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【サッカー】 Jリーガーの不祥事は今後も無くならないだろう。 | | |　

■　またしてもJリーガーの不祥事が発生

大卒1年目となる甲府のMF道渕はJ1で4試合に出場している。近年のJリーグで成功者がたくさん出ている明治大の出身。サイドアタッカーとしてクラブでは期待を集めていたが「知人の女性に暴力を振るったとして暴行容疑で警視庁に逮捕されたことをお知らせ致します。」と甲府の公式サイトが発表した。事件が発生したのは2017年７月23日で場所は東京都内。「本日7月28日現在、拘留されています。」という。

甲府の公式サイトでは「拘留(こうりゅう)」と記載されているが、「勾留(こうりゅう)」が正しいのではないか？と言われている。調べてみると

　・「拘留」→既に判決が下された後の刑罰の一種
　・「勾留」→逮捕されてから判決が下るまでの間に刑務施設に被疑者(被告人)を収監すること

と記載されている。「勾留」は身柄を釈放すると証拠隠滅や逃亡の恐れがあるため、これを防ぐための処置であるが、今回の件、判決が下されていることはあり得ないので「拘留」の可能性は無い。単なる誤変換だと思うが、新スタジアム問題が進展するなど明るい話題で盛り上がっていた甲府にとってはショッキングな出来事になった。J1の再開を目前に控えていたサッカー界にとっても水を差す不祥事と言える。

※　公式サイトはすでに修正済み。

■　情報を整理すると・・・。

詳細についてははっきりしていないが報道されている内容をまとめると

　・知人の女性に暴力を振るった。
　・暴行容疑で警視庁に逮捕された。
　・事件が発生したのは2017年７月23日の夕方。場所は東京都内。お台場の建物の中。
　・殴る蹴るの暴行を加えた疑い。
　・女性は全身打撲などのケガをした。
　・「ささいなことでカッとなって暴行してしまった。」と容疑を認めているという。
　・逮捕された23日は昼の12時ごろまで練習があった。翌日は練習が休み。
　・佐久間副社長が28日に接見。泣きながら反省していたという。

となる。クラブとしては事実関係を把握した上で厳正に対応する方針というが「契約解除」は免れないだろう。おそらく、知人女性というのは彼女だったと思うが、「殴る蹴るの暴行で全身打撲の怪我」というのは印象が良くない。特にボールを蹴ることが仕事となるサッカー選手なので「女性を蹴る。」という行為に対するイメージは最悪である。原因や理由ははっきりしないが擁護のしようがない愚行と言える。

■　大きなイメージダウンとなるが・・・。

有望視されていた選手だったので甲府にとっては戦力的に大きなマイナスと言えるが甲府というと昨年の10月にも「クラブの秩序風紀を乱す行為があった。」という理由でV・ファーレン長崎に期限付き移籍中だったMF松本大が契約を解除されるという不祥事が起こった。MF松本大の件について詳細ははっきりしていないが(甲府から長崎に期限付き移籍だったとは言っても)2年連続で悪いニュースで話題になってしまった。

当然のことながら、ほとんど全ての一般の人はMF道渕のことを知らないので「甲府のMF道渕が逮捕された。」ではなくて「Jリーガーが逮捕された。」となる。JリーグならびにJリーガーに対する大きなイメージダウンとなるが、甲府のような地域の人に支えられてやり繰りをしているクラブにとっては痛すぎる話である。スポンサーが着実に増えていることが話題になっているがその方面でも影響が出るのは必至である。

「このような問題が二度と起こらないよう、選手やスタッフに対する指導も徹底してまいります。」とクラブは再発防止を表明したが、MF松本大の件で一度、痛い目に合っているので、おそらく、今年の新加入選手であるMF道渕やMF曽根田やDF小出(※ いずれも大卒ルーキー)などに対しては例年以上にしっかりとした(社会人としての)教育を行っていたと思うのでクラブ関係者のショックは大きいだろう。

この件で甲府ならびにJリーグの各クラブの教育方法を批判する人も出て来ると思うが、セミナーのようなものを何度か開いたとしてもどれほどの効果があるのか？は疑問である。再発防止策としてクラブができることの1つは「これまで以上に人間性を重視して選手を獲得すること」であるが、プロスポーツの場合、「真面目」と言われる選手よりも「ヤンチャ」と言われるような選手の方が大成しやすいところもある。

「Jリーグの各クラブの教育はいったいどうなっているのか？」、「Jリーガーのモラルは低すぎる。」と言われてしまうが、こういう不祥事を無くすことは不可能に近い。JリーガーはJ3までを含めて約1,500人ほどいるが、今後も年に何回かはこういう残念なニュースが大きく報道されてサポーターが憤ることになるだろう。ゼロに近づける努力は継続して続けなければいけないが無力感を感じるニュースである。

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