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面白い!日本通史は天皇の歴史(2)

世界史上にも例を見ない長い長い日本の歴史。
信じがたいほど、長くて古いだけに他国の人には信じられない。
まして、神話の世界まで続いているなどと、科学偏重のこの時代には到底受け容れ難い。
だけれども、神話の内容が真実かは置いても、神話の時代にまで遡ることができること自体奇跡なのです。
そして、それを裏付ける象徴が「天皇のご存在」なのです。

だからこそ、欧米人にすら羨望の眼差しで観られているのです。
国際外交上は、天皇陛は最上級のまさしく別格なのです。
イギリス王家の外交儀礼上も天皇陛下は最高クラスの別格扱いだそうです。
そんな天皇の有り難さをなんと、その日本人が一番知らないという愚かさ。
いや、それを教えない教育が問題だと思います。
「税金で養っている」とか無知丸出しの暴言を吐く輩までいます。

そんな有り難いご存在である「天皇」(=日本史)も断絶の危機が幾度かあった。

まず、一番最初に挙げられるのが、教科書にも詳しい「大化の改新」です。
推古天皇と摂政である聖徳太子の国政の時代。
当時、権勢を誇っていた蘇我氏も入鹿の代には天皇乗っ取りを企図するようになりました。
中大兄皇子と中臣鎌足が、朝鮮半島からの進貢の儀式が行われているときに、クーデターを起こし入鹿を討ちます。
その後、律令体制が整備されて中央集権国家として確たる土台を築いたのもこのときです。

そして次は8世紀の藤原氏台頭の時代、世の中が荒廃してきた頃。
その一因、いや元凶となったのが称徳天皇の時世。
仏教に熱心な天皇の寵を受けて法王にまでのし上がった人物がいました。
崇徳天皇の寵愛を受けていた道鏡という僧侶が天皇になり替わろうと画策しました。
道鏡が称徳天皇に「自分を天皇とすれば天下泰平となると神託を受けた」と告げ、ご存じ和気清麻呂がその神託の真偽を確かめに行ったという、「道鏡事件」です。
なお、この事件以来江戸時代まで女性天皇は擁立しないこととなったそうです。
道鏡と称徳天皇はただならぬ関係にあったためという説があるそうです。

<さらに続く>

Tag : 文化歴史読書

面白い!日本通史は天皇の歴史(1)

日本通史が面白い。
いま、渡部昇一さんの本を連続して読んでいます。

一冊目が「 名著で読む日本史」( PHP研究所 )でした。
この本の面白さ・・・というよりも、まともな日本史観に魅かれて二冊目です。
「決定版・日本史」(育鵬社 )の途中ですが、読んでいて快適。
腐ったような自虐史観の悪臭がありません。
まぁ、ただ同じ著者ですから書きぶりや内容に重複があるのは否めませんが・・・。

渡部さんは日本史の専門家ではなく、西洋史の方なので「半専門家」だそうです。
日本史を専門に研究している人はたいていが個々の時代だったり、人物を研究していて、通史を取り扱える人はあまりいないそうです。
ありがちですね。
専門バカってやつ?(失礼!)
むしろ、門外漢だからこそ、通史をやりたいと思われたそうです。
しかも、戦後の自虐史観に染まっていないのも、専門でないからだそうで。

自虐史観に染まった人は決してたどり漬けないと思いますが、日本史とはつまるところ天皇の歴史です。
日本は世界史上でも例を見ない歴史の断絶のない国家。
その結果、遡るとなんと神話の世界まで入って今う。
このため、戦後のリベラル派は古墳時代より前になるといきなり弥生とか縄文時代になってしまう。
神話の時代がそれらと重なるのかもしれませんが、エピソードのない発掘時代になってしまいます。
僕が子供の頃の教科書もやっぱりそうだった。

神話なんて、ギリシャやローマ、北欧にだってあるじゃないか、という人もいます。
だけれども、彼らの神話は現代の彼らとは隔絶されているのです。
たとえば、ギリシャ神話と現在のギリシャは国として連続していません。

だけれども日本は日本神話の時代から現代の僕たちまで連続した国家でつながっています。
論より証拠、万世一系の天皇が現代にまで断絶することなく続いておられるのです。
そして、日本神話は神社の行事などを通して現代の僕らの生活にまで結びついているのです。

