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秋の気配に包まれて

冬は冬で、寒さで身体がかじかんで堅くなる・・・。
夏は夏で、暑さのために気が遠くなり、だれてくる・・・。
日本の季節の両極はなんとも極端で、慣れるのが難しい。
今年も、ようやく夏が去っていったようだ。

2016朝顔夏の終わり3

室内着に、Tシャツと短パンが実に心地よく、ちょうどいい。
こんな時期が一番だと思う。
薄着で、フローリングの床に寝ころぶのが気持ちいい。

一晩中、寝れば身体も痛くなるだろうが、短時間だけならむしろその堅さが心地よい。
フローリングの冷たさも適度で実にいい。
こんなときは、身体中に気が行き渡るように感じる。

本当なら畳の部屋があるといいのだろう。
畳のある和室は寝ころぶのに適している。
旅館はだから、洋室よりも和室の方がいいのだ。

ノスタルジー1

床に寝ころんで、目を瞑る。
気づくと四方から虫の声が聞こえる。
こんなコンクリートとアスファルトだらけの街なかなのに・・・。
小庵の周りは住宅地。
庭付きの家が多いから、そこが虫の演奏ホールになっている。

道路には車がときおり、滑るように走っていく音。
人の足音や、話し声も聞こえる。
あたかも、それらは異空間の彼方から聞こえてくる。
まったく実感のない生活音。
賑やかなわけではない。
音と音の間には静寂が存在している。

僕のまわりには、と愛猫の毛づくろいの音。
たまに足で頭を掻いている。
くつろぐことにかけては天下一品。
あくびをしている君をみてると、僕にも伝染してくるじゃないか・・・。

くつろぎサマータイム

Tag : 多摩武蔵野

まさしくグレート・アップセット!ラグビー日本

昨日のことだが、いま日本で開催されているラグビーW杯で、大きなアップセット劇が起きた。
それがなんと、我が日本チームのものであったのだ。

対戦相手はアイルランド。
世界二位のランキングを持つ強豪国だ。
大会直前までは世界一位だったらしい。

僕も昨日試合があることは知っていた。
しかし試合時間までは把握していない。
おそらく昼間、仕事中に終わってしまうのだろうな・・・と思っていた。
僕が仕事を終えて、休憩室兼ロッカールームへ行くと、設置されているテレビで放映されていた。
スコアを見てびっくり。
19対12で日本が勝っている。
そして、試合時間は七十七分・・・。
一瞬、残り時間がわからなかった。
ラグビーもアメリカン・フットボールも試合時間は違う。

しかし、いずれにしても残り時間はわずかだ。
逃げ切れば日本勝利。
最悪でもタイだとわかった。

そこへ、バックスの福岡選手がインターセプト!
ラグビーのインターセプトは、おそらくアメフットで起こる確率より格段に低いだろう。
それだけ難しいことだ。
鮮やかインターセプトだった。
あわや独走かと、思われたがゴール前でタックルを受け、止められた。
しかし、逃げ切りを確信できた場面だった。
やがてノーサイド・・・。

人工芝

四年前のW杯でも大アップセットを演出した。
あのときは南アフリカだった。
女優の桐谷美玲が吉田沙保里にかったようなもの・・・そんな失礼な比喩まであった。
あのときは、単純に幸運に恵まれたかのような印象を世界中が持っただろう。
しかし、今回の勝利で日本の実力が本物であることを証明したようだ。

ラグビーのような体格差がものをいうスポーツは本当に日本は不利だ。
そんなスポーツであっても、長年の努力の積み重ねで、選手は大型化し技術も向上していった。
僕が学生の頃は、まだラグビーは大学と社会人が対等に競っていたと思う。
トヨタ自動車と慶応大学が日本選手権で戦ったときの上田監督(慶応)はトヨタの社員だった。
監督ですら手弁当でやっていたのだ。

