fc2ブログ

ジークンドー・マスターの心と技(その2)

最近見つけた動画だが、ある総合格闘家(らしき)がジークンドーの先生に教えを乞うているものがある。
動画の主催者はチャラいが、先生の教え方が非常にわかりやすいので数本観た。
非常に面白い、かつ刺激的で、若ければいまからでも習いたいくらいだ。



この先生、非常に小柄で温厚そうな物腰、とても強そうにみえないのがくせ者だ。
動きは非常に俊敏・機敏で、ブルース・リー的な動き、つまりはジークンドーの動きなんだ、と感心する。
このジークンドーはボクシングの構えと逆に、利き腕を前方に出す、つまりはサウスポースタイルだ。
ここから、ストレートリードという威力のあるジャブやサイドキックを放つのだが、いちいち合理的だ。

ジークンドーの先生は説明がやたらうまいな、と思うのだが、実際その技の理論体系がしっかりしているからだろう。
実はジークンドー・マスターとして動画に出演しているのはこの人だけではない。
こちらの先生も非常に説明が上手だ。
僕としてはこちらの先生の方が早くから知っていた。



蛇足だが、先の動画の総合格闘技の選手を観ていると、最近の若者らしく非常に礼儀がなっていない。
石井先生は非常に穏やかで物腰柔らかなので赦されているが、言葉遣いにしろ態度にしろ兎に角デレデレして不愉快だ。
総合格闘技の選手ということで、武術家とか武道家ではないようだが、結局スポーツ武術というのがこの程度ということが理解できる。

本来は武道というのは、自分の心や行いを律する、修養することが重要なのだ。
危険な技や力を修得しても、それを無闇矢鱈に使ったりしてはならない。
巨大な武力を手にするということは、社会に対してそれだけの責任が生じるのである。
だから、警察も自衛隊、軍隊もその武力を軽々しく行使しないように心を律する。
石井東吾先生という人物が柔和な態度であるのは、心からしてしっかりと修練されていることを示している。
メンタルな部分だけをとっても、スポーツ格闘家風情とは格段の差があるのだ、と思う。

なお勝手に動画を拝借しながら、批判の的にするというのも気が引けたが、動画自体は非常に有り難く拝見した。
ジークンドーを習いたくても習えなかった昔人の嫉妬と思っていただいてよい。

ジークンドー・マスターの心と技(その1)

僕も男の子だったので、多分に漏れず格闘技は好きだった。
子供の頃からプロレスは観たし、少年空手をやったりもした。
漫画でも格闘系は大好きで、「男組」「北斗の拳」「がんばれ元気」など傑作コミックは幾つも読んでいた。



とりわけ心酔していたのは、やはりブルース・リー。
この人物は、当時から映画スターとしても有名だが、リアル格闘家としても本物と言われていた。
だが、例えば「プロレススーパースター列伝」なんて漫画があって、登場するレスラーがブルース・リーを評して「強いのは映画の中での話」とか言っている。
学生の頃は、プロレスが隆盛期だったため、僕らの仲間も同じように言っていた。
やはり、現実的に体重とかサイズとかがあって、その力関係は越えられないのかな、などと考えたりした。

時代は下って、もはや地上波でブルース・リーの映画を見れることはほぼない。
しかし、動画を見る人のレベルはかなり上がってきて、いまではブルース・リーの格闘技は逆に認められている気がする。
今考えると、プロレスラーなどはたいていがうぬぼれの強い連中ばかりで、彼らのコメントなど価値はないと気づく。

ブルース・リーは、映画スターだけではなく武道家として一流の門を築いた大家だ。
彼の武術は「截拳道」という。
いまどきは「ジークンドー」という実際の発音で表記する方が普通だ。
僕はこれを中学生の頃、習いたいと思っていた。
だが、道場は噂レベルで町田の方に一軒あるとかないとか・・・。
とても手が届かなかった。
僕の学校は新宿区にあった。

< つづく >

Tag : 映画

武漢ウィルス後の世界は・・・②

現在、世界を席巻している武漢ウィルス。
無論、我が日本も例外ではなく、経済的にも一般生活上も不便を余儀なくされている。
しかしながら、救いは欧米諸国に比べ被害の程度は比較的大きくない。

特段、強制力をもった防疫対策を講じているわけでもなく、これだけの感染者数・死者数であることは、総人口を考えると大きくない。
台湾のような超優等生を除けば実に優秀であり、世界ではミラクルと言われている。
これには様々な分析がある。
国民全般の清潔好きなところや、手洗いうがいなどの生活習慣、家の中で土足ではないこと・・・。
大多数の国民がBCGの接種を受けていることや、今回のウィルスが東洋人には影響が少ないことなどなど・・・。
いずれが正解かはわからないが、それがミラクルたる所以だ。

