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令和三年の大晦日

今日は大晦日。
いうまでもなく今年で最後の一日だが、今日は仕事はシフトのない日だった。
敢えて大晦日だけ休暇申請をした。
明日はシフトがあって、久しぶりに元旦出勤だ。
昨年などは感染症のために田舎へ帰れなかった人も多い。
そんな彼らが今年はちゃんと帰れるようにと思った。

僕は元旦よりも大晦日の方が好きだ。
あぁ、やっと一年が終わったなぁ、という感慨が強い。
そして、ほっとする。
穏やかに、ゆっくりと時間が流れて一日と一年の終わりを過ごして新年を迎える。

大晦日の吉祥寺1

その前に、大掃除を済ませて、買い出しに出掛ける。
スーパーの食料品売り場は賑わって活気がある。
正月の静けさよりも、こっちの方が活気があってよい。
とりわけ吉祥寺の駅ビルや東急、コピスの地下食料品売り場はお気に入りだ。
みんな思い思いに新年を迎えようと買い物をする。
そのこと自体が豊かな証拠だ。
いつまでも大晦日はこうあって欲しいと思う。

夕方になると徐々に人気が減って行く。
日頃よりも早めに人並みが引けてゆく。
あぁ、ここでもまた一年が終わる、とほっとする。
さて、年越しそばとともに今年、かつての上司から頂いたお酒を開けて頂こう。
お正月にかけてこれを飲み通して楽しみたい。

お祝い吟醸2

さて、今年はどんな一年だったろう。
二年連続で武漢ウィルス感染の流行で終始した。
メディアはモルヒネを求める中毒者のように感染を煽った。
おかげで経済や商売がガタガタになった人も多いだろう。

東京五輪エンブレム

方や、すったもんだはあったがこの最中に東京五輪を開催した。
史上最多のメダル獲得数もさるものながら、そのホスピタリティに世界中が日本に好感を持ったようだ。
サヨク方面は東京五輪を中止にしようとさまざまな妨害工作をしていた。
そのため無観客での開催ということになってしまったのは残念だ。
選手のためにも有観客での開催にしたかった。

そんな妨害工作を煽ったサヨク方面は、いまはなぜか北京五輪の開催には文句一つ言わない。
世界では同盟国であるアメリカを始め、自由主義陣営が政治ボイコットに舵を切ったが、日本政府は煮え切らなかった。
いっそのこと自民党は党名を「公明党」にしたらどうかと思うほど、公明への忖度が見えてとれた。
まったくもって、日本の政治はダメだ。
つまりは国民がダメなのだろう。

・・・・・
いろいよあったようで、あまり出来事のなかった一年な気もする。
今年は子年・・・・ネズミの年だ。
子孫繁栄の象徴とかいわれるが、やっぱりスケールの小さな干支の年では出来事も小さくなるのか・・・。
来年は寅年。
猛虎咆哮するが如く、スケールの大きな出来事があるのだろうか・・・。

良いお年をお迎えください。

お焚き上げ

Tag : 文化多摩武蔵野

心豊かな歳末となりますように・・・

年の瀬がせまる。

毎年のことだが、やっぱりこの時期は慌ただしい。
一年の総決算でもあるのだ。
新しい年の初めに向けての準備期間でもある。
やることには事欠かない。

忙しい時期でもあるが、それでもやっぱり誰もが好きな季節だろう。
クリスマスもあるし、大晦日もある。
楽しいイベントも盛りだくさんなのだ。

一年が終わるということに一抹の悲しさやわびしさはない。
しかし、なんとなく「終わり」という言葉に負の印象はない。
どちらかというと、ほっとするような安心感に包まれる。

歳末食品売場1


この時期、僕は食料品売り場が最も好きだ。
いろんな人が食材の買い物をしている。
店にはいろんな食材が並ぶ。
僕らの食生活を支えている売り場・・・心もまた豊かになるように思える。
いろんなものがすきなだけ買うことが出来る。
なんて豊かなことなのだろう。

とりわけクリスマスや大晦日は、チキンやらおせちやら、美味しそうな食べ物が氾濫している。
お金に糸目をつけずに、好きなだけ買って食べてくらしてみたいものだ。

2020歳末商戦

ところで、今年はなにやら牛乳の生産が過剰であるという。
ちょっと前にはバターがなくて困っていたのが隔世の感だ。
どうも武漢ウィルスのせいで、ホテルやレストランなどで業務用に使う牛乳が激減しているようだ。
放っておくと廃棄になるらしい。
安くなることはなさそうだが、無駄に廃棄するものが減るように、できるだけ消費してみようか・・・。