渡部昇一さんの本はそのことを明快にわかりやすく解説しています。
いやぁ、日本通史って天皇を中心に読み解くとわかりやすいです。
教科書の日本史が面白くない理由がやっとわかった。
当たり前のことだけど、日本史って天皇の歴史なんですね。

< つづく >

Tag : 文化歴史読書

ぷりっと解決!ガスぱっちょ

最近やたらと目につく、このキャラクター。
電車の車内モニターで流れるCM見たことありますか?
僕が観ないだけで、TVCMはながれているのでしょうね。

キャラクターの名前は「ぱっちょ」。
JRのモニターで見るのは、青い方のぱっちょくんです。
なんだか二人(2種類)いたんですね。

ガスぱっちょ

調べてみると、青い方が「火くまのぱっちょ」。
火の国の王子様らしい。
顔は「火」の形をしているようです。
僕はてっきりおしりなのかと・・・。

そして初見の「雷ぱっちょ」。
好きな食べ物はおでんとエスカルゴ(なんで?)。
趣味はエレキギターらしい。
どうでもいいが・・・。

蒼い方のぱっちょくんは車内モニターでよく見ます。
なんだか、ゆるいキャラクター。
シンプルでゆるい表情がとても好き。
お母さんの味とかいってごはんを泣きながら食べたりして。

殺伐とした満員電車の中でちょっと心のひとやすみ。
肝心のガスや電気のお話はスルーしてますけど・・・。

Tag : 文化

謹んで哀悼の意を表します

三笠宮嵩仁親王殿下の御薨去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。

昭和天皇の14歳年下の弟で、今上陛下の叔父にあたる方です。

改めて御遺影を拝見すると、昭和天皇の面影が忍ばれます。

今日から一般の記帳が開始されたそうですが、氷雨の降りしきる天気でした。

なんとも肌寒い空気に、天気も応えているように感じます。

100歳で皇室でも史上最高齢とのことです。

昭和天皇の崩御は28年前のことです。

活きのいいオモチャに大喜び!

かつては新品だったおもちゃ。
使って、使って、使いまくって、噛み付かれ、舐められて、ぼろ屑に。
この子がどんなに愛着を持って、気に入ったものでも、いつかは寿命が来る。
おもちゃに限らず、なんでもそうです。

いつか、この日記でも紹介しましたが、「小うず」お気に入りの「じゃれ猫チューチュー」。
釣竿を模した取っ手部分に、ひもの先にネズミのオモチャがついています。
追いかけまくられ、噛み付かれたり、かじられたり、ぼろぼろに。
大好きで、ものすごい敏捷な動きで追っかけていたんですよ。

新旧おもちゃ

だけど、ぼろぼろになるころには、飽きたのかあんまりのってこなくなった。
やっぱり飽きたのかなぁ。
またまた、新しいタイプのおもちゃを探さねば、なんて思っていました。

だけど、おもちゃなんてそうそうある訳じゃない。
いや、あるけどやたらとお金を掛けたり、探す労力をかけたりなんてできやしない。
これも、頭が痛い問題だなぁ。
遊ばせなけりゃ、肥満や無気力な子にはしたくないし。

そんなこと思ってましたが、もらい物の中にまたあった「チューチュー」。
ほとんど同じものでしたが・・・。

使ってみると大興奮。
なんと、最初の頃のように敏捷に動き回る。

なんだ、ネズミがくたびれてたから追いかけなかっただけなのか。
おもちゃも新鮮なほうがいいんだなぁ。

意外な発見でしたが、「小うず」が喜んで遊んでくれるなら有り難い。
「じゃれ猫ブンブン」も新調してあげようね。

Tag : ネコアメショーねこ

紅葉はじまる秋深まる

街中を歩いていると、いよいよ木々の葉が紅葉してきました。
昨日はとくに寒々としてきて、さもありなんだなぁと思います。
芭蕉なんかはもう気の毒になるような感じです。

紅葉した街路樹

街路樹もほら、ハナミズキはすっかりと紅葉。
この木の紅葉はとても好きなんですよね。
葉っぱの形がなかなかいい。
花は上しか見ていないのに、紅葉した葉っぱはくだびれて真下にデれんと。
もともとがお洒落な葉っぱなので、どうあっても様になります。

紅葉しかけの楓の葉

紅葉の王様(?)といえば、カエデです。
こちらはまだまだ、青い葉が目立ちます。
それでも、少しづつ紅葉しているようです。
繊細な葉っぱですから、若葉も綺麗なのですけど、紅葉すると本当に見事です。

