無心庵山居日記
市中にて心静かに山居生活を送る
ツツジの花咲く卯月も終わり
今日で四月も終わり。
寒かったり、夏日になったり、たんともいえない春でしたが、如何でしたか?
ひとつだけいえるのは、湿度が小さくて過ごしやすい季節でした。
ウィルスにとっては湿度が低いことは都合が良いので、僕らには困りものですが。
やっぱり僕としては湿度って、敏感になります。
真冬の頃にはもっと湿度が欲しい、とも思うのですが。
夏になってからの不快な湿度は 、一年の中でももっともいやな気候。
春と言えば花咲く季節。
今年は桜が早々と三月に満開を迎えてしまいました。
どっちにしても今年の状況ではお花見などできそうにありませんでしたが・・・。
でも、木蓮が咲いて、桜が咲いて、ハナミズキ、そしてツツジという開花のリレーは繋がっています。
気候不順で気温の上下動が激しくて、あんまりスムーズな移行ではありませんでしたが。
もっかのところ、ツツジが春を謳歌しています。
この花って、どこにでもありますね。
よくみるのは生け垣とか、足元の歩道の脇の植え込みが多いでしょうか。
僕が毎朝駅に向かって通る道にも、満開のツツジがありました。
ちょっとこいつは生け垣などよりも背丈が高いです。
ブロック塀の上から枝がはみ出ています。
いいですね・・・。
さて、府中市で行われる伝統の「くらやみ祭」は今年も神事のみの催行です。
残念ですが、・・・・仕方ないと言えば仕方がないし、緊急事態宣言を繰り返すだけの自治体の長や政府、そして危機を煽り立てるマスゴミにはちょっと反省をしていただきたいです。
本日は初日の神事の日ですが、そう、東京湾の品川沖合でとれた海水をくみ上げて運ぶという「品川海上禊祓式」です。
「汐盛り」ともいいます。
お祭りの期間中に、境内や参道などにお清めのために捲く水です。
これがなくてはお祭りは始まらないという重要な神事です。
せめてGW・・・ここだけでもお祭りをして欲しかったです。
寒かったり、夏日になったり、たんともいえない春でしたが、如何でしたか?
ひとつだけいえるのは、湿度が小さくて過ごしやすい季節でした。
ウィルスにとっては湿度が低いことは都合が良いので、僕らには困りものですが。
やっぱり僕としては湿度って、敏感になります。
真冬の頃にはもっと湿度が欲しい、とも思うのですが。
夏になってからの不快な湿度は 、一年の中でももっともいやな気候。
春と言えば花咲く季節。
今年は桜が早々と三月に満開を迎えてしまいました。
どっちにしても今年の状況ではお花見などできそうにありませんでしたが・・・。
でも、木蓮が咲いて、桜が咲いて、ハナミズキ、そしてツツジという開花のリレーは繋がっています。
気候不順で気温の上下動が激しくて、あんまりスムーズな移行ではありませんでしたが。
もっかのところ、ツツジが春を謳歌しています。
この花って、どこにでもありますね。
よくみるのは生け垣とか、足元の歩道の脇の植え込みが多いでしょうか。
僕が毎朝駅に向かって通る道にも、満開のツツジがありました。
ちょっとこいつは生け垣などよりも背丈が高いです。
ブロック塀の上から枝がはみ出ています。
いいですね・・・。
さて、府中市で行われる伝統の「くらやみ祭」は今年も神事のみの催行です。
残念ですが、・・・・仕方ないと言えば仕方がないし、緊急事態宣言を繰り返すだけの自治体の長や政府、そして危機を煽り立てるマスゴミにはちょっと反省をしていただきたいです。
本日は初日の神事の日ですが、そう、東京湾の品川沖合でとれた海水をくみ上げて運ぶという「品川海上禊祓式」です。
「汐盛り」ともいいます。
お祭りの期間中に、境内や参道などにお清めのために捲く水です。
これがなくてはお祭りは始まらないという重要な神事です。
せめてGW・・・ここだけでもお祭りをして欲しかったです。
今日は「昭和の日」
今日は「昭和の日」。
いわずもがな、二代前にはこの日は「天長節」だった。
そう、偉大なる昭和天皇のお誕生日だ。