Tag : 文化

年の瀬の新宿散歩・・・花園神社

昨日、記事を書いた新宿遊歩道公園「四季の路」のほど近くにある神社・・・。

ここって結構有名ですが、「花園神社」・・・耳にしたことくらいはあるでしょう。
新宿好きならば・・・。
僕も「四季の路」よりもこの花園神社の方が印象に残っています。

新宿花園神社1

「四季の路」を歩いていると、繁華街の方向に目をやるとちょっと派手な建造物が見えていました。
こちらは芸能神社とも呼ばれていますが、もとは稲荷神社とのことです。
古くは現在の伊勢丹の辺りにあったそうですが、大名のお屋敷の中に組み込まれてしまったため、現在の場所へ移転したそうです。
この場所が尾張藩下屋敷の庭の一部で、花が咲き乱れる美しい場所であったため「花園」と冠したのが由来です。

新宿花園神社2

芸能神社としての由来ですが、これは江戸時代の大火事に行き当たります。
大火事で焼失してしまった社殿を再建するため境内に劇場を設けて、見世物や演劇、踊りなどを興行したのだそうです。
僕がゴールデン街側から境内に入りましたので気がついたのですが、この近くに吉本興業の社屋があったのですね。

普通にも神社と芸能は切っても切れない関係にあります。
神事とお神楽や舞いなどは一体のものですし、そこにお囃子などの音楽も入ってきます。
ただ、やっぱり吉本興業とはな・・・などといっては不見識でしょうかね?

なにはなくとも、正面からもお参りしておきました。

ついでですが、こちらは新宿アルタの裏側の商店街にある隠れた名店です。
「新宿アカシア」

新宿アカシア

昔ながらの洋食屋さんですが、とりわけ有名なのが名物「ロールキャベツ」です。
ご飯一杯がついたシンプルな定食です。
僕が学生の頃の値段とはだいぶあがっている気がしますが、当時もそんなにリーズナブルなお値段というわけではありません。
でも美味しいですよ。

Tag : 文化多摩武蔵野散策

年の瀬の新宿散歩・・・「四季の路」

いまさら新宿にお散歩って気もしますが、僕があまり行かないところなのでメモしておきます。

靖国通りを渡ると歌舞伎町に入りますが、通りを靖国方面へ歩いて行くと、新宿区役所があります。
そこの交差点を渡ると、一本の小径がありました。
新宿遊歩道公園「四季の路」です。

新宿四季の路1

もとは昭和45年に新宿始発の路面電車が廃止になり、都電の引込み線専用軌道があったそうです。
現在のようになったのは四年後の49年。
なんか武蔵野にあるグリーンパーク遊歩道に似た由来ですね。

モザイク状石畳の遊歩道に整備され、樹木や四季折々の草花が繁る憩いのプロムナードです。
季節のせいか、ちょっと薄暗い感じがしましたが、時間帯のせいもあるのでしょうか・・・。
僕が言ったのは午後二時くらいでしたが。

小洒落た小径です。
以前にも来たことはあるはずですが、あんまり記憶にないです。
このあたりに花園神社があったな、とは記憶していましたが。

新宿ゴールデン街

繁華街へのアクセスポイントでもあるんですよね。
こんな風に・・・「新宿ゴールデン街」って、有名ですよね。
まぁ、僕は学生の頃はよく歌舞伎町へ行きましたが、最近では東宝シネマへ行くくらいしか機会がありません。
やっぱりなにかと物騒な場所になりましたよ。
なんか無国籍な感じで、本当にやばい場所ってイメージ。

さて、「四季の路」に話を戻しますが、歩いていて驚くのは結構古い民家があることです。
いや、こんなのが新宿の繁華街にあるんかいな、って感じです。
逆にすてたもんじゃないな、とも思います。
実際に新宿区に住んでいる人はいますからね・・・。
ただ、空気や治安が悪そうで、お世辞にも住みたい場所からはかけ離れています。
まったくの個人的な印象と価値観ですので、ご容赦ください。

