜にしてできたものではない。
繰り返し読んだ本、そして動画、さらには一般参賀などで感じたものが積み重なりできあがったものだ。
ただでさえ、言葉を労すのが苦手な僕が、他人に説明などとても無理だ。
言わんとすることは、自分のなかで長い時間をかけて歴史や伝統をベースに構築した天皇観だから、スパッと説明するのは不能なのだ。

< 続く >

アゲハチョウ

Tag : 文化歴史読書

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無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

愛猫:
「うず」(十一歳没)
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「小うず」二代目。H27年生。♂
→*「ネコ煩悩」」(↓カテゴリ)

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