「昭和の日」とは、昭和天皇の治世を偲ぶ日であるとともに、昭和を懐かしむ気持ちにもなる。
こうしてみると、昭和の時代も彼方へ去ってしまった。
平成生まれの人が社会人になったのも感慨深かった。
そして「平成」という元号がいままた「令和」に変わった。
なんと昭和は二代前の元号となったのだ。
戦後76年・・・教科書で振り返るような時代なのだが、そこで僕が生まれたというのもなんとも言いがたい。
きっと僕が生まれた頃、明治生まれの人もおなじような感慨を持ったことだろう。
ときは流れていったけど、未だ消えない時代の残骸がある。
戦争の傷跡だ。
それを一番よくわかるのは政治の世界だろう。
安倍前首相が「戦後レジームからの脱却」を掲げたが、それもいまだなされていない。
敗戦後に押しつけられた国際条約違反の押しつけ憲法ひとつ変えられないのだ。
それを党是としているはずの自民党すら忌避しているようにみえるし、それを阻む勢力は政治の世界に巣くっている。
連立与党のちいさな党は、異常なほど政権の手足を縛っている。
そのため、国土を護るための法律も骨抜きにされてしまっているのだ、
話を戻そう。
今日は昭和天皇のお誕生日である。
昭和天皇は御製で「やすらけき 世を祈りしも いまだならず くやしくもあるか きざしみゆれど」と詠まれている。
日本武道館での戦没者追悼式を詠まれた御製だ。
いまの令和の日本をご覧になられてもなお、胸を痛められるであろう。
後に続く僕らが至らぬが故である。
いわずもがな、二代前にはこの日は「天長節」だった。
そう、偉大なる昭和天皇のお誕生日だ。
「昭和の日」とは、昭和天皇の治世を偲ぶ日であるとともに、昭和を懐かしむ気持ちにもなる。
こうしてみると、昭和の時代も彼方へ去ってしまった。
平成生まれの人が社会人になったのも感慨深かった。
そして「平成」という元号がいままた「令和」に変わった。
なんと昭和は二代前の元号となったのだ。
戦後76年・・・教科書で振り返るような時代なのだが、そこで僕が生まれたというのもなんとも言いがたい。
きっと僕が生まれた頃、明治生まれの人もおなじような感慨を持ったことだろう。
ときは流れていったけど、未だ消えない時代の残骸がある。
戦争の傷跡だ。
それを一番よくわかるのは政治の世界だろう。
安倍前首相が「戦後レジームからの脱却」を掲げたが、それもいまだなされていない。
敗戦後に押しつけられた国際条約違反の押しつけ憲法ひとつ変えられないのだ。
それを党是としているはずの自民党すら忌避しているようにみえるし、それを阻む勢力は政治の世界に巣くっている。
連立与党のちいさな党は、異常なほど政権の手足を縛っている。
そのため、国土を護るための法律も骨抜きにされてしまっているのだ、
話を戻そう。
今日は昭和天皇のお誕生日である。
昭和天皇は御製で「やすらけき 世を祈りしも いまだならず くやしくもあるか きざしみゆれど」と詠まれている。
日本武道館での戦没者追悼式を詠まれた御製だ。
いまの令和の日本をご覧になられてもなお、胸を痛められるであろう。
後に続く僕らが至らぬが故である。
モッツァレラチーズのピザは「天気晴朗にして浪高し」
あんまり好きではないと言いつつ、このところピザの新メニューが続出します。
このたび作ったのは、モッツァレラチーズのピザ。
僕はチーズはそれなりに好きではあるが、このモッツァレラチーズというものは食べたことがない。
いや、あるかもしれないが、意識して食べたことはない。
僕にとってチーズって、プロセスチーズなんですよ。
カマンベールとかゴルゴンゾーラとか、くせがあるのも平気ですが、なにしろ高い。
くせのなくて、お安い、プロセスチーズで充分。
モッツァレラチーズは買ったのも初めて。
なんだか水気の多そうな感じです。
そもそも水に浸った状態で売っているし・・・。
ピザの生地にトマトのソースを塗って、そのうえに切ったチーズをどどんとのせた。
ピーマンとハムを少々のせて、オーブンで焼きました。