新宿四季の路2

遊歩道も良いけど、都電が入っていたところを観かかった気がしますね。
いまでは都電と言えば荒川線しかありません。
地方では札幌にも路面電車が走っていました。
利用はしませんでしたが、冬の雪のシーズンになるとササラ電車が走ります。
除雪用の車両があったのですが・・・。
都内ではササラ電車はなかったでしょうけど、いまどき希少なタイプの交通機関なだけに逆に乗ってみたくなりますね。
チンチン!とかいって・・・。

Tag : 多摩武蔵野散策

失われた「気韻生動」を求めて

先々週末に海外の画家のかたの特別授業があり、それに参加した。

隣市の公共施設・・・平たくいえばコニュニティ・センターで開催されている。
さほど大きな会場ではないが、いまどきにしては結構集まっていた。
この武漢熱の騒動で自国に帰れなくてお困りだということで、僕の先生が特別講義が開けるよう取り計らった。
結構、日本語も上手な方で通訳なしで講義されていた。
人柄を感じさせる方で、楽しい講義というよりも非常に気分よく技術を見せて頂けた。

竹内栖鳳「飼われたる猿と兎」左隻

日本画もよく勉強されたようで、とりわけ竹内栖鳳が参考になったとのことだった。
この方も花鳥画を専門にされているため、動物画をよくする栖鳳が参考になったのだろう。
ほかにも横山大観や長谷川等伯なども素晴らしいと仰った。
竹内栖鳳は僕は個人的にはさほど好きではない。
西洋画風の写実的な画風だが、もともと京都画壇で伝統画法を学んだ栖鳳の絵は確かに下地の分厚さを感じる。
西洋画風だがよくみると確かに日本画なのだ。

竹内栖鳳や川合玉堂は円山派や狩野派をよく学んでいる。
そのような人が近代日本画を切り拓いたのは確かだと思う。
しかし、皮肉にも彼らを模倣した後進たちは日本画をおかしな方向へ導いた気がする。
この特別講義の画家先生も明治~昭和の頃の日本画の大家は素晴らしいといいつつ、最近の日本画はおかしいと言っている。
僕が皮膚感覚で漠然と感じていることを、この方は正しい理論を背景に言っているのだろう。

竹内栖鳳「飼われたる猿と兎」右隻

いまの日本画には「気韻生動」がない、と仰った。
僕は思わず膝を打った。
確かにそうだ。

橋本雅邦の絵にある神韻ともいえる高い品格が今の絵にはないのだ。
高い技術力で精密に描いた絵は僕も日展や院展でみた。
しかし、なんとなくなにも感じないのだ。
日展の帰りに鑑賞していた老夫婦が「最近の絵はとても上手だなぁ、とは思うのだが、うなるような絵はまったくない」と言っていた。
まさしく「気韻生動」が欠けているからなのだろうと思う。
なにやらおかしな西洋風の絵、無国籍な感じの文化性を感じない無機質な絵、細かいだけで感動を生まない絵・・・。

自分がその「気韻生動」を描けているか、と言われてしまうと、到底そんなことが論じられるレベルではない。
だが、気づいていないのと気づいているのとでは大きな違いがある。
日本人として日本画が他国の人に誇れない現状を悲しく思うが、下手なりに「気韻生動」を意識して作品が画けるように頑張ろう。

円山応挙筆雪中老松図

Tag : 文化歴史芸術日本画美術

今年のクリスマス・ディナーは・・・

今年のクリスマス・ディナーは安価で豪華なメニューになりました。

クリスマスには定番のメニューといえば七面鳥ですが、日本では間違っても手に入りません。
ただ、一度は食べてみたい気がします。
味の野蛮人のアメリカ人といえど、毎年1年でもっとも重要なイベントの食事がそれほどまずいとは思えません。
各家庭では、キッチンにある大型のオーブンで七面鳥を丸ごと焼いてパーティします。
大人数で食べるのが決まりですから、豪快な食事です。

丸ごとチキン1

さて、拙宅では丸ごとチキンを丸焼きしました。
最初はレッグチキンを買おうと思っていましたが、なんと40%引きの丸ごと肉が販売中でした。
なので安価で豪華な食事ができます。
おととし辺りでもやりましたが、意外にも簡単なのです。
味付けして一晩寝かせて、お腹にごはんなど詰め物をしてオーブンで焼きます。
それだけ・・・。

丸ごとチキン2

今年は味付けは既製のマスタードソースを掛けて寝かせました。
でもやっぱり・・・塩コショーが一番なんですね。
シンプルが一番って頂いて思いました。

丸ごとチキン3

このとおりです。
しかし、このチキンは扱いがなんとも気持ち悪い。
原型をとどめているだけに、クネクネした手足がとっても苦手だ。
焼いて堅くなった手足ならば気持ち悪さはありません。