いまの選手は大きな試合会場で、大きな国際試合で、洗練されたジャージーでかっこ良くプレーしている。
一昔前のやぼったいユニフォームで、泥臭いパスワークで試合をしていた時代ははるか昔のこと。
だけど、今の選手も観客もそんな昔を笑ってはいけない。
競技のレベルアップは彼らの手によって積み重ねられてきたのだ。

まだまだ先のある今大会だが、本当にメジャースポーツとなれるかが試されていると思う。


桜花1

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Tag : 文化

迫り来る税率10%の恐怖

今月もいよいよ残り少なくなり、来月へと移行していきます。
庶民にとって大変な時期になると思われます。
各種報道などで知るよりまえに、どんな政治・経済オンチでも知っているでしょう。
来月から消費増税です。

たかが、2%と侮るなかれ。
されど2%です。
その昔、缶コーヒーは100円で買えました。
たったのワンコインで買えたのです。
それが、消費税が初めて導入されて3%の税率が課せられました。
どうなったかというと、缶コーヒーはなんと110円になったのです。

自動販売機

おかしいと思いませんか?
今回、10円上がるならわかりますが、3%の増税で10%値上がりしたのです。
その後、缶コーヒーは廃れてペットボトルの時代に。
缶よりも容量は大きくなったものの、ワンコインで飲み物が買える時代は終焉しました。
いまどきは150円~160円なんてものもある。
僕は自販機で飲料はあまり買わなくなった。

今回もまた便乗値上げがあるでしょう。
当時が缶コーヒー100円だからって、いま110円が妥当な価格だとはいいません。
運搬コストも原材料費も、人件費だって上がっているのだから・・・。
しかしながら、この機会に便乗して値上げする商品は少なくはないはずだ。
結果、家計を圧迫するのは平均して2%を超えると思う。
国民の家計や生活を圧迫する悪手だと思います。

現政権にも責任はあるが、もとはといえば民主党政権時代の三党合意で決められたもの。
増税はしない、というマニュフェストはあっさりと放棄された。
当時の野田政権は国民を騙して、解散などで信を問うようなこともせず成立させた。
稀代の嘘つき政権だった。

歳末食品売場3

だが、僕がもっとも腹立たしいの財務省である。
彼らは税率や税目を増やすことで評価されるのだという。
もうすでに次の増税を視野に入れているのだそうだ。
財務省は驚くべき権限を有していて、ときの政権でもこれを押さえることは難しい。
なにしろ、政治家については地元の公共事業の予算まで握られているのだから。
マスメディアでさえ、財務省に目をつけられたら情報源を失うことになる。
姑息な新聞各社は、増税をための大キャンペーンを打ちながら、自分たちは軽減税率を認めさせた。
現代の最大権力ともいわれるマスメディアですら膝を屈するのだ。

現政権も、なぜ森友問題のときに近畿財務局の一件でもめたときに財務省に圧力をかけなかったのだろう?
省庁改編で財務省を分割したり、権限委譲を行ったりして力をそぐことはできなかったのだろうか?
せめていまの評価スキームがおかしい、とメスをいれるべきだ。
財務省は財務状況を悪化させたり、国民の税負担を増やした場合は罰則を与えるべきだ。
官僚とは公僕なのである。
国の財政を立て直すためには、それくらいの心意気を持てといいたい。

新曲?『まだスイミー』

さぁ、いよいよですね~。

『まだ結婚できない男』

着々と放映準備が出来ているようです。
今日は短い動画ですが、PV動画を見つけました。
主題歌がちょこっとだけ流れていますが・・・。

動画が直接貼れないようなのでリンク先をご参照

第一作のときの主題歌「スイミー」と似ています。
番組のHPをみると、歌い手は持田香織ソロのようです。
秋味を足したような感じですが、基本は同じなのでしょうか。
僕もあの主題歌は明るくて爽やかで、桑野さんには合わないようでぴったりで好きでした。

こちらは原曲です。
桑野さんの懐かしいシーンと一緒にどうぞ。



第一話のあらすじも書いてありますね。
吉田ひつじさんは弁護士役だそうですが、初回から桑野さんとひと悶着ありそうです。
顔だちが僕はあんまり好きではないな・・・まぁ、個人的意見です。

一番気になったのは、なんとあのケンちゃん・・・?
気になるパグ犬の画像が貼ってあること!
これは、二代目ケンちゃんか・・・?