経済的には影響が甚大で、今後の情勢は不透明であるし、政府も消費減税には及び腰であることから先行きはわからない。
蓋を開けるととても悠長なことなど、言ってられないかもしれない。
だが、この際だから明るい未来を予想してみようと思う。
実はこれが意外と面白い。

連続の記事とはしないで、それぞれ単発で思いつきのように書こうと思う。
前回・・・つまり①ではマスクについて書いたので、今回は仕事を中心としたライフスタイルを考えてみよう。
まぁ、そこらの番組や雑誌にも似たような事は書かれているが・・・。

新幹線2

日常の仕事をする上で、もっとも今回影響を受けたのは「通勤」だろう。
都市部などでは特に、人の往来を8割削減するとの要請を受け、多くの人は休業やテレワークをした。
僕はずっといつも通り通勤していた口なので、オフィス街での人の動きなどはよく見えた。
本当に閑散としていて、普段の日曜日よりも人がいなかったと思う。

僕の周囲にも在宅勤務やテレワークをしていた人がいた。
それで普段と同等のパフォーマンスが出来たかは謎だが、意外といけるという感触を持った人も多くはないか。
実際にははんこ文化など、どうしてもこれまでの慣習でうまくいかなかった仕事もあるだろう。
だがそのようなことはのちのち解決できると思う。

七里ヶ浜レストラン2

僕は身分の低い労働者なので、個人情報の取り扱いがある業務を在宅は赦されない。
だが、オフィスでは段ボールで簡単な間仕切りをして、会話はスカイプなどで共有している。
間仕切りだけで、あれだけ個室感がでると思わなかった。
実際には在宅で可能だと思う。
仮に前職での仕事であったとしても、充分在宅で出来るのではないかと思う。

最低限の出社は必要だろうから、例えば週1~2回程度、あるいは月に5~10回程度。
なんと、現職の東京都知事の公約(?)である『通勤ラッシュゼロ』が達成できるのかもしれない。
まぁ、既に武漢ウィルスのおかげで公約は達成しているが・・・。
そうなると、住環境も都市部や周辺のベッドタウンから、さらに周辺の場所で暮らすことも可能だ。

山中湖から富士山3

会社が東京であれば、例えば、湘南・那須・軽井沢・山中湖・伊豆や熱海・・・。
前職では若い社員がサーフィンをしたくて辻ヶ堂に引っ越してたし、小田原から新幹線通勤していた管理職もいた。
これらの観光地のような場所での居住も可能なのだ。
東京一極集中も、今後は自然に解消されていくのかもしれない。

まぁ、ベテラン社員はともかく若手の自立できていない社員はどうなのか・・・。
枝葉の問題は山積みだろうが、これだけでもかなりアフターコロナは夢が語れる。

松崎2

Tag : 文化

武漢ウィルス後の世界は・・・①

緊急事態宣言が解除された今でも、まだ自粛の空気は残っている。
いや、政府から油断をしないよう釘を刺されているので、空気は残って当然だ。
一気に以前のような生活へというのは無理なようだ。

このところ新しい生活様式を身につけよう、などと言われている。
新しい生活様式とは、人との接触を極力避けて、マスク・うがい・手洗いを、そして仕事は出来るだけテレワークで・・・。
なんのことはない。
自粛下で身についた習慣を続けるようにということだ。
スーパーはレジの前で、間隔を開け、連れだって並ばないように・・・と。

この数ヶ月間、皆が確保に手間取っていたと思うが、マスクは必須となりそうだ。
僕はとりあえず手待ちの分がまだある。
いずれ在庫がなくなったときには、買い足す必要がある。
ドラッグストアでは最近、数枚から10枚程度入っている商品を見るようになった。
だが、箱入りの50枚入りのようなものはまだ流通していない。

スマホ

僕自身は風邪を引いたときくらいしか使わなかったが、周囲には毎日していた人が結構いる。
僕はなんで毎日毎日マスクしているんだろうと不思議に思っていた。
よほど他人が不潔でウィルスでも持っているように見えるのか・・・。
でも、今後は日本人全員の習慣になりそうだ。

これからは、他人の顔がわからない日が来るかもしれない。
若い男女にしてみれば、出会いの機会が減るのだろうか・・・。
それとも、逆に見えないことで、恋心に火がつくことがあるのだろうか・・・。