オーブン200℃でおよそ一時間。

クリスマス・ロール1

そして、成城石井でケーキを購入。
ロールケーキです。
クリスマスになるとブッシュ・ド・ノエルというロールケーキがよく買われています。
店頭や駅前でクリスマス・ケーキを販売していましたが、3000円~4000円以上します。
やぁ、馬鹿馬鹿しい。
スーパーのケーキで十分だ。
余計なお金を掛けるくらいなら、お正月の数の子をいっぱい買いますよ。

御馳走でお腹いっぱいのクリスマスでした。

クリスマス・ロール2

Tag : 文化

スーパーの食料品売り場でハッピー・クリスマス

さて、昨日はクリスマス・イブで今日がクリスマス・・・。
まぁ、日本人にとっては正直どうだっていい。
要するに子供や恋人が喜んでくれて、美味しいものが食べられれば良いのだ。

クリスマスツリー新宿

かくいう僕も、クリスマスにあやかって骨付きチキンやクリスマス・ケーキをいただいた。
さほど高価なものではない。
両方ともスーパーで買ったものだ。
気分だけで良いんですよ。

うちのにゃんこくんもそういうクリスマスにあやかって良い思いをした部類。
20日の今はなき「うず」の誕生日のために祭壇に供えた缶詰フードをひとつ空けて与えた。
大喜びで食べる「小うず」。
やっぱりドライよりもウェットの方が美味しいのかねぇ?
ちなみにドライも混ぜたスペシャル・メニューだよ!

そんなこんなでみんなが幸せ、ハッピーなクリスマス・タイム。
僕は毎月お決まりの日程で休暇希望日を出しただけですが、たまたまこの両日はお休みになった。
なんだか恥ずかしい。
まるで、クリスマスのために休暇を取ったみたいで・・・・。
バブルの頃の若者みたいで・・・。

スーパーのクリスマス商戦

いつも書いているけど、一年で一番スーパーの食料品売り場が楽しい時期がクリスマスと年末だ。
チキンやおせち、色んな美味しいものがたくさん並んでいる。
それを眺めて、楽しそうにしている人々を見ているだけで幸せな気分になる。
心が豊かになるようだ。

一年が終わろうとしているんだから・・・良い気分で、豊かな気持ちで過ごしたいですね。
ではでは、メリー・クリスマス!

丸の内イルミネーション3

Tag : 文化

今宵、にゃんこと一緒にクリスマス・イブ

今夜はクリスマス・イブ。

みんなが幸せな聖なる夜。
家族のいる人は、大切な家族と団らんを。
恋人のいる人は、愛する人とゆっくりとお酒と食事を楽しみながら・・・。
そして、ひとりの人もそれなりに楽しい時間を・・・。

吉祥寺イルミネーション4

どうせ、クリスマスなどといっても、一般的な日本人にはただのイベントです。
宗教的な意味や習慣・風俗とも無縁です。
お菓子メーカーやスーパーの策略に載せられて、日頃とはちょっと違った食事で楽しむ。
本来は七面鳥を焼いていただくようですが、日本ではそれは難しいので鶏を焼いていただきます。
食料品売り場へ行くと、あきれたことにクリスマス用のお寿司などもありますから・・・。
僕はやっぱりチキンを食べて、ビールでも一緒に買って、あとは普通の食生活です。

ケーキはこの日ばかりは、洋菓子屋さんの一年で一番の稼ぎ時のようですね。
行列が出来ているのを見るとちょっと萎えます。
なのでスーパーの食料品売り場で売っているので、充分です。

すっかりと日本社会にも定着したクリスマスですが、日本人の生活様式に強く影響を及ぼすようなことはなく、日本的な季節行事になってきたようです。
お祭り好きな日本人らしいと思います。
僕は楽しみ方は、人により自由なのでそれなりに楽しめれば良いと思います。
僕はうちでにゃんこくんと一緒に変わらない夜を過ごせればそれで幸せ。

先日、「うず」の誕生日のときに祭壇に並べたウェットフードの缶詰をあげよう。
「小うず」も普段はドライのカリカリですが、ウェットをあげると、嬉しいみたいです。
食べ方が下手っぴですけど、慣れていないんでしょうがない。
でもこの子、最終的には残さずに食べるんですよ・・・。

今日はあんまりはしゃぐような曲はやめておきましょう。
久石譲の「White Night」です。



静かな曲を聴いていると、心が洗われるようです。
ゆっくりと、ゆっくりと時間が流れて、もうじき今年も終わるんだなぁ、と。

みなさん、メリー・クリスマス!