できあがって、早速後悔・・・。
もっと水気を取るべきだったか・・・。
ピザはベショベショになって焼けていた。
そんなこんなで食べるのにもちょっと一苦労。
まぁ、失敗は成功のもとと、いいますが・・・再挑戦するほどのものではないかもしれない・・・。
このたび作ったのは、モッツァレラチーズのピザ。
僕はチーズはそれなりに好きではあるが、このモッツァレラチーズというものは食べたことがない。
いや、あるかもしれないが、意識して食べたことはない。
僕にとってチーズって、プロセスチーズなんですよ。
カマンベールとかゴルゴンゾーラとか、くせがあるのも平気ですが、なにしろ高い。
くせのなくて、お安い、プロセスチーズで充分。
モッツァレラチーズは買ったのも初めて。
なんだか水気の多そうな感じです。
そもそも水に浸った状態で売っているし・・・。
ピザの生地にトマトのソースを塗って、そのうえに切ったチーズをどどんとのせた。
ピーマンとハムを少々のせて、オーブンで焼きました。
できあがって、早速後悔・・・。
もっと水気を取るべきだったか・・・。
ピザはベショベショになって焼けていた。
そんなこんなで食べるのにもちょっと一苦労。
まぁ、失敗は成功のもとと、いいますが・・・再挑戦するほどのものではないかもしれない・・・。
肩こりも腰痛も、ずべて我が輩は猫である
「腰痛・肩こり駆け込み寺、山内義弘」
youtubeで見つけた動画です。
この「山内流」、いいところは無料であること。
だから、いかがわしいと感じようが、正しいと感じようが損するのは時間のみです。
そんな訳で、お金がないため整体にも滅多に行けない僕にはぴったり。
毎日続けることで、ちょっとづつ改善して行ければよいです。
この先生は柔整師なのか整体師なのか、あるいはカイロプラクターなのか・・・。
よくわかりませんが、丁寧でわかりやすい説明が良いです。
ハイドロリリーズという方法で、固まって骨と癒着した筋肉を剥がすのが特徴です。
僕が行っているのは、腰痛防止、五十肩防止、ストレートネック防止といったところです。
いずれも中年以上になれば日本人なら誰しも一度は悩むことでしょう。
結局のところ、日々の積み重ねで痛みやこりがでるわけですので、改善もジワジワとです。
それでも、肩と首はちょっと改善した気がします。
首に至っては、あまり左右に回転できなくなっていたのが、その回転幅が拡がったようです。
それぞれの部位ごとに、初級編、中級編、上級編などがあります。
この動画は首ですが、その上級編です。
首が良くなれば、身体の中心部ですから、相当楽になるでしょうね。
楽しみです。
それにしても肩こりや首こり・・・この「凝り」という症状は、実は明治の大文豪・夏目漱石が作った造語。
つまり漱石以前にはなかった言葉なのです。
そして、言葉がなかったといいことは、その症状自体がないことになります。
すなわち漱石以前には肩こりも首凝りもなかった。
逆に言うと、漱石が作ってしまった症状なのです。
欧米の人は、それを意味する言葉がないため「肩こり」も「腰痛」もないそうです。
なんと、罪作りなことでしょうか・・・。
youtubeで見つけた動画です。
この「山内流」、いいところは無料であること。
だから、いかがわしいと感じようが、正しいと感じようが損するのは時間のみです。
そんな訳で、お金がないため整体にも滅多に行けない僕にはぴったり。
毎日続けることで、ちょっとづつ改善して行ければよいです。
この先生は柔整師なのか整体師なのか、あるいはカイロプラクターなのか・・・。
よくわかりませんが、丁寧でわかりやすい説明が良いです。
ハイドロリリーズという方法で、固まって骨と癒着した筋肉を剥がすのが特徴です。
僕が行っているのは、腰痛防止、五十肩防止、ストレートネック防止といったところです。
いずれも中年以上になれば日本人なら誰しも一度は悩むことでしょう。
