■ 自力でのJ2残留はかなり難しい状況J2に昇格して1年目の2016年は秋以降にやや失速して12位に終わったが途中までは7位前後をウロウロしていた。持ち前の攻撃サッカーで旋風を巻き起こしたが一転して昇格2年目の今シーズンは苦しい戦いになっている。37節を終えた時点で8勝25敗4分けで勝ち点「28」。残り5試合となった時点で自動降格圏となる21位に位置する。20位の讃岐との差は「7」。22位の群馬との差は「9」。J3降格の危機を迎えている。
ここ最近はずっと上位陣との対戦が続いたがここからの5試合は中位以下のチームとの対戦が多くなる。20位浮上は決して不可能ではないが4勝1敗や4勝1分けでも逆転するのは難しいと思われるので5連勝が必須である。ここまでの37試合で8勝のチームが残り5試合で全勝する確率はやはり相当に低いので「山口が残留できるのか?否か?」のカギを握っているのはJ3で上位争いをする秋田と沼津の2チームと言えるだろう。
「J2ライセンス」を取得していない秋田や沼津が2位以内に入ってJ2からJ3への降格枠が減ることを期待する方が希望は膨らむ。完全な他力本願になってしまうが栃木SCが快進撃を見せているので「秋田と沼津の2チームがJ3の上位2チームを占める可能性」はかなり低い。最下位の群馬との差は「9」なのでよほどのことがない限りは追い抜かれることはないと思うが「22位に転落しないこと」も重要になってくる。