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爽やかな皐月は短い快適な季節

今日で皐月も終わり。
四月と五月は一年でももっとも快適に過ごせる季節だ。

四月も入りバナは寒さが残っている。
だがやがて、桜が散って、ハナミズキやツツジが後を追う頃になると非常に良い。
湿気もなくて実に快適だ。

葦簀2

我が国は暑さよりも、湿気が実にやっかいだ。
まったくなければそれでいい、ということもなかろうが、砂漠地帯へ行くと意外にも快適だった。
豪州のエアーズロック・リゾートとケアンズをはしごしたことがある。
僕は海が好きなので、ケアンズを後回しの旅程にしたのだ。

これがまた大失敗で、ケアンズへ移動したら湿気がもの凄く感じてまいった。
しかし、これはきっと直前に湿気のない地域で過ごしたためだ。
先にケアンズへ行っていたら、もっと快適な旅行だったかもしれない。

話をもとにもどそう。
この本来快適な季節ののだが、今年は実に短かった。
梅雨入りが非常に早かったためだ。
今年は長梅雨らしい。
早く始まっても、早く終わるとは限らないようだ。

だが、早く終わって灼熱の真夏が長いのも困りものだ。
うちの「小うず」は去年、あまりの暑さに熱中症になりかけた。
どうもこいつはクーラーの部屋が苦手らしい。

梅雨の間はさほど暑くはなるまい。
以前、梅雨前に撒いた朝顔の種が、気温が上昇しないのでダメになったことがある。
まだいまのうちは普通に過ごせる。
うちは「小うず」のため意外には冷房はつけない。
だから真夏の期間は短い方が快適だ。

簾と朝顔2

しかし、そうとばかりいってられないよなぁ。
今年は果物の値段が高い気がする。
野菜はまだ、なんとかなっているけど、天候不順は作物の出来にも影響がある。
今年はちょっと一荒れあるかもしれない。

明日から、水無月だ・・・。

Tag : 多摩武蔵野自然

騙されるな!リスクを煽り立てる知事とメディア

高齢者へのワクチン接種が進んでいるようだ。
僕の母も先日、第一回目を受けたとのこと。
この武漢ウィルスは高齢者や基礎疾患をもつ人には重症化するリスクが高いと言うことだ。
このため、優先的に高齢者や基礎疾患を持つ人への接種が急がれている。

反対に若者は重症化やあ死亡する例はあまりない。
ならば現状の通り、危険な人への優先接種は当然だろう。
これらの世代への接種を迅速に終了させて、いい加減常態化した「緊急事態宣言」を解除して欲しい。

正直なところ、僕は緊急事態宣言に効果はないと思っている。
昨年のこの時期の最初の発令は仕方ないと思った。
なにしろこのウィルスの得体が知れなかったからだ。
だがいまや、もうこのウィルスの危険性はあまり心配ないことがわかっている。
重症化するリスクのある人だけ、免疫をもてばそう心配はない。

もういい加減、この休業要請などを連発する自治体の長や政府・厚生省に辟易している。
これらは効果的な手を講ずることができないから、「緊急事態宣言」を発令するしかないのだ。
緊急事態宣言に果たして効果があるのかは分からないけど、だせば手を下した気分になれる。
つまりは自治体の長などが「やった感」を出すために発令しているに過ぎない。

東京五輪エンブレム

この点、もっとも腹黒いのが東京都知事の小池氏だ。
この御仁は昔から「政策」らしいものが考えられないようだ。
防衛相時代の唯一の仕事は自衛隊の基地での食堂のお箸を木製からプラスティックへ変えたことだけらしい。
今回だって「三密」だの「ウィズ・コロナ」だの、流行語を量産しているだけだ。
興味深いのは、記者会見では無能な知事ほどフリップ芸を多用していることだ。

最近では百貨店が、メディアと知事たちの愚策に辟易して売り場を少しづつ拡大しているらしい。
日本人もついに怒りをみせたというべきか、あるいは科学的にものを考えるようになったのか・・・。
うがいマスク、手洗いやこまめな消毒をしていれば、そうそうクラスターなどは発生しない。

もう、本当にいい加減にして欲しい。

Tag : 文化

いつか祝いをシャンペンで・・・過去最大の赤字決算!