結局のところ、日々の積み重ねで痛みやこりがでるわけですので、改善もジワジワとです。
それでも、肩と首はちょっと改善した気がします。
首に至っては、あまり左右に回転できなくなっていたのが、その回転幅が拡がったようです。
それぞれの部位ごとに、初級編、中級編、上級編などがあります。
この動画は首ですが、その上級編です。
首が良くなれば、身体の中心部ですから、相当楽になるでしょうね。
楽しみです。
それにしても肩こりや首こり・・・この「凝り」という症状は、実は明治の大文豪・夏目漱石が作った造語。
つまり漱石以前にはなかった言葉なのです。
そして、言葉がなかったといいことは、その症状自体がないことになります。
すなわち漱石以前には肩こりも首凝りもなかった。
逆に言うと、漱石が作ってしまった症状なのです。
欧米の人は、それを意味する言葉がないため「肩こり」も「腰痛」もないそうです。
なんと、罪作りなことでしょうか・・・。
Tag : 文化
「もしもし、こちらは世論調査・・・」
職場にかかってきた電話をとって話そうとすると、むこうから一方的に話が始まった。
いつもだと、僕が自分の職場と名前をお伝えして会話が始まる。
しかしこのときは、本当に一方的だった。
ただし、傍若無人な男性の低い声ではない。
女性の高い声だったのも、一瞬僕が戸惑ったことを助長した。
録画された音声だったのだ。
内容はと言えば・・・。
『管内閣の支持率を調べるために、調査にご協力を・・・』
落ち着いて聞いてみると、何のことはない。
単なる世論調査なのだった。
しかし、職場にこれが架かってくるとは思わなかった。
「世論調査」の仕事はしたことがあるが、自分が調査サンプルになったのは初めてだった。
ただし、この電話はすぐに切った。
業務時間中だったからだ。
本当にやっているんだなぁ、と思った。
自動音声なので、この番号に架かってきたのも、自動的に番号を設定してのもので、たまたまだろう。
じっくり聞いておけば良かったと思うが、テレビの調査なのか、新聞社の調査なのか分からなかった。
質問内容も興味があった。
誘導質問のようになっていないか、とか誘導したい方向へ追認を求めるようになっていたりするのか?
よく、朝日新聞などはこの誘導質問はやるらしい。
例えば、「周辺国が懸念を示すような危険な敵基地攻撃能力の保有に賛成か?」みたいな・・・。
この場合は「危険」とか「周辺国が懸念」などによって、反射的に「反対意見」を引き出すフレーズになっているのだ。
本来は単純に「敵基地攻撃能力の保有に賛成か?」と聞けば良いのだが・・・。
このタイミングでの質問って、さしあたっては「原発処理水の海洋放出」とか「日米首脳会談」に関連するもの、だろうか・・・。
日米での台湾発言はチャイナを大きく揺さぶったらしい。
朝日新聞はまるでチャイナの代弁者であるかのように発狂していたらしい。
もはや、正体を隠しもしないようですね。
いつもだと、僕が自分の職場と名前をお伝えして会話が始まる。
しかしこのときは、本当に一方的だった。
ただし、傍若無人な男性の低い声ではない。
女性の高い声だったのも、一瞬僕が戸惑ったことを助長した。
録画された音声だったのだ。
内容はと言えば・・・。
『管内閣の支持率を調べるために、調査にご協力を・・・』
落ち着いて聞いてみると、何のことはない。
単なる世論調査なのだった。
しかし、職場にこれが架かってくるとは思わなかった。
「世論調査」の仕事はしたことがあるが、自分が調査サンプルになったのは初めてだった。
ただし、この電話はすぐに切った。
業務時間中だったからだ。
本当にやっているんだなぁ、と思った。
自動音声なので、この番号に架かってきたのも、自動的に番号を設定してのもので、たまたまだろう。
じっくり聞いておけば良かったと思うが、テレビの調査なのか、新聞社の調査なのか分からなかった。
質問内容も興味があった。
誘導質問のようになっていないか、とか誘導したい方向へ追認を求めるようになっていたりするのか?