それはともあれ、マスクや消毒液のサプライ・チェーンはしっかりと国内で調達出来るようして欲しい。
チャイナは武漢がパニックになっていたときは、日本や他国からマスクの寄付をもらっていたくせに、欧州やアメリカ、日本が感染拡大したときには、逆にマスクの輸出を止めていた。
日本はチャイナに工場があるメーカーが多く、日本産でありながら日本が調達できなかったのだ。

それなのに、なぜか街ナカではチャイナの女性などが道行く人にマスクを差し出していたようだ。
チャイナは早々と武漢ウィルスを征圧し、他国へ指導する立場を演出している。
医療関係者やマスクなどの衛生用品を世界中にばらまいて、自国の優位性を強調した。
しかし、医療のレベルは低くて、衛生用品や検査キットは不良品だらけ。
各国から返品されていたとのことだ。

今後、チャイナとの関係は縮小していくべきだ。
企業は工場や販売網などを撤収し、国内や他のアジア諸国へ移すべきだ。
自分でウィルスをまき散らしておきながら、救世主ぶるなどもってのほかだ。
チャイナは本来ならば、世界中に手をついて謝罪せねばならない。

陸上自衛隊ヘリ

このウィルスが意図的に捲かれたものではなかろうが、チャイナはこのウィルス騒動を利用して世界覇権を目論んでいる。
これは陰謀論でもなんでもない。
事実、コロナ禍の最中にも尖閣の領海に武装船を派遣し、香港では国家安全法が立法されようとしている。
ひょっとすると、これは本当は戦争なのではあるまいか。
アメリカは世界最大の感染者数と感染死亡者数を抱える。
政治・経済・軍事・産業などあらゆる面で世界覇権国家であるアメリカ。
その軍事力をもってしても、ウィルスの前にベトナム戦争以上の死者数を出し、防疫面での虚弱さを露呈させた。
アメリカ最大の軍事力である空母も感染者が出たため安全保障に穴が開きそうになってしまった。

アメリカ対チャイナの戦争勃発。
ただし、いまのところ軍事力の行使なき戦争だ。
我が日本はどのように身を処するべきか。
答えは出ている。
決してテレビや新聞に自分の考えを害されないように気をつけて欲しい。

佳人薄命・・・追悼・坂井泉水さん

今日はかつてJ-POP界でミリオンヒットを量産したアーティスト・ZARDの坂井泉水さんの命日です。

2007年の今日この日に、亡くなりました。
事故死ということになっていますが、病院療養中に病院の階段から転落したのが原因といわれています。
子宮頸がんという病気の治療をしていたことから、闘病生活に苦しんでの自殺ではないか、との疑惑もありました。
病院の階段といっても中二階といった比較的低い場所から、手すりを越えて背面から落ちたとのことです。
このことから、また、療養中にもツアーやアルバム制作に向けて意欲を持っていたなどから、自殺の線も薄くなってきました。
手すり部分に腰掛けていたところを、後ろ向けに不注意で落ちた可能性がもっとも強いようです。



ZARDのボーカリストで、作詞家。
バンド名のように見えますが、実態は坂井さんひとりのユニットで、プロジェクト名がZARDというようです。
ただ、もちろんバンドメンバーはいました。
控えめで人見知りする性格・・・およそ自己主張の強い芸能人には向かない性格だったのかもしれません。
このため、テレビ出演やコンサートなどはほとんど行わず、CDやアルバムが唯一の活動でした。
30代を過ぎて、ようやく船上コンサートと、初めてのツアーをしたため、それまではファンですら坂井泉水さんの実像を知らないという、非常にミステリアスなアーティストです。
その神秘性こそがZARDの魅力かもしれません。

僕個人は非常に好きなアーティストですが、残念ながら歌唱力のあるタイプではありませんでした。
しかし、瑞々しいほどのクリアヴォイス、声量と張りのある歌唱は直接的に心に響きます。
20代の頃は本当に絶頂だったのではないでしょうか。
30代後半になって、病気がちになり創作活動もゆっくりしたものになり、人気も落ち着いてきたようです。
大人の、深みのある歌唱に変化していく過程だったのかもしれず、非常に残念なことです。

つい最近、坂井泉水さんの代表曲である『負けないで』を紹介しましたが、流行曲でありながら音楽の教科書に採用されるという異色の楽曲です。
発売された頃に、阪神淡路大震災があったため、被災して苦しむ人々へのエールとなったようです。
この歌は優しく支えてくれるような、そんな柔らかなエールと思います。
だからこそ、多くの被災者の心の支えとなったのでしょう。

