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梅の咲く春の山里に庵を結ぶ

もうじき梅の季節ですね。

春が近づく印として梅の花がやっぱり思い浮かべられます。
梅と言えば、「令和」の元号ですっかりと有名になった万葉集の梅の巻。
でも梅を和歌に詠んだのは、なにも万葉の時代のひとだけではありません。

「梅が香にたぐへてきけばうぐひすの聲懐かしき春の山さと」

梅が香にたぐへてきけば鶯の聲懐かしき春の山さと

西行の歌です。
「梅の香りにたぐり寄せられて来た鶯の鳴くのを聞けば、その声は懐かしい春の山里を思い出す。」
という感じでしょう。
かつて昔に庵をむすんだ山里の様子を梅の香りから記憶を呼び起こしたのでしょうか・・・。

西行は平安時代から鎌倉時代の初頭の人物で、武士でありその後出家して僧侶となりました
かなりの歌の上手であり数々の秀歌を残しています。

文京の梅3


Tag : 文化武蔵野多摩歴史和歌芸術

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