10月8日(火)からスタートです。

Tag : 文化

知らなかったジョンの一面

タイトルにあるジョンとは、トラボルタでもランボーでもない。
世界的なロックスター、ジョン・レノンのことだ。
いわずもがな伝説的なロックバンド「ビートルズ」のメンバーだった。
彼の伴侶はヨーコ・オノ・・・つまりは日本人であり彼自身日本通だったという。
自宅には日本の美術品も数多く飾られていたらしい。
これらから、インスピレーションを受けたりしたのだろう。

僕は断っておくが、ビートルズに熱を上げた時期もないし、ジョンに憧れた時期もない。
いま使っている眼鏡はジョン・レノンというブランド名の丸眼鏡だが、これは単にラウンドタイプの眼鏡があまり売られていないからだ。
敢えて選んだわけではなく、四角い顔には丸眼鏡、そんな理由である。

代表的な作品に「イマジン」という歌がある。
余りにも有名な歌だが、これはアートの世界を越えて、特定のイデオロギーと結びついてしまったためでもある。



聴いてみればわかるが、歌詞はそっち方面の人が聞くと涙を流して喜ぶような内容だ。
いわゆる「お花畑」・・・。
理想や願望だけで、現実を直視しないドリーマー・・・。
このため、僕はジョン・レノンをまったく評価していなかった。
特定のイデオロギーに祀り上げられた無自覚の教祖・・・。

ところが、この思い込みを破壊してくれたのがこちらの動画だ。
まぁ、ご覧ください。


どうだろう・・・。
この動画を見て、僕はジョンが非常にバランスのとれた現代人であったと知った。
特に、「排他的な宗教には否定的だったが、信仰自体を否定してはいない」ということ。
そしてこの歌が「世界から宗教がなくなれば平和になる」という言葉。
あぁ、それなら僕にもわかる、初めてジョン・レノンを理解できたと思った。

結局のところ、この歌とジョン・レノンを特定のイデオロギーと結びつけてしまう人々が問題なのだ。
いや、勿論無自覚にこのイデオロギーに墜ちてしまっている人も多いと思う。
そんなだから怖いのだ。
だが、この動画を見て理解できると思うが、問題なのは「排他的な宗教」であって、「信仰心」が問題なのではないのだ。

日本の「和の心」に憧れていたという。
ジョンが知っていたかは存じないが、神道は教義も教祖もない。
そして、他の宗教にも非常に寛容である。
ジョンの宗教観からして、恐らくは神道は理想的だっただろう。
だからこそ、靖國へも参拝してくれたのかもしれない。

いままで、誤解してて申し訳なかった。

Tag : 芸術文化

多摩・武蔵野ノスタルジーを追い求めて(4)

郷土愛を紐解くと、自己のルーツがどこにあるのか、あるいは自分は何なのか、という問題にあたる。
自分のルーツとは、自己のアイデンティティに他ならない。
ルーツというからには、「時間の流れ」や「空間の広がり」が欠かせない。

このうちの「空間の広がり」は結構、「時間の流れ」とも密接である。
なぜなら、行政単位は時代によって大きく異なるからだ。
なので、この稿では「時間の流れ」に重きを置こう。

郷土の森ジオラマ1

「時間の流れ」は、イコール「歴史」だ。
その郷土の歴史を紐解くことで、自分がどのような系譜を辿ったのかをおおよそ知ることが出来る。
無論、親や祖父の時代に移住してきたという可能性もあるが、それでも一定の時間を経てそこに住んでいる訳だ。
実を言うと、僕の父は養子だったため、実際僕は本当の祖父を知らない。
僕が祖父だと思ってきた人は血が繋がっていないのだ。
それでも僕は、生まれた地元、郷土との繋がりを大切にしている。