よく、朝日新聞などはこの誘導質問はやるらしい。
例えば、「周辺国が懸念を示すような危険な敵基地攻撃能力の保有に賛成か?」みたいな・・・。
この場合は「危険」とか「周辺国が懸念」などによって、反射的に「反対意見」を引き出すフレーズになっているのだ。
本来は単純に「敵基地攻撃能力の保有に賛成か?」と聞けば良いのだが・・・。
このタイミングでの質問って、さしあたっては「原発処理水の海洋放出」とか「日米首脳会談」に関連するもの、だろうか・・・。
日米での台湾発言はチャイナを大きく揺さぶったらしい。
朝日新聞はまるでチャイナの代弁者であるかのように発狂していたらしい。
もはや、正体を隠しもしないようですね。
もうじき初夏の、いまが一番良い季節
いい感じの季節になってきました。
おそらくは一年で一番気分のよい気候。
なんといっても乾燥した空気が心地よい。
昼間に外出することがないのでよくわからないが、だいぶ暖かになったようだ。
夜寝る前の時間であっても、窓を開けたままでいられる。
いくぶんひんやりした空気を感じながらも、窓の横でこの日記を書いている。
僕のわきには、スツールに横たわって傍にいる「小うず」。
これだけでも、結構な満足感。
幸せです。
先日、帰り道に空を見上げた。
日が暮れてすぐの、西の空。
上弦の月が高いところにあった。
空がなんともいえない深く蒼い透明感のある色をしていた。
久しぶりに空を仰いだ気がする。
ふだんはいつも人間界をのみ見ているのだ。
だから、空に何があるのかを忘れてしまう。
あんな色が絵の具でだせたらいいなぁ、と空の蒼さ。
桜の花が早かったけど、つづくハナミズキやツツジが中途半端な寒さであまり見ごたえがなかった。
残念だけど、そんな思いも知れず、刻々と時間は過ぎてゆく。
あと一週間程度で皐月だ。
いよいよ初夏の陽気になっていく。
いまのままがいいなぁと去年も思った気がした。
おそらくは一年で一番気分のよい気候。
なんといっても乾燥した空気が心地よい。
昼間に外出することがないのでよくわからないが、だいぶ暖かになったようだ。
夜寝る前の時間であっても、窓を開けたままでいられる。
いくぶんひんやりした空気を感じながらも、窓の横でこの日記を書いている。
僕のわきには、スツールに横たわって傍にいる「小うず」。
これだけでも、結構な満足感。
幸せです。
先日、帰り道に空を見上げた。
日が暮れてすぐの、西の空。
上弦の月が高いところにあった。
空がなんともいえない深く蒼い透明感のある色をしていた。
久しぶりに空を仰いだ気がする。
ふだんはいつも人間界をのみ見ているのだ。
だから、空に何があるのかを忘れてしまう。
あんな色が絵の具でだせたらいいなぁ、と空の蒼さ。
桜の花が早かったけど、つづくハナミズキやツツジが中途半端な寒さであまり見ごたえがなかった。
残念だけど、そんな思いも知れず、刻々と時間は過ぎてゆく。
あと一週間程度で皐月だ。
いよいよ初夏の陽気になっていく。
いまのままがいいなぁと去年も思った気がした。
三島由紀夫『天人五衰』読後感想(その2)
この透という若者は清顕の転生の「しるし」を持ちつつも、二十一歳を迎えることにより転生者ではないことを暗に締めているようにも思えるが、実際の処については何も読み取ることは出来ない。
あるいは、輪廻が途絶えたのか、それともそもそも人違いだったのか、それすらも釈然としない。
本多の教育か、または服毒自殺により、その運命が変更を余儀なくされたのかもしれない。
ただ、透の残虐な素行には、やはり前世との繋がりを疑わざるを得ない。
唯一、清顕の聡子への仕打ちはいささかの残酷さはあった。
しかしそれは「聡子への愛」というものに自覚がなかったための、未熟さや過誤であったと思う。
聡子との再会で、本多繁邦はその解を求めようとしたのだろうか、あるいは輪廻を報告せんとしたのだろうか。
いずれにしても人生の総括と考えていた繁邦にとって、聡子の言葉は想定の外側にあった。
聡子は清顕を「知らない人」と言った。
果たしてあまりに過酷なこと故、忘却の彼方へ追いやったためなのか、忘れたい過去に触れられないために嘘をついたのか、はたまた別世界より来た聡子であったためなのか・・・それはわからない。
だが聡子の表情からは真実知らないように見えたようだ。
そして、繁邦はこれまでの輪廻転生も自分の人生も、すべては「なにもなかった」ことを理解した。
