■ 金メダルラッシュに沸いた。東京五輪が終了した。日本勢の金メダルラッシュに沸いたが団体球技でもいくつかメダルを獲得した。男子サッカーは3位決定戦で敗れてメダル獲得を逃したが野球とソフトボールが金メダルを獲得して女子バスケは史上初となる決勝進出を果たした。決勝戦は6連覇中のアメリカに力負けをしたがそれでも銀メダルを手にした。193センチの渡嘉敷を欠く中、センターの高田を中心として全員バスケで旋風を巻き起こした。
今回は開催国なので予選なしで五輪に出場することが出来たが男女アベック出場となった競技は明暗がくっきりと分かれた。サッカーは男子がGLを3連勝で突破するなど4位と結果を出した一方で女子はベスト8止まりだった。バレーボールも女子はGL敗退だったが男子は29年ぶりに五輪で勝利をつかむとGLの最終節でイランとの死闘を制して同じく29年ぶりの決勝Tを果たした。男子バレーが久々の五輪で躍動した。
バスケも好対照の結果になった。女子が銀メダルを獲得した一方で男子は3連敗に終わった。NBAの八村と渡邊雄太を擁する男子バスケは「史上最強の顔ぶれ」だったが世界の壁は厚くて高かった。スペイン・スロベニア・アルゼンチンはいずれもNBAで活躍するスターを擁しているので始まる前から「3連敗の可能性が高い。」と言われていたが下馬評を覆すことは出来ず。2戦目のスロベニア戦は35点差の敗戦だった。
■ ソフトボールが金メダルを獲得男子の野球はアメリカや韓国を下して金メダルを獲得した。プロ野球のスター選手をずらっと並べた日本に対してアメリカは2Aや3Aの選手が中心となった。「楽に勝たないといけない戦力差」はあったと思うが決勝のアメリカ戦も接戦になった。アメリカ野球の底力を感じる試合になったが投手陣がしっかりと守って金メダルを手にした。公開競技だった1984年のロス五輪以来なので「かなり久しぶりの金メダル」となる。
五輪の舞台では男子の野球とセットで語られることが多いソフトボールも見事に金メダルを獲得した。2008年の北京五輪で活躍した鉄腕・上野は39歳になっても健在だった。決勝の相手はアメリカ。13年前と同じ顔合わせになったがドラマチックな決勝戦になった。野球もソフトボールも次回のパリ五輪では再び除外されるがその次の2028年はロス五輪になる。アメリカ開催なので五輪に復活することが期待される。
野球とソフトボールが揃って金メダルを獲得したがソフトボールを久々にTVで観て改めて面白い競技だと感じた。女子野球がソフトボールの競争相手になるが女子野球はパワーやスピードに欠けるので男子の野球とは比較にならないレベルである。グラウンドの広さが面白味を損ねているがソフトボールのグラウンドは適度な大きさなので一瞬も気を抜くことは出来ない。正確さとスピードの両方が求められる。
「それぞれの競技には世界大会(W杯)がある。五輪はもはや必要ない。」という人は多いがソフトボールの世界大会やW杯はなかなかTVで中継されず。ネット配信はされると思うがわざわざネットでソフトボールの国際試合を観ようとする人は少数である。日本国内ではある程度のレベルで知られているソフトボールでさえ五輪でないと見向きもされない状況である。「五輪の持つパワーは大きい。」というしかない。
■ 「一発逆転のチャンスがある。」非メジャー競技にとって五輪代表は夢の舞台である。「一発逆転のチャンスがある。」というのは大きい。フェンシングが史上初の金メダルを獲得したが2008年の北京五輪のときに太田雄貴がメダルを獲得したことでフェンシングを取り巻く空気は一変した。それまではフェンシングと言われても「どんな競技なのかすら知らない。」という人が多かった。北京でのメダル獲得でフェンシングの認知度は飛躍的に高まった。
「普段、観る機会はほぼない競技がTVで中継されて注目を集めるようになる。」というのは五輪ならではである。今回の五輪は新競技もたくさん採用されたが男女のスケボーは揃って金メダルを獲得しただけでなく競技自体の面白さも日本中に伝えることが出来た。スケボー界にとって極めて有意義な大会になったと言える。競技人口が増えるのは確実なのでこのチャンスを是が非でも生かしたいところである。
逆に競技自体の魅力がうまくお茶の間に伝わらなかった競技もいくつかある。空手(KARATE)も新たに採用された新競技になるが「分りにくい。」と悪評だった。五輪はアスリートが人生をかけて挑んでくるので「どの競技でもたいていは面白い。」と言えるがルールがわかりにくい競技は一般人の受けは良くない。ようやく五輪競技として採用されて広くアピールをしたかったが残念ながらプラスにはならなかったと言える。
空手は残念だったが「スケボー」、「フェンシング」、「女子ボクシング」以外にも「飛び込み」や「BMX」や「競歩」なども「何気なく観ていたら面白くてはまってしまった。」という人は少なくなかったと思われる。相手がある以上、メダル獲得や入賞といった結果を出ないケースもあるが競技自体の魅力が広く知られるようになると人材は集まりやすくなる。トータルで考えると「いい五輪になった。」と言えるのではないか。
→ 2013/09/10 2020年の東京五輪の開催決定に思うこと
・【パリ五輪】3年後の本大会のメンバーに選ばれると思う選手は?(GK/DF)
・【パリ五輪】3年後の本大会のメンバーに選ばれると思う選手は?(MF/FW)
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