僕の住む多摩・武蔵野は重厚な歴史を持つ。
中世の頃、いや古墳時代くらいからの歴史を持っているのだ。
郷土に鎮座する歴史のあるお社、大国魂神社の存在がそれである。
国内にはコンビニの数よりも多くある神社の存在。
地域の歴史を語るには、差はあれど欠かせない存在だ。

郷土の森ジオラマ2

さて、武蔵府中はかつては西の朝廷から、東日本の政治の中心的な行政区の役割を持たされた。
東京都となった現代では、「都市近郊」であるが、江戸時代になるまではこちらが中心部だ。
その証である国府跡や国分寺史跡が古代のロマンを感じさせるほどの存在感がある。
かつて、東北を制圧するために八幡太郎義家がここを拠点とした。
鎌倉時代には新田義貞と幕府が戦った古戦場跡もある。
江戸時代には甲州街道の宿場町として、そして幕府のお鷹場として盛えた。
郷土博物館へ行くと、これでもかというくらいの資料群があり、見ごたえがある。

他の地域の郷土博物館を見るのも好きだった。
新興都市の博物館も、下町の博物館もいずれもそれぞれの歴史を感じさせるものだ。
各自それぞれが、思い入れを持って学べばいいのだと思う。
わが郷土はそれらと比肩しても、決して見劣りはしない。

歴史を大雑把に学んでも自分の家系や先祖のことが分かる訳ではない。
しかし、そこは各自が地域のとの繋がりをそれぞれの感性で醸成すればいい。
たぶん、自分のご先祖様は百姓だったろう、街道沿いで商いをする商人だったろう、田舎のお侍さんだったたろう・・・。
僕自身は、名字からして百姓だったと思う。
この地に住んでいれば、安直にひねり出せそうな成り立ちの名字だから。

郷土の森ジオラマ5

昭和の後半にもなると、地域と各家庭の繋がりというものは崩壊していった。
極度にプライバシーを重視し、他の地域で職を持つため、隣近所との繋がりは希薄になっていった。
GHQの影響が大きいと思うが、1990年代以降、「公」よりも「個」が大切にされ、その結果国民は「巌」から「さざれ石」に分解していった・・・。
地域福祉の重要性が見直されてきたため、近年慌てて市町村が地域コミュニティを再構築しようとしている。
リタイヤ後に企業を放逐された「個人」は急に心許ない孤独に襲われる。
多くの人は第二のモラトリアムを経て、地域と繋がり新しいアイデンティティを発見する・・・。

Tag : 文化多摩歴史武蔵野

お彼岸は真夏日の不忍池

昨日の記事で、「暑さ寒さも彼岸まで」などと書きましたが、とんだ間違いでした。
そのまさに昨日は、まるで夏に戻ったかのような暑さ。
30℃を超す真夏日になってしまいました。
この原因は、台風によって運ばれてきた南からの空気のようです。
おとといの夜までは寒いため、秋冬向けの厚めの布団を出していましたが・・・。

よりによって、こんな日にスーツを着て参加しないといけない会合がありまして・・・。
暫く慣れないネクタイを締め、ダークスーツを着て参加。
なんとも、恨めしい天気です。

お彼岸真夏日不忍池1

場所なんですが、いつもの上野です。
電車や地下鉄の中は、冷房が効いていますのでいいのですが、地上に出るとさぁ大変。
周りは連休中で、平服で楽しそうに歩いている人たち。
タピオカ・ミルクティーでも飲みながら・・・。

お彼岸真夏日不忍池2

不忍池です。
秋が近いこともあり、さすがに蓮の葉も生気を失いつつあります。
それでも、夏場にわんさと群生していましたから、池は凄い迫力。
先月、東京芸術大美術館を訪れたときには、蓮の花がいっぱい咲いていました。
八月にもなると、こんなに咲くんだなぁと思っていましたが、昨日はもうすっかりと散っていたようです。
花びらが散って、中空にシャワーヘッドのようなガクがところどころ見えます。