さて、この一連の「豊穣の海」シリーズ・・・・。
三島由紀夫が訴えたかったことはなんだったのだろうか。
くしくも三島はこの第四巻を校了したころに、市ヶ谷の自衛隊駐屯地にて割腹自殺をした。
その激しい言葉・行動とも、第二部「奔馬」の飯沼勲を彷彿させる。
三島は割腹自殺の後に、その転生に希望を繋ごうとしたのだろうか。
当時の社会情勢でも「憲法九条の改正」が潰されていたのだ。
解説を読んでも、僕の頭では理解を超えている。
しかし、この四巻については決して時間つぶしなどではなく、大いに面白く読み応えを感じたのは確かだ。
あるいは、輪廻が途絶えたのか、それともそもそも人違いだったのか、それすらも釈然としない。
本多の教育か、または服毒自殺により、その運命が変更を余儀なくされたのかもしれない。
ただ、透の残虐な素行には、やはり前世との繋がりを疑わざるを得ない。
唯一、清顕の聡子への仕打ちはいささかの残酷さはあった。
しかしそれは「聡子への愛」というものに自覚がなかったための、未熟さや過誤であったと思う。
聡子との再会で、本多繁邦はその解を求めようとしたのだろうか、あるいは輪廻を報告せんとしたのだろうか。
いずれにしても人生の総括と考えていた繁邦にとって、聡子の言葉は想定の外側にあった。
聡子は清顕を「知らない人」と言った。
果たしてあまりに過酷なこと故、忘却の彼方へ追いやったためなのか、忘れたい過去に触れられないために嘘をついたのか、はたまた別世界より来た聡子であったためなのか・・・それはわからない。
だが聡子の表情からは真実知らないように見えたようだ。
そして、繁邦はこれまでの輪廻転生も自分の人生も、すべては「なにもなかった」ことを理解した。
さて、この一連の「豊穣の海」シリーズ・・・・。
三島由紀夫が訴えたかったことはなんだったのだろうか。
くしくも三島はこの第四巻を校了したころに、市ヶ谷の自衛隊駐屯地にて割腹自殺をした。
その激しい言葉・行動とも、第二部「奔馬」の飯沼勲を彷彿させる。
三島は割腹自殺の後に、その転生に希望を繋ごうとしたのだろうか。
当時の社会情勢でも「憲法九条の改正」が潰されていたのだ。
解説を読んでも、僕の頭では理解を超えている。
しかし、この四巻については決して時間つぶしなどではなく、大いに面白く読み応えを感じたのは確かだ。
三島由紀夫『天人五衰』読後感想(その1)
いよいよ、三島由紀夫の「豊穣の海」シリーズ全巻を読み終えました。
第一巻「春の雪」では貴族階級の恋愛と悲運を、第二巻「奔馬」では国家安寧の志を持つ若者のテロ未遂事件を、第三巻「暁の寺」ではタイの王女との官能的交わりを、そしてこの第四巻「天人五衰」は・・・。
この大長編は輪廻転生と、それを目の当たりにする男の生涯を描いている。
主人公は第一巻の松枝清顕が、以降の巻の主人公に転生していくこととなっている。
準主人公と言える本多繁邦は、第一部の清顕の親友であり、清顕の夢日記を手にした事から、以降の転生者が清顕の転生であることを確信していく。
ただし、第三巻の転生者・タイ王朝の月光姫<ジン・ジャン>は子供の頃は前世の記憶を持っているという描写がある。
解説にはここまでの第三巻までの転生にしか触れていないが、第四巻でもまた安永透という転生の特徴をもつ若者が登場する。
安永透は、清水港の信号通信所で働く聡明な若者であったが、三保の松原に観光に来ていた本多繁邦は透を見いだして養子にする。
清顕からの転生者である勲やジン・ジャンはいずれも二十歳のときに生涯を終えるという運命を持っていた。
この輪廻から清顕を救うために、透を養子に向かい入れ、平凡な生涯を送れるよう教育を施す。
しかし、この透がもつ自分自身とあまりにも相似した人格に、転生に関する疑念を持つようになる。
東大に進学した透は、本多に殺意を持つようになり、悪魔的な性格と行動を発現していく。
養子の暴力にストレスを持った本多はかつての奇行であった覗き見をしてしまい、そこで事件に巻き込まれ覗き見が世間に露呈してしまう。
社会的にも抹殺され、家庭内でも息子に財産を奪われそうになったところ、見かねた友人の慶子は透に転生の秘密を明かし、そして透をなじる。
透には、清顕や勲、ジン・ジャンに見られた生命の輝きがない、なせなら偽物だからだ・・・と。
自尊心を傷つけられた透は服毒自殺を図るも、未遂。