みてると、紅葉って人もかくありたい、と思います。
散る直前ですけれども、年季を重ねて色鮮やかに熟した人格のよう。
青葉は若々しくて、元気がけれども一本調子だ。
どちらがより上というものではないだろうけど、年季を重ねて見ごたえある葉のようにありたい。
年とって、身体の機能や記憶力が悪くなったとか、下ばかりみないで年季の良さを知らしめたい。
紅葉がそれを示しているじゃありませんか。

まぁ、かくありたいといえば昭和天皇の御製。
「ふりつもる みゆきにたえて 色かえぬ 松そ雄々しき 人もかくあれ」
ですが、紅葉にも見習いたいものです。

小さい秋2

Tag : 多摩武蔵野

憧れの奥義を身に付けたい(3)

さて、それでもひょんなことから、僕はコツをつかみかけたような気がしました。
先日、ジムでランニングマシンを走っているときのこと。

内蔵を下腹部に押し込めつつ、肛門を軽く締めるような感覚。
それが、持続的にできるようになった気がします。

僕はむかしからお腹を引っ込めるために、息を胸から上でするような態勢になっていることが気になってました。
気が上体の上の方にあるため、いわゆる「腰が据わっていない」状態です。
こんなじゃ、とてもじゃないけど神経反射の調節どころじゃない。
それどころか、急に怒鳴られたりしたら、縮み上がってしまいます。

なるほど、下腹部に力が入ると腰が据わったような気がする。
そういえば「坂の上の雲」でも、海軍士官が腹に力を入れてどうのこうの言っていた気がします。
おまけに呼吸が非常に楽だ。
下腹に力が入っているからといって、呼吸にはなんら支障はないどころか楽です。

う~ん。なかなかいい。
まぁ、これだけじゃとてもクンバハカには到達していないでしょうけど。

それでも、ちょっとでも進歩を感じたのならば、それはそれでいいことです。
今後の課題は、これを持続することができるようになることです。
いや、常時こうであることが目標です。

憧れの奥義を身に付けたい(2)

ヨーガの奥義、クンバハカをして天風師は「神経反射の調節」と、説いています、

この方法によって、人間の感情・不安、心配、憎しみ、怒り、恐怖などを調整することができるそうです。
例えて言えば、これらの感情から受ける影響を50としても、その心に受ける影響は1~5くらいにしか感じなくなるというのです。

カリアッパ師によれば、この極意を会得した修行者であれば、獰猛な獣や蛇などが生息するような死の谷でも行けるとのことです。
いや、別にそんなところに行きたい訳ではありませんし、天風師も行きませんでしたが・・・。

僕はかつて、職場で非常に攻撃的に理不尽な言葉を浴びせられた。
あとあと非常に腹が立ったのですが、その怒りの感情でうつが再発してしまったことがありました。
「怒り」や「憎しみ」のような感情が自らを傷つける・・・まるで、仏教の火炎地獄のような体験でした。
自分の心の中で燃え盛る業火に身を焼かれたのです。

あのとき、クンバハカができていたならば・・・。
いや、過去を取り戻そうなどとこれぽっちも思いませんが、同じようなシーンに遭遇することは今後もあるだろう。
そんなキツイ体験を繰り返したくない。
そんな思いです。

先に述べた天風師のコツ「肩の力を抜き、肛門を引き締め、下腹部に力を入れる」というものですが、これがまた言葉でいうほど簡単ではありません。
そもそも、肛門を引き締める、なんてことはトイレでいきんだあとくらいしかありません。
いや、あれはむしろなかから外へ押し出すためのものですから、間違えると大変なことになる。
おまけに、他にも2つのことを同時にして、息を止めるなど・・・。

<またしても続く>

憧れの奥義を身に付けたい(1)

奥義とかいうと、北斗神拳みたいな感じですね。
「無想転生」とか「蒼龍天羅」みたいな・・・。

だけど、戦いたい訳じゃありません。
身に付けたいのは、ヨーガの奥義・クンバハカ。
あの中村天風師が大聖者・カリアッパ師より授けられたものです。
当時の不治の病、結核に侵され人生に希望を亡くして、故郷の地で死のうと日本への帰途の途中での邂逅。
運命の出会いにより、天風師は、大聖者カリアッパ師に巡り合うのです。
そして、ヒマラヤの地で修行に励むこと3年余り。
ついに身に付けた奥義、それがクンバハカ。