お彼岸真夏日不忍池3

彼岸にもかかわらず、この暑さ。
まるでそのせいで枯れていくように見えます。
これから秋、冬に向けて朽ちていくだけのことですが・・・。
無論、花が咲いていたりする蓮はいいものですが、こんな風に枯れていく蓮もいいですね。
水墨画なんかではむしろ枯れたはずの方がいい味が出ます。

目的の会合は夕方から開始で、7時半ごろに散会。
夜の暗い時間の不忍池は珍しい。
帰り道、散歩しながら夜景を楽しみました。

お彼岸真夏日不忍池4

この蓮の葉が、冬にはまったく枯れ果てます。
毎年毎年尽きることなく再生するのが不思議です。
池の手入れも大変なのでしょうね。
たんに放置していたら腐って大変なことになるでしょう・・・。

Tag : 多摩武蔵野散策自然

今日は「秋季皇霊祭」

今日は祝日、『秋季皇霊祭』・・・通称、「秋分の日」です。
秋季皇霊祭とは、毎年秋分の日に宮中で、歴代の天皇や皇族の神霊をまつる儀式です。
暦の上でも重要な日で、一年の昼と夜の長さが同じ日となっています。
此の対にあるのが、いうまでもなく春分の日ですね。

「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ」という趣旨になっています。
お彼岸にはお墓参りをする風習がありますよね。
みなさんもお墓参りをされておりますでしょうか。
お墓が遠い場所だと、なかなかそれもできない家庭も増えているのではないでしょうか。
僕もお休みが不定期なため、三連休と言えどなかなか行けません。

御岳渓谷の紅葉9

お彼岸とは、亡くなった人々・・・ご先祖様がいる極楽のことです。
それに対して、我々のいる場所は「此岸(しがん)」といいます。
彼岸は西に、この「此岸(しがん)」は東に位置するということです。
春分の日や秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むのですが、このため彼岸と「此岸(しがん)」がもっとも近い日なのです。

よく「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、今年もまさしくそのとおりでしたね。
この連休になってようやく落ち着きだした様子です。
僕も今日はダークスーツを着用する行事に参加するため、猛暑でないだけでも助かります。
これから、秋が深まり秋めいてくるでしょうか。
先週、ようやくスーパーの青果コーナーに柿が並びました。

ぼたもち

食べ物と言えば、お彼岸にはおはぎです。
春はぼたもち、秋はおはぎ。
両方とも作り方は同じです。
ぼたもちには粒あん、おはぎにはこしあんが使われるようですが、中身は一緒。
これはそれぞれの季節に合ったお花、牡丹と萩にかけているからですね。
あんこには目がない僕には嬉しい季節です。

日章旗2

Tag : 文化多摩武蔵野自然天文

我が町でもパブリック・ビューイング

一昨日のことでしたが、ラグビーのW杯日本大会が開幕しました。
初戦、日本はロシアと対決。
会場は比較的近いところで調布にある東京スタジアムでした。
以前は味の素スタジアムと呼ばれていたところです。
小庵のある地域は、バスが運行している関係もあって、おそらくは会場へ向かう人がいたでしょう。
ただし、メインは京王線からのアクセスのため、そんなには多くないかもしれません。

試合結果は・・・よかったですね。
30対10のトリプルスコアです。
松島選手が3トライを奪う攻撃で、日本代表でハットトリックを決めたのは初だそうです。
ラグビーでもハットトリックなんていうのですね。
てっきりサッカーでしか聞けない言葉だと思っていたので・・・。

僕も途中風呂に入りましたが、見ていました。
最初はなんだか堅くなっていたようで、キックされたボールを受け損なってトライを奪われるなど、高校生のようなミス。
会場のライトが結構、やっかいだったそうですが・・・。

万国旗

特別思い入れがある訳ではありませんが、やっぱりスポーツの国際試合は応援したくなります。
それにしても、ラグビーは長く準メジャー・スポーツの座に甘んじていましたが、これでメジャー入りするかもしれません。
アジアでは初めて、W杯の開催国になったそうです。
それほど、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの英国系の国が主流。
世界でも亜流のスポーツでした。
イギリス発祥ですが、もとはサッカーの試合中にボールを持って走った選手がいた、というのがきっかけだそうです。
サッカーの弟分、といった感じでしょうか。

