浦和レッズ A-→ リーグ戦では7位に終わったがACLでは見事に2007年以来のアジア制覇を達成した。莫大な額のDAZNマネーを手に入れることは出来なかったがクラブW杯に出場して5位決定戦でアフリカ王者のカサブランカに勝利したことで相当な額のお金を手に入れることが出来た。J1での不振をACLとクラブW杯で挽回することが出来たがすでにMFマルティノス(横浜FM)とDF岩波(神戸)の加入が確実視されている。
堀監督になってから「4-1-4-1」をメインシステムとして採用するようになったが『突破力のあるサイドアタッカー』と『空中戦に強いCB』の2つが明確な補強ポイントだった。横浜FMも神戸も共に天皇杯で準決勝まで勝ち上がったので正式には加入は決まっていないがこの2人が加入するとなると大きな戦力になるだろう。今オフもピンポイント補強になる可能性が高まっているが「弱点を補う効果的な補強」と言える。
キュラソー代表のMFマルティノスはドリブル数がJ1で最多。右サイドからの攻撃は活発になるだろう。さらに「90分あたりのスプリント回数」もJ1で6位となる28.23回。走力も大きな武器になる。一方のDF岩波は186センチの長身なので空中戦に期待がかかるが不安な数字について触れると「自陣での空中戦勝率」が46.7%。J1のレギュラー格のCBの中では42.6%のDF千葉(広島)に次いで2番目に低い数字だった。
今シーズンの浦和は「クロスからの失点」が非常に多かったのでDF岩波にかかる期待は大きいが「自陣での空中戦勝率」の数字を見ると過度な期待は禁物と言える。他にはMF山田直(湘南)が期限付き移籍から戻ってきてMF矢島慎はG大阪への移籍が決定した。インサイドハーフのポジションは守備力も求められるのでタフに戦えるMF山田直の方が期待は出来る。MF柏木とMF長澤を脅かす存在になることが期待される。