川の流れに身を浸しての座禅の日々。
「地の声」「天の声」の会得。
そして、ついに・・・。

ヨーガの修業は、徹底的な実践主義により会得するもの。
説明や解説はない、ただひたすら自ら会得するもの。
師の指導とは、環境の提供と、最低限の助言のみ。

天風師が命がけで身に付けた奥義。
そんなものが凡俗な僕にできるわけがありません。
なにより、僕は天風師の本で「言葉」でクンバハカのことを知ってしまった。

天風師曰く、「肛門を締めて、へその下に力を入れ、肩の力を抜く」という状態です。
言葉ではたやすい。
だけれど、これらを同時に実行し、さらに持続させるには困難を要します。
だからこそ、ヨーガでは実践以外の方法で会得できないのでしょう。

ヒントは川の流れのなかでの座禅にあるようです。
天風師は、カリアッパ師の助言により、川での座禅の状態を起き上がったあとも持続させることで成功しました。

たぶん、冷たい河野水の中で、肛門は締めあがっていたのでしょう。
そして呼吸はゆっくりと、丹田に気を貯めていたのでしょう。
状態は瞑想により脱力状態であった。

また、この状態を「自分の身体をコップに水いっぱい入れたような状態にして、その瞬間、呼吸を止める」と説明している部分もあります。
「ヨーガに生きる」(おおいみつる著 春秋社)の冒頭のシーンです。
天風師の講義を聴いていたアメリカ人の女性士官が言った言葉でした。

ところで、これができると何が良いのでしょうか?

<つづく>

人工知能が近未来に奪う職業(2)

さぁ、人工知能が次々と人間の仕事を奪ってゆく・・・。
果てはほとんどの人が無職まっしぐらか?
アメリカなんかでは、社会の富の90%が10%の人に集中しているらしい。
数年前のウォール街デモは、その象徴と言われます。
そんな感じで、今度は仕事が10%の人にしかない状態・・・社会の9割が無職状態。
社会保障もへったくれもありませんね。
仕事のない人達は、収入もなくてみんな餓死してしまうのでしょうか。
そういう社会もないように思います。
だいたい社会が成立しないじゃない?

ベーシックインカムという考え方があります。
生活に最低限必要なお金が支給される制度です。
なんだか社会主義的な危ない印象・・・。
財源はどうするの、とかフリーライダーの移民が増えるのでは、とか問題が山積みな気がします。

だけれども、実際にカナダで実験があったそうです。
実際にはこの実験は社会保障費の一部で、福祉的受給だったようです。
途中でとん挫したようですが、怠惰を生み出すことにはならなかったようです。

生活に必要な最低限費用ですから、住宅費、光熱費、食費などくらいでしょうか。
物喰って、寝ては食べ・・・だけではやはり人は満足しないのでしょう。
遊びたい、学びたい、旅行したい、娯楽したい・・・。
人は安全な生活だけでは満足できないのですから、はやり収入を少しでも多く得ようと働くのでしょう。

ただ、人工知能が仕事を奪った世界では、その仕事自体がない。
特殊な技能を持った人しか仕事はできない。
一般企業や、公務員は特技がなければ仕事にはありつけない。
すると、いま社畜といわれるほど会社に依存している人はお先真っ暗だ。

ベーシックインカムといっても、やはり僕らにはまだ具体的にどうすれば実現するのかはわかりません。
イメージできない。
昔はロボットが働いて、人間は遊んで暮らすみたいな夢の未来を願望しました。
人工知能がそのロボットの役割を果たすのでしょうか。

でも一番現実的なのは、なくなる仕事はあるけど、新しい仕事が生まれて雇用を生み出すってとこでしょうね。
コンピューターが発達して、便利になったけど仕事は減るどころは逆に増えたような気がします。
新幹線や飛行機で移動が速くなったけど、昔の方がむしろのんびりしていました。
どんどんと新しい仕事が増えて、人間は一層忙しく厳しくなっていった。

月に数時間しか仕事をしない「アミ 小さな宇宙人」(エンリケ・バリオス 著 徳間書店 )みたいな世界は、次に生まれてくるまでありえないでしょうか、ね?
プロフィール

無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

愛猫:
「うず」(十一歳没)
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「小うず」二代目。H27年生。♂
→*「ネコ煩悩」」(↓カテゴリ)

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