2日前の報道である。

某A新聞(不動産業)が「赤字441億円 過去最大「コロナ影響」」と決算が公表された。
日本と日本人にとってまことに喜ばしいことである。
この新聞はとにかく日本のためになっていない。
政治家になるのであれば、A新聞を政策アドバイザーにすれば良いと思う。
その逆が日本にとってよい政策だと思って良いからだ。

新聞

さて、某A新聞(不動産業)と書いた。
結構知られているが、この新聞社は本業といわれる新聞業では利益がさせないため、不動産収益でこれまで赤字を隠せてきた。
つまりは某A不動産とでも社名を変えた方がよいのかもしれない。
武漢ウィルスで新聞収益が激減するとは思えない。
まして、この新聞社はあれだけ消費増税を煽ってきたくせに、新聞は軽減税率対象とするよう懇願している。
まったくもって最低の新聞社である。

ウィルスの影響もないのに、なぜこのような大赤字を出したのか。
それは2014年の慰安婦問題の虚報が白日の下にさらされたこと、そして同年に東北大震災で福島第一原発事故二関する吉田証言の虚報あたりではないだろうか。
これを契機にこの新聞社の信用は地に墜ちた。
以来、定期購読者が激減し、さらに主な購読増が高齢化や死亡により減少して行っていることが大きな理由と思われる。
若者はすでに新聞離れしてしまっており、購読者は先細りするだけだろう。

スマホ

つまりは、いずれ赤字企業になるであろうことは予測されていたのだが、この武漢ウィルスにより不動産事業への影響がでたことで、加速化したといえるだろう。
社風もアカく、思想もアカ、そして最近では決算も真っ赤なようだ。

なんにしろ、日本を悪くする元凶のラスボスのひとつである同社が、いずれ消えゆくのを目の当たりにできてとても嬉しい。
僕の生きているうちに、確実に起こりそうだ。
その日はシャンペンで祝いたいものだ。

Tag : 文化

三島由紀夫著「小説家の休暇」読後感想(その3)

そこでも僕の目を満足させる作品はなかった。
どれもこれも西洋画みたいな日本画。
学芸員のような人に「日本画とはなにを指して日本画といっているのか」と質問してみた。
最終的に変えてきた答えは「作家の自己申告」というものだった。
変えるときに、エスカレータの後方に乗っていた老夫妻の言葉が耳に残っている。
「最近の作品はどれもうまいんだけど、おぉっこれ!ってのがないんだよな」

秋汀白鷺図

近代日本画は西洋化がすすんで、どれもこれも日本画的な魅力に欠ける。
油彩絵の具の代わりに岩絵の具をつかって油彩画のような物を画いているだけだ。
東洋画の「線」がまったく用をなしていない。
没骨やたらしこみのような小手先のテクニックを使って、「写実」を描こうとしている。
対象物の真実や神髄を見抜こうとする感性や洞察もない。
それが東洋画を死滅させているように思う。

日本画には「画題」というものがある。
例えば、「寒山拾得」や「西行」「富士山」「李白観瀑」などなど・・・。
これは落語や歌舞伎などでいう「演目」みたいなものだ。
古今の絵師は同じ「画題」について繰り返すように作品化されている。
「寒山拾得」などは作者のかずほどあるくらいだ。
だが、このように決められたテーマを競うことで、絵画の世界は深みを見せていると思う。

国宝 寒山拾得図

「芸術が共通の様式を失って、個々の方法意識によって生まれるようになったのが、近代の特徴ないしは通弊」
この言葉はまさしくこれを指弾しているように思う。
「個性の時代」とか「自由」とか「平等」・・・これらのリベラルが信奉する言葉にのせられて、各自勝手な作品を描くようになり技術も芸術的な深みも失われていった。
現代アートのなんとデタラメなこと。
「あいちトリエンナーレ」がよい見本だ。

やはり、ルールがあって初めて競技は面白くなるのだ。
例えばサッカーやバスケの試合で、選手が個々に自分勝手なプレーをしていたら成立しない。
やはり共通のルールや試合形式などがあって、初めて競技が成立する。
不自由があってこそ、制約があってこそ、新しいものが生み出されるのだ。

いまから60年以上前の時代の大天才が喝破した問題点は、いまにしてなお的確であり、より鮮明化されていると思う。

Tag : 文化歴史読書芸術小説日本画美術

三島由紀夫著「小説家の休暇」読後感想(その2)

途中、「わが意を得たり」のような文章があった。
「私の小説の方法」という文だ。
これは小説を書く時のノウハウを教えるような意図があったらしい。
無論、それは出版社側からの要請のようである。