日本では意外と長く一部に親しまれていました。
イギリス発祥の紳士のするもっとも野蛮なスポーツ。
だが、ノーサイドの精神とかワン・フォー・オール&オール・フォー・ワン、などと日本人に向いた精神性を持つスポーツです。
いかんせん日本は野球とサッカーが人気の球技です。
ラグビーに回ってくる人材は稀少。
そんなでも長い間、選手や関係者の努力でここまで来たようです。

いまのラグビーは、ボールのハンドリングがスマートな気がします。
トップ選手ならではでしょうけど、片手でパスだししたり、ラインアウトでは受け取る選手を持ち上げたり・・・。
昔の明治のような泥臭い重厚なラグビーではありません。
あぁ、そういえば大学は早明戦なんていってましたね。

パブリックビューイング

今回驚いたのは、僕のうちの近くの広場でパブリック・ビューイングをしていたこと。
テントが並んで、屋台でビールやつまみが販売されていました。
そりゃ、渋谷や新宿みたいなところでの、大混雑はありませんが、いやはや驚きです。
だって、サッカ-の時だってやりませんでしたよ。
恐らくはこれも来年の五輪を見据えてのことでしょう。

こんなで地域の連帯感とか、コミュニティの再建ができればいいのですけど・・・。

Tag : 文化多摩武蔵野

多摩・武蔵野ノスタルジーを追い求めて(3)

僕は以前勤めていた会社では転勤族だった。
あちこちというほどではないが、地方暮らしも経験した。

大阪、札幌、千葉・・・。

新幹線1

比較的都会的な場所が多かった。
ひとつだけ例外があって、かつての都会だが人口減少甚だしい場所に数か月だけ。
そこは、パワハラにあって、最初にうつ病になった場所だ。
正直、.書きたくもないから省略する。

最初に赴任したところは大阪。
実はここでも病気している。
一か月ほど伝染性の疾患にかかって入院した。
僕はどうやら転勤の度に病気になるようだった。

直接的な原因ではないが、二度とも共通して「失いたくないものを手放さざるを得ない状況」だった。
いろんな心理的ストレスが多重になって、弱り目に祟り目。
転勤でいろんなところに住める、と楽しみにしている輩もいた。
僕もそうありたいと思っていた。
だが現実は、そうならなかった。
運不運もあるが雇用主はそう考えなかったかもしれない。
理由はともあれ、結果的に転勤族としては失格で、それは自認している。

井の頭池大晦日2

だからといって転勤は辛いことばかりではない。
頑張って勤め上げて創り上げた人間関係や思い出。
つらかったけど、いまでは懐かしい場所や人。

だが僕は本当は地元に住んで、地元での暮らしを楽しみたい・・・。
そうなんじゃないか、と思ったこともある。
結局、僕は土地を転々とするような人間じゃないのだ。
この場所、多摩・武蔵野をこよなく愛しているのだ。
藤原正彦さんの『国家の品格』を読んで、「郷土愛」ひいては「祖国愛」を持つ自分に気づいた。

東京に戻ってからというもの、郷土を再発見しようと、子供の頃にいった場所へ自分探しに出かけた。
郷土博物館、高尾山、井の頭公園、奥多摩、小金井桜、玉川上水・・・・。
どこもそこも、何もかもみんな素晴らしい。
子供の頃いかなかった所へもいった。
羽村堰、村山貯水池、多摩丘陵、昭和公園・・・。

地方に行って実際に暮らしたからこそ、分かったこともある。
僕にとって、多摩・武蔵野はかけがえのない故郷であり、護るべき故郷なんだと・・・。

秋のお祭り2

Tag : 多摩武蔵野文化自然

プロフィール

無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

愛猫:
「うず」(十一歳没)
→*「愛猫思い出」(↓カテゴリ)

「小うず」二代目。H27年生。♂
→*「ネコ煩悩」」(↓カテゴリ)

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