今日はもうひとつの代表曲である『揺れる思い』で、一緒に坂井泉水さんを追悼しましょう。

Tag : 文化

ついに解除された非常事態宣言

昨日、緊急事態宣言の解除が発表された。
これまでに一部地域を除き、解除されていましたが、今般は全国的に解除ということだ。
東京、北海道、神奈川などは最後まで際どい状況だった。
神奈川よりも東京の方が、意外なことに収束が早かった。

まぁ東京はお粗末な態勢を露呈したようで、実際には大阪よりも重症病棟の空き比率がよかったらしい。
しかし、この報道は地上波のマスメディアではまったくしていない。
仮に首相が都知事だったりしたら、上へ下への大騒ぎだったろう。
現職都知事の無能さには非常に寛容なメディアであった。

東京五輪エンブレム

さて、宣言が解除されたとはいえ、ウィルスが死滅した訳ではない。
これまで同様に、新しい生活様式、生活習慣、そして仕事の仕方は続けるよう要請があった。
そうはいっても、先の週末あたりからは鉄道などでも人出が多くなったと思う。
電車で即座に席に座れない日が多くなった。

夜に外出することはあまりないが、酒類を提供する店は午後十時までの営業が許可された。
仕事帰りに一杯立ち寄る人もでてくるだろう。
一杯ひっかけて憂さ晴らしをしてみたいものだが、僕はもうしばらく飲酒も自粛する。
個人的にはさほど飲酒に依存はしていない。
盆暮れ正月にビールでも飲めれば充分だ。

今回のウィルス騒動のために、テレワークが定着する企業も増えるだろう。
カラオケボックスの店が、テレワーク用に部屋を貸すサービスを始めたところもあるようだ。
商売にセンスのある経営者は、こういうときにこそ画期的な発想を実践し時代を切り開く。
レンタル・オフィスのニーズが高まったり、下落したりするようだ。
いや、ニーズや形態が大変化するのだろう。

青山散歩

あいにくと僕の仕事は、テレワークには馴染まないようだ。
実際には可能と思うが、契約形態が原因でできないのが実態だ。
仕方なくデスクの仕切り板の代わりに段ボール製の仕切りを急遽使用している。
効果があるのか不明だが、ひとりひとりの孤立感が増しているのは確かだ。
実際、ここまでやるならテレワークでも可能な気がする。

従来の生活に、どこまで迫れるかもうしばらく時間が必要なようである。
経済が破綻するようなことさえなければ、僕としてはコロナ禍でのビジネス様式は悪くはないと思っている。

おりこうニャンコは寝ててもおりこう

自粛下では、休日は家の中で過ごしている。
日頃は外出ばかりしているため、日中家の中でにゃんこくんがどんな過ごし方をしているか。
そんな疑問があったが、このところそれが分かったとも言いがたい。

かじり猫2

僕がいることで、普段とは違う行動を取っている可能性も高い。
遊び相手が居ると、いつもよりも活動的になっているのかもしれない。
実際、「小うず」は僕が書斎で書道の作品を書いていたりすると、部屋の隅でイタズラをしている。
紙やビニールの袋に入っているものを、ガサガサと物色していたりして邪魔をするのだ。
その度、僕は「小うず」を叱り、彼は他の部屋へ逃げていく・・・。

寝室へ逃げていた「小うず」は、ベッドで寝転んでいた。
目を覚ましては居るようだった。
おとなしくしているので、褒めてやった。
「お利口、お利口。良い子だね・・・。」

グリグリ、グリグリ、「小うず」は喜ぶ。

僕はふと思った。
こいつはいいなぁ、寝ているだけで褒められるんだから・・・。
本当にいいなぁ。

心から羨ましい。

わきの下で快適おねむ

Tag : ネコねこアメショー

正論「国難を乗り切る!」(その2)

国民はこの2つの設問(「憲法改正」と「私権の制限」)を結びつけて理解していないのだろうか。
調査対象は一部であるからその可能性も否定できないが、日本人はそんなに理解力がないだろうか。
メディアの世論調査は質問方法に恣意的な操作を行っている事が多い。

陸上自衛隊

統計調査に於いては、恣意的な質問の仕方、つまり誘導尋問のような設問はNGとされている。
にもかかわらず、メディアは「安倍政権での憲法改正に賛成か」とか「自衛隊が海外での戦争に巻き込まれかねない憲法改正に賛成か」なとといった質問をよくしている。
かれらは公正中立な立場をかなぐり捨てて、自らの政治主張を押し通すようなことをしている。

もうメディアを信頼するのはやめた方が良い。
一昔前、テレビなどを指して「毒電波」などという表現がNETであった。
当時、僕はまだメディアに汚染されていたため、ピンと来なかった。
いまはよくわかる。

櫻井氏は現政権に「憲法改正」に自信を持って進めるようエールを送っている。
僕は本当は、現政権の九条改正案に反対である。
なぜなら、自衛隊を今のままの危険な立場に固定化する可能性があるからだ。
やはり正規の国軍として明記し、軍隊として活動が出来るようにしてほしい。
かなわないならば、せめてもの救いは青山繁晴の第三項追記案をねじ込んで欲しい。

「国難を乗り切る」には、我々国民の意識改革が必要だ。
だが、ひょっとするとこのコロナ騒動が変えてくれるのかもしれないのである。

航空自衛隊

< おわり >

Tag : 文化読書

正論「国難を乗り切る!」(その1)

自粛下の東京で、やっていないはずの本屋さんだが新宿西口のブックファーストはやっていた。
そこで買った本は、「月刊正論」の6月号。
いつもの白い表紙ではなくて、黄色なのが特徴的。
今回も中身の濃いものとなっている。

毎回買っているわけではないが、さすがに新しい文章も読みたくなった。
買いたい本は他にもいいろあるのだが、ついつい買ってしまった。
やはり大きなテーマとしては、感染症という国家的危機に際しての論考が多い。
その中でも櫻井よしこさんがよかった。

とりわけ新しいことを言っているわけでもないようだ。
「私権を制限するのは公益のため」
僕にだってこの程度は理解できるし、そう思っている。
だが、櫻井氏に文章を書かせると、それが具体的に詳しく理解を深められるよう説明してくれている。
今回のコロナ・ウィルスへの対応で、我が日本は政府が国民に対して自粛を「要請」した。
日本国憲法下では、国家が私権を制限したりすることはならぬとなっている。
しかし、それは平時の考え方である。

護衛艦1

国家が非常事態の時には、国が強制力を持たねばならない。
現に至りやなどの欧州各国では「都市封鎖」など強健を発動している。
自粛を守らずに勝手に外出する国民に対して、世界各国では国民に催涙弾を発砲したり、警棒で殴打したりしている。
国民の感染を防ぐため・・・つまりは公益性を重視して、国が個人の移動の自由などを制限しているのだ。

そのような事例を知ってか知らずにか我が日本国民は、今回の日本での緊急事態宣言の発令を「遅いくらいだ」と答えている。
日本人としては「要請」レベルであっても、感染拡大が懸念される状況ではやむなしと他国と異なり自粛はする。
現に都市部では8割減を達成し、効果を上げている。
しかし、話題のパチンコ店などの反社会的な企業は「要請」に応じなかった。

そんな状況に国民は怒りとともに、政府や自治体の強制性のなさを嘆いている。
つまるところ、国民は「私権の制限」に賛意を唱えているのだ。
実は反対しているのはマスゴミだけであったりする。

このあたりメディアの実施している世論調査の疑わしさが垣間見える。
緊急事態宣言に私権の制限を行使する権限を持たせるには「憲法改正」が必要である。
上記のような世論が形成されているにもかかわらず、相変わらず「憲法改正」は賛成反対が拮抗するか、やや反対に分がある状況だ。

< つづく >

Tag : 読書

自宅の前でセルフカット

自粛期間にもかかわらず連休中も出勤しています。
通信関係のため、自粛する訳にはいかないようで、世間の白い目を気にしつつ通勤してます。
退社時間の18時になっても、この頃はまだ明るい。
今月の最初に「立夏」、そして来月は「夏至」。
夏がもう来ているんですね。

夕月

ほの明るい帰り道。
ひとり、とぼとぼと住宅街の路地を歩いていると、戸建ての玄関前でご家族が団らん?
なんだか、楽しそう。

近くまで歩くと、なんとお母さんがお子さんを散髪していました。
そういえば、理容店も1000円カットも閉店中。
来月にならないとカットもできないんですよね。
それでか、お母さんが散髪セットを使って髪を切っていました。

そういえば、僕も子供の頃は母がカットしてくれていた。
自宅には散髪バサミも、梳きバサミもあり、いまでも多分仕舞ってあるに違いない。
懐かしいなぁ・・・。

お子さんは髪がつかないようにカッパみたいなものを着て、椅子にちょこんと座っている。
家の中では散らかるからだろうか。
玄関前のガレージの一部を使ってセルフ床屋。
自宅用のハサミがあるんだから、普段もそうしているのだろうか・・・。

自粛で窮屈な毎日ですが、オープンエアで散髪なんて、ちょっと気持ちよさそう。

中折れ帽
プロフィール

無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

愛猫:
「うず」(十一歳没)
→*「愛猫思い出」(↓カテゴリ)

「小うず」二代目。H27年生。♂
→*「ネコ煩悩」」(↓カテゴリ)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