Tag : 文化

四年前は天長節の今日・・

今日は祝日では亡いが、かつて・・・四年前の平成の御代では天長節だった。
そう、すなわち今日は上皇陛下のお誕生日です。
陛下、おめでとうございます。

令和となって今年ではや3年・・・。
ご高齢でいずれは「天皇」としての役割を果たせなくなることをご心配され、今上陛下にご譲位されました。
あれから3年ですが、まだまだ上皇陛下におかれましてはご健康でお過ごしのことと拝察いたします。

天皇皇后両陛下軽井沢

8年ほど前でしたが、僕は母を連れて生前に父がお世話になった方へ軽井沢へご挨拶に伺った。
ちょうどその日は上皇・上皇后両陛下が軽井沢で避暑にお過ごしになられ東京へとお帰りになられる日でした。
訪問した方に連れられて、僕と母は一緒に軽井沢駅へお見送りに行きました。

陛下のご宿泊先がどこかは分かりませんでしたが、なんと駅までの沿道は人が埋まっていて、警察が交通整理していました。
せっかくのご行楽であるにも関わらず、お帰りのバスは秒単位でどこそこを通過する、など決められていたようだ。
上皇陛下は沿道で見送る人たちへ、バスが走行している間ずっとお立ちになられて手をお振りになわれてました。
どんなときでも我々国民を第一にお考えになられる・・・・。
日本の「天皇」とはそのような尊いご存在です。

天皇陛下軽井沢

ご譲位なされても、その尊いお姿は我ら日本国民とともにあられる。
だからこそ、祝日ではなくなった今日の「天長節」をお祝いする気持ちは忘れてはなりません。

おめでとうございます。
いつまでもいつまでもお元気でおられますように、お祈り申し上げます。


Tag : 文化歴史

【二十四節気】今日は「冬至」

今日から二十四節気で「冬至」。



ただ、「冬至」といえば、北半球において昼間の時間が最も短い日である今日を指すのが一般的です。
これは天文学的に決められていて、21日とか22日になることが多いです。

なぜ昼間の時間が長くなったり短くなったりするのでしょうか。
これは地球の自転に関係があります。
地球が太陽の周りを回ることを公転といいますが、この公転の面に対して地球の回転軸・・・「地軸」といいます・・・が傾いているからなのです。
傾きの角度や方角は公転軌道上では一定しているため、冬至のときはもっとも太陽に対して北半球が遠ざかります。
このため昼の時間が短くなり夜が長くなるのです。
夏至のときはこれとは全く逆のことが言えます。

昼が短いと寒さが厳しくなるように思えますが、実際に寒さが最も厳しくなるのは年が明けてからで時期がずれでいます。
これはやはり日照だけで気温が決まるわけじゃないからですね。
実際には日照で地表近くの空気が温められて、そこから対流が生じて気象に影響していくという時間がかかります。
気象的にはこれから寒さが増していくのですが、暦のうえでは今日から陽の気が回復していくのです。
気象は後からついてくるのですね。

「冬至」の食べ物と言えば、「かぼちゃ」。
かぼちゃは中南米の野菜なので、季節は本当は夏です。
夏野菜カレーとかいうと、このカボチャが入っていたりします。
かぼちゃは保存の利く食べ物なので、冬に食べて栄養をつけるようにと、比較的時代の浅い習慣のようです。

かぼちゃの煮物

食べ物でもありますが、こちらはむしろ風習として使われる野菜もあります。
「柚子」です。
収穫の時期は11月くらい。
柚子をまるごと風呂に入れて香を楽しむ「柚子湯」。
「湯治(冬至)」に、「柚子」を入れて、「融通が利く」(=体が丈夫)と、お風呂屋さんが始めたとされています。
寒い時期になっていきますから、柚子湯で身体を温めて健康に過ごそうとの知恵ですね。

Tag : 文化多摩武蔵野歴史自然天文

プロフィール

無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

愛猫:
「うず」(十一歳没)
→*「愛猫思い出」(↓カテゴリ)

「小うず」二代目。H27年生。♂
→*「ネコ煩悩」」(↓カテゴリ)

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