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今日は『秋季皇霊祭』【二十四節気】今日は「秋分」

さて、今日は祭日と二十四節気が一緒の日のため、タイトルに苦労する。

俗には「秋分の日」という祝日だが、もとは皇室由来の祭礼のある日であり「秋季皇霊祭」という。
歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式で、宮中祭祀のひとつで、大祭。
「秋季皇霊祭」はいまでも宮中にて執り行われている。
我々一般国民もその意味や重みをしっかりと押さえておきたい。



「秋分」とは、地球の赤道と、太陽の通り道である黄道が交差する2点のうち、秋に交差する点だ。
春の交差点を「春分」と呼ぶ。
江戸時代の暦便覧には秋分は「陰陽の中分なれば也」と記されており、秋の真ん中の季節であると説明されている。
太陽の日の出と日の入りが丁度真東・真西となっていて、昼と夜の長さがほぼ同じ日である。
このため古代よりこの日を基準にして耕作のための暦が作られている。

「秋分」の日には太陽が真東から昇り、真西に沈む。
このため、彼岸と此岸がもっとも近いとされている。
お彼岸はご先祖様を供養するために、お墓参りをする習慣がある。
「秋分」を挟んで、それぞれ三日間の計7日間が春秋の「お彼岸」だ。

ご先祖様や墓前には「おはぎ」「ぼたもち」をお供えする。
これはそれぞれのお彼岸の季節に由来してるが、「おはぎ」は秋の草花である「萩」を、「ぼたもち」は春の草花「牡丹」から来ている。

季節的にも、「暑さ寒さも彼岸まで」という。
これから涼しくなってますます秋らしくなっていくだろう。

日章旗2



Tag : 文化多摩武蔵野歴史自然天文

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