以後、盲目になり本多の庇護の元で、透はかねてから付き合いのあった狂女の絹恵江と結婚し、絹江のなすがままになっていた。
透がもはや清顕以来の転生者ではないことへの確信を高めつつ、自分の死期を感じ取った本多繁邦は奈良の寺にいる清顕のもと恋人・聡子と再会し、そこで衝撃の結末を迎えた。
< つづく >
第一巻「春の雪」では貴族階級の恋愛と悲運を、第二巻「奔馬」では国家安寧の志を持つ若者のテロ未遂事件を、第三巻「暁の寺」ではタイの王女との官能的交わりを、そしてこの第四巻「天人五衰」は・・・。
この大長編は輪廻転生と、それを目の当たりにする男の生涯を描いている。
主人公は第一巻の松枝清顕が、以降の巻の主人公に転生していくこととなっている。
準主人公と言える本多繁邦は、第一部の清顕の親友であり、清顕の夢日記を手にした事から、以降の転生者が清顕の転生であることを確信していく。
ただし、第三巻の転生者・タイ王朝の月光姫<ジン・ジャン>は子供の頃は前世の記憶を持っているという描写がある。
解説にはここまでの第三巻までの転生にしか触れていないが、第四巻でもまた安永透という転生の特徴をもつ若者が登場する。
安永透は、清水港の信号通信所で働く聡明な若者であったが、三保の松原に観光に来ていた本多繁邦は透を見いだして養子にする。
清顕からの転生者である勲やジン・ジャンはいずれも二十歳のときに生涯を終えるという運命を持っていた。
この輪廻から清顕を救うために、透を養子に向かい入れ、平凡な生涯を送れるよう教育を施す。
しかし、この透がもつ自分自身とあまりにも相似した人格に、転生に関する疑念を持つようになる。
東大に進学した透は、本多に殺意を持つようになり、悪魔的な性格と行動を発現していく。
養子の暴力にストレスを持った本多はかつての奇行であった覗き見をしてしまい、そこで事件に巻き込まれ覗き見が世間に露呈してしまう。
社会的にも抹殺され、家庭内でも息子に財産を奪われそうになったところ、見かねた友人の慶子は透に転生の秘密を明かし、そして透をなじる。
透には、清顕や勲、ジン・ジャンに見られた生命の輝きがない、なせなら偽物だからだ・・・と。
自尊心を傷つけられた透は服毒自殺を図るも、未遂。
以後、盲目になり本多の庇護の元で、透はかねてから付き合いのあった狂女の絹恵江と結婚し、絹江のなすがままになっていた。
透がもはや清顕以来の転生者ではないことへの確信を高めつつ、自分の死期を感じ取った本多繁邦は奈良の寺にいる清顕のもと恋人・聡子と再会し、そこで衝撃の結末を迎えた。
< つづく >
小庵で春のチーズ祭
過日、ピザを作った記事を書きました。
その続きですが、生地がまだ余っているので再びピザ作りにチャレンジ。
この日はなんと、ドリアと同時に作るという豪華さ。
いやぁ、思ったより時間がかかりました。
約一時間だけど、実は下ごしらえにもう少し時間かかっているんですよ。
エビの皮むいたり、野菜刻んだり・・・ね。
ドリアもピザももう慣れた物です。
いずれも残り物をたくさん使って・・・いや、エビだけは買いましたけどね。
ドリアのクリームだって、コンソメと牛乳で作っていますから、そこらの市販のものではありません。
この前、ピザの記事を書いたときに、食べちゃってから写真撮ったので・・・。
今回はちゃんと頂く前にパチリとね。
これだけ作ると結構、チーズを使うなぁ。
というわけで、表題は「チーズ祭」にしたんだとさ。
その続きですが、生地がまだ余っているので再びピザ作りにチャレンジ。
この日はなんと、ドリアと同時に作るという豪華さ。
いやぁ、思ったより時間がかかりました。
約一時間だけど、実は下ごしらえにもう少し時間かかっているんですよ。
エビの皮むいたり、野菜刻んだり・・・ね。
ドリアもピザももう慣れた物です。
いずれも残り物をたくさん使って・・・いや、エビだけは買いましたけどね。
ドリアのクリームだって、コンソメと牛乳で作っていますから、そこらの市販のものではありません。
この前、ピザの記事を書いたときに、食べちゃってから写真撮ったので・・・。
今回はちゃんと頂く前にパチリとね。
これだけ作ると結構、チーズを使うなぁ。
というわけで、表題は「チーズ祭」にしたんだとさ。
さよなら、お隣の迷惑さま
福島原発で発生した大量の処理水を海洋放出することが決定された。
今後、少しづつ希釈しながら海洋放出されることになる。
