無心庵山居日記
市中にて心静かに山居生活を送る
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青山×百田「終戦の日と日本人」(その2)
さて、この番組【前編】【後編】でも紹介されていましたが、
例えばハワイの真珠湾にあるアリゾナ記念館などでわかるよう
に、米国人は日本軍に相当のリスペクトを持っているようです。
日本では、やれ軍国主義だの、右翼だのとまるで悪魔の手先
みたいな言われようですが。
青山さんの話は、今回に限らず以前関西で放送されていた
報道番組でも紹介されていますが、実際に米軍関係者に取材
しているので説得力があります。
だけど、どうしても僕には違和感というか、戸惑いがあります。
何故なら、アメリカ兵は戦艦大和を撃沈したのちに、海上を
漂う日本兵を機銃で殺害している。
いわゆるバンザイ・クリフで自害する日本人を観て歓声を上げ
て見物している。
そして、東京空襲や悪魔的な実験である原爆投下で無辜の民
間人を大量殺戮している。それも、二度までも。
日本が戦犯国であるなら、この米国の非道はなんなのか。
そういう残虐性と、日本軍を尊敬の念でみるという二面性が、
どうにも腑に落ちない。
青山さんが米国寄りというわけではない。
実際、彼はその残虐性とリスペクトを両方とも言及している。
米国の原爆投下は重大な国際法違反・戦争犯罪と断じている。
二面性というのは、人は確かにある、というのは理解できる。
僕だってネコを愛しているけど、魚は食べる。
そういうことなのだ、と頭で理解しても納得のいかないことは
世の中有り余るほどある。
日本海軍はマレー沖海戦で、英国の誇る戦艦・プリンス・
オブ・ウェールズとレパルスを航空機による爆撃で沈めて
います。
この時代、航空機で海に浮かぶ要塞・戦艦を沈めるなど、
画期的なことだそうです。
それを日本の空戦隊は、非常にフェアな精神で実行した。
レパルスを沈めたのちに、大破したプリンス・オブ・ウェールズ
については、乗員の退艦のため30分、空で待機したそうです。
航空機の燃料も限度があるのに、その要請を聞き届けてから
戦艦を撃沈したそうです。
片や米国、米軍。
百田尚樹の「永遠の0」のラストに書かれた、ゼロ戦で特攻した
搭乗員の遺体を、米兵が丁寧に葬ったというエピソードは実話
らしく、この番組でも青山さんが紹介しています。
結局、戦場で互いに死を賭して向かい合ったもの同士、通じる
ものがあったということなのでしょうか。
戦後、米国は歴史に正しく向かい合った軍人や研究者には
フェアな精神が受け継がれたということなのでしょうか。
日本人にも卑劣漢はいるし、米国にも紳士はいる。
悪魔のような所業は確かに米国が犯した罪ではありますが、
現状我が国は領海・領土を脅かされています。
強欲で独善的ではありますが、フェアな精神も確かにある
米国と手を組むことは、必要なことであるとは思います。
被害者意識にのみ生きる悪い見本を、現代の日本人は
知っています。
釈然としませんが、まぁ、国ともなればいろんな人格の集合体
ですから、より複雑なのはわかります・・・。
例えばハワイの真珠湾にあるアリゾナ記念館などでわかるよう
に、米国人は日本軍に相当のリスペクトを持っているようです。
日本では、やれ軍国主義だの、右翼だのとまるで悪魔の手先
みたいな言われようですが。
青山さんの話は、今回に限らず以前関西で放送されていた
報道番組でも紹介されていますが、実際に米軍関係者に取材
しているので説得力があります。
だけど、どうしても僕には違和感というか、戸惑いがあります。
何故なら、アメリカ兵は戦艦大和を撃沈したのちに、海上を
漂う日本兵を機銃で殺害している。
いわゆるバンザイ・クリフで自害する日本人を観て歓声を上げ
て見物している。
そして、東京空襲や悪魔的な実験である原爆投下で無辜の民
間人を大量殺戮している。それも、二度までも。
日本が戦犯国であるなら、この米国の非道はなんなのか。
そういう残虐性と、日本軍を尊敬の念でみるという二面性が、
どうにも腑に落ちない。
青山さんが米国寄りというわけではない。
実際、彼はその残虐性とリスペクトを両方とも言及している。
米国の原爆投下は重大な国際法違反・戦争犯罪と断じている。
二面性というのは、人は確かにある、というのは理解できる。
僕だってネコを愛しているけど、魚は食べる。
そういうことなのだ、と頭で理解しても納得のいかないことは
世の中有り余るほどある。
日本海軍はマレー沖海戦で、英国の誇る戦艦・プリンス・
オブ・ウェールズとレパルスを航空機による爆撃で沈めて
います。
この時代、航空機で海に浮かぶ要塞・戦艦を沈めるなど、
画期的なことだそうです。
それを日本の空戦隊は、非常にフェアな精神で実行した。
レパルスを沈めたのちに、大破したプリンス・オブ・ウェールズ
については、乗員の退艦のため30分、空で待機したそうです。
航空機の燃料も限度があるのに、その要請を聞き届けてから
戦艦を撃沈したそうです。
片や米国、米軍。
百田尚樹の「永遠の0」のラストに書かれた、ゼロ戦で特攻した
搭乗員の遺体を、米兵が丁寧に葬ったというエピソードは実話
らしく、この番組でも青山さんが紹介しています。
結局、戦場で互いに死を賭して向かい合ったもの同士、通じる
ものがあったということなのでしょうか。
戦後、米国は歴史に正しく向かい合った軍人や研究者には
フェアな精神が受け継がれたということなのでしょうか。
日本人にも卑劣漢はいるし、米国にも紳士はいる。
悪魔のような所業は確かに米国が犯した罪ではありますが、
現状我が国は領海・領土を脅かされています。
強欲で独善的ではありますが、フェアな精神も確かにある
米国と手を組むことは、必要なことであるとは思います。
被害者意識にのみ生きる悪い見本を、現代の日本人は
知っています。
釈然としませんが、まぁ、国ともなればいろんな人格の集合体
ですから、より複雑なのはわかります・・・。
Tag : 歴史
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