子規庵1

ここで三島は「芸術が共通の様式を失って、個々の方法意識によって生まれるようになったのが、近代の特徴ないしは通弊」と言っていた。
小説のことを描いているにも関わらず、僕はこの三島の文章にひかれてしまった。
なぜか・・・・僕が三島をして近代日本の巨大な知性を呼ぶのはここにある。
この言葉は、現代日本にしてやはり通じる警告めいたメッセージだと思う。

おおげさかもしれないが、僕もこのところの芸術作品について同じ事を思うのだ。
たとえば絵画である。
以前僕は本格的に絵を習いたくて、いろんな公募展や作品展に足を向けた。
いずれを見ても魅力的な作品であると言い難かった。

田中訥言筆舞楽図

どれもこれも博物館で見る歴史的な名品とは比べようもない。
しかしそれも当たり前。
公募展の作品を観て幻滅するのは気が早い、と思った。
なぜなら公募展とはまだ未熟な技能者が作品発表する場である。
ならば・・・と日展へもでかけた。

< またつづく >

Tag : 文化歴史読書芸術小説

三島由紀夫著「小説家の休暇」読後感想(その1)

三島由紀夫の「小説家の休暇」(新潮文庫)という書籍を借りた。

小説もいいのだが、三島自身の思想を知りたいのであれば、そのままストレートにそれを著述したものを読むのがいい。
タイトルからはそのような本に見えないのだが、チラ見した限りではある程度の手ごたえがありそうだった。

新聞

冒頭から日記形式・・・で書き綴られている。
ただ、本当に日記なのかと思うとそれも疑問だ。
わかってはいたものの、三島の頭脳と僕の一般以下のそれとでは考えていることが違いすぎる。
日常からこのようなことを考えていたのであれば、やはり日々一刻一刻で何を考えているかで人間は違ってくる。
才能は平等ではないが、時間は平等だ。
それは同じ時間をどのように過ごしたかで人は差ができるものだ。

日々思ったことを気楽に書かれたようではなく、まるで哲学書を読むが如しだ。
したがって、目で文字を追って読むのでは、表面的な言葉をなぞるだけに終わる。
僕も大概の部分はそのようにしか読めなかった。

くらやみ祭13


さて、タイトルの「小説家の休暇」は収録された文章のひとつでしかなかった。
それ以外には芸術論や演劇論、文学論、絵画批評などさまざまなジャンルに及ぶ。
戯曲を書いているので、演劇論は当然のように思えた。
内容や三島の理論を理解したとは言い難い。
多くの個所を目だけで追ってしまっていた。

< つづく >

Tag : 文化読書芸術

明日の夜は皆既月食

今日はまるで夏な感じのお天気。
でも空気は乾燥していて、とても気持ちの良い初夏の候でした。
明日もこのまま続きそうです。

さて、明日の夜は皆既月食のようです。
皆既月食とは・・・。

地球を挟んで太陽の反対側に月が来ると、地球の影のなかに入ってしまいます。
すると、普段は太陽光を反射して輝いている月なのですが、地球の影で欠けていきます。
この状態が「部分月食」です。
そして、完全に地球の影に隠れると、「皆既月食」という状態になるのです。

皆既月食のときには、月はどのように見えるのでしょうか。
部分月食では地球の丸い影のはじっこで黒く欠けていきます。
となると、全部真っ黒になって見えなくなってしまうのか?

いえいえ、地球の大気による光の屈折で、月は赤銅色になるのです。
不思議ですね・・・。

月食

時刻は意外に早いです。
東京では皆既月食の始まりが20時09.4分。
終わりが20時28.0分です。
部分月食の始まりが18時44.6分で、終わりが21時52.8分。
月の出が 18時37.5分なので、地平近くで始まるようですね。
満月だから東の空ですよ~。

夜のお食事時の天文ショー。
僕もできれば双眼鏡をもって見てきたいです。

双眼鏡

Tag : 自然文化天文

ディズニー・シティ浦安の思い出

僕はかつていた会社では「転勤族」でした。
その割にはいろんなところへ言ったというほどではありませんが、それでも生涯ひとつ処で暮らしている人から見れば多いでしょう。
それぞれの地方は、それぞれ思い出もあります。
人との交流もあり、本当に思い出深い。