この処理された水は、IAEAなどが認定する基準を下回るレベルで、「汚染水」などでは決してない。
日本の処理水は世界基準のどこよりも高水準で濾過されたものだ。
トリチウムが含まれているというが、こんなものは水道水にも含まれている。
トリチウムは「水」分子のひとつなので、他と分離するのが非常に難しいのだそうだ。
それでも、前述の通り水には普通に含まれているものなので、大量に摂取しなければ人体にも生態系にも影響はない。
要すれば、なんでいままでしなかったの?という話だ。
何もしなかったのは、風評被害を恐れてのことだ。
ご存じの通り、チャイナや南北コリアはなにかにつけ日本に難癖をつけてくる。
とりわけ南コリアはやっかいだ。
とはいえ、当の南コリアは過去から現在に至るまで、日本海に大量の汚染水を投棄している。
かれらの「汚染水」は非難しないで、日本の「処理水」を非難するのはダブスタだ。
南コリアは首都ソウルの水道水の方が、よほどトリチウムを含んでいるらしい。
要するにいつもの難癖なのである。
日本にも問題はある。
この「処理水」問題に難癖をつけているのは、日本人自身であるからだ。
例えば、「汚染水」と表示して国会で非難されたNHKや、日本学術会議、無責任野党、某大手新聞などだ。
これがまた、大手メディアで発言内容を増幅するものだから、始末に負えない。
一方で我々一般人も、テレビや新聞しか観ていない「情報弱者」が文句を言っている。
そして、いつもながら彼らは反対意見のみで、建設的な意見は持っていない。
トリチウムの濃度がゼロでないと決して納得や理解はしない。
現実にそれが不可能なことであってもだ。
できもしないことを政府などに押しつけて、問題化する、という新聞社がよくやる手口だ。
日本人は潔癖症の度が過ぎている。
これは現在進行形の問題「武漢ウィルス」についても同じ話だと思う。
これまで感染者数などで防疫をしたことがあるだろうか。
インフルエンザは発病者のみのカウントだった筈だ。
「武漢ウィルス」だけ、なんでこんなに厳重なのか?
やらなくてもいいPCR検査や緊急事態宣言。
いま日本人は自分で自分の首を絞めているとしか思えない。
今後、少しづつ希釈しながら海洋放出されることになる。
この処理された水は、IAEAなどが認定する基準を下回るレベルで、「汚染水」などでは決してない。
日本の処理水は世界基準のどこよりも高水準で濾過されたものだ。
トリチウムが含まれているというが、こんなものは水道水にも含まれている。
トリチウムは「水」分子のひとつなので、他と分離するのが非常に難しいのだそうだ。
それでも、前述の通り水には普通に含まれているものなので、大量に摂取しなければ人体にも生態系にも影響はない。
要すれば、なんでいままでしなかったの?という話だ。
何もしなかったのは、風評被害を恐れてのことだ。
ご存じの通り、チャイナや南北コリアはなにかにつけ日本に難癖をつけてくる。
とりわけ南コリアはやっかいだ。
とはいえ、当の南コリアは過去から現在に至るまで、日本海に大量の汚染水を投棄している。
かれらの「汚染水」は非難しないで、日本の「処理水」を非難するのはダブスタだ。
南コリアは首都ソウルの水道水の方が、よほどトリチウムを含んでいるらしい。
要するにいつもの難癖なのである。
日本にも問題はある。
この「処理水」問題に難癖をつけているのは、日本人自身であるからだ。
例えば、「汚染水」と表示して国会で非難されたNHKや、日本学術会議、無責任野党、某大手新聞などだ。
これがまた、大手メディアで発言内容を増幅するものだから、始末に負えない。
一方で我々一般人も、テレビや新聞しか観ていない「情報弱者」が文句を言っている。
そして、いつもながら彼らは反対意見のみで、建設的な意見は持っていない。
トリチウムの濃度がゼロでないと決して納得や理解はしない。
現実にそれが不可能なことであってもだ。
できもしないことを政府などに押しつけて、問題化する、という新聞社がよくやる手口だ。
日本人は潔癖症の度が過ぎている。
これは現在進行形の問題「武漢ウィルス」についても同じ話だと思う。
これまで感染者数などで防疫をしたことがあるだろうか。
インフルエンザは発病者のみのカウントだった筈だ。
「武漢ウィルス」だけ、なんでこんなに厳重なのか?
やらなくてもいいPCR検査や緊急事態宣言。
いま日本人は自分で自分の首を絞めているとしか思えない。