僕のふるさとである東京からみても近い都市にも暮らしました。
千葉県の浦安市です。
当時、小庵は貸していましたので、僕も同市内の借り上げマンションにいました。
社会人になってから初めて、駅から遠距離の場所にある場所で暮らしました。
僕は結構、駅チカなところでしか暮らしたことがありません。

お台場レインボー

このときは徒歩で20分、自転車で10分程度のところです。
JR京葉線の新浦安駅と地下鉄東西線の浦安駅の中間地点です。
駅までは湾岸高速を渡る橋を越えていかねばならないくらいでした。
基本、自転車で駅まで行き、天候の悪いとこだけバスを利用しました。
さほど便利ではありませんが、市役所が近かったのだけは便利。
住民票の異動は初日にできました。

賃貸経営オーナーが最上階に住んでいたマンションで3年くらい暮らしました。
温厚そうな人柄のご年輩オーナーで、土日などときおりお買い物からお帰りのところで見かけました。
僕が退去するときに、不動産会社の係の人が「実はオーナーさんがあなたのこと非常に気に入ってたんですよ」といわれた。
本当に意外なことを聞きました。
「退去されるときいて、本当にいい人を紹介していただいた」とお礼を言われたのだとか・・・。
なにをそんなに・・・、と問うと、「買い物帰りなどに会うと、いつもにこやかに挨拶してくれた」ことがそうなんだとか・・・。

3ネコ

とても驚いた。
僕はいつも仏頂面で、結構人からは苦手にされる事が多いので・・・。
よほどここの住人は愛想が悪いのだ、と思いました。
なにか僕が余程のことを意識せずにしていたのか、と思いましたがそんなこととは・・・。

その頃、僕は「うつ」を再発しかけていたので、ちょっと嬉しかった。
退去日にはお菓子を持ってご挨拶しました。
ありがとう・・・●●さんご夫妻。


白黒子にゃんこはお腹がすいてる

なにかにゃんこの記事を書きたいな、と思っていたら・・・。

こんな動画を見つけました。
白黒の子にゃんこにご飯を与えたというもの。
なんでもない動画ですが、野良ちゃんがごはんを食べる動画はけっこう好き。
ただ、餌付けになれると自然でなくなって、人も猫も困ったことになる。

こういう白黒にゃんこ好きです。
以前、人気ブログ猫がいましたね。
たしか、はっちゃんって名前だったと思うけど。

僕も中野の商店街で白黒をみかけました。
なでたかったけど、直ぐに逃げちゃった。



しかし、パンなんて食べるんですね。
痩せてるし、お腹もすいていそう。
うちの「小うず」もスリムですが、こんな風にいかにも痩せた感じはありません。
栄養不足ってかんじで可哀想です。

でも元気に一生を全うして送れよ。
うちの「こうず」は尿結石だから、野良になったら膀胱炎とか尿毒がまわったりして死んじゃうでしょう。
・・・いや、環境が違えば発症してない可能性も・・・あるのかな?

いいか、「小うず」。
お前はおとうちゃんがいるから生きているんだぞ!

Tag : ネコねこ

初夏の通り雨が連れてくる面影

この季節に合う曲と思います。

さほどメジャーな曲ではありませんが、僕はこの曲がとても好きです。
以前の僕は転勤族だったのですが、この曲を聴いて金沢辺りに赴任したらよさそう、などとなんとなく思っていました。
とくにこの曲と金沢には関係はありませんが、僕が直感的に思いついたのが金沢です。
おまけに金沢に行ったこともありませんけどね。

「プリズムレインに包まれて」



初夏の通り雨、とありますので、梅雨に入る前に降った雨でしょう。
空気もまだ爽やかなこの時期であればこその、雨上がりの虹の美しさ。
なんといっても、日本屈指のヴォーカリストである同氏の澄んだ清涼感のある歌声。
この頃はちょっと長髪気味だったのですね。

この曲が入ったアルバムは「here&there」といいますが、良い曲が多いです。
「OKINAWA IN MAY」という曲も素晴らしい歌でした。

こっちもついでにご紹介しちゃいましょう。

Tag : 文化

プロフィール

無心庵ひょっとこ斎

Author:無心庵ひょっとこ斎
郷土と自然とネコをこよなく愛する多摩っこ。

愛猫:
「うず」(十一歳没)
→*「愛猫思い出」(↓カテゴリ)

「小うず」二代目。H27年生。♂
→*「ネコ煩悩」」(↓